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Husqvarna NUDA900Rの魅力とは!?似たバイクがあるかも探してみた

Husqvarna NUDA900Rの魅力とは!?似たバイクがあるかも探してみた

Husqvarna NUDA900 / NUDA900Rの紹介と魅力、困った現状をお伝えします。
入手困難なので、似たバイクはあるのか探してみました。

2012年に発売されたそのバイクは、今でも人を魅了しています。特に私。

しかし、発売当時は不人気だったり販売期間が短かったせいで今では希少種に。
今やプレミア価格が付くほどの人気車種となりました。

そんなNUDA900 / NUDA900Rにはどんな魅力があるのか。
約10年、乗り続けている私が語ります。

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魅力たっぷり Husqvarna NUDA900R(ヌーダ900R)!

まずは、オーナーズマニュアル記載をもとにスペックをまとめました。

ホイールベース1,495mm   エンジンタイプ並列二気筒、4ストローク
全長2,190mm冷却方式水冷式(電動ファン付)
全幅893mmボア84mm
全高1,220mmストローク81mm
シート高NUDA900 870mm
NUDA900R 875~890mm
排気量898㎤
最低地上高195mm圧縮比13:1
車両整備重量
(燃料無し)
185kg最高出力77.2kw
105HP
乾燥重量174kg最高出力回転数8500rpm
燃料タンク容量
(リザーブ3L 含む)
13L最大トルク100N・m
10.2kgf・m
最大トルク回転数7000rpm

さすがに10年以上前のバイクなので、スペックだけ見ると車両重量の軽さくらいで優れた部分はすくない。

ですが、NUDA900Rにはスペックからは読み取れない魅力がたっぷりあります。

他に類を見ないデザイン

NUDA900R

平面を多く取り入れたポリゴンっぽいデザインかと思いきや、曲面もあったりする複雑で独特なデザインは一度目にすると忘れられない。


ガソリンタンクをシート下に押し込んだことで実現したシュラウド?からシートにかけてのセクシーなラインはネイキッドでは見たことがなく、今でも見惚れます。

それもそのはず。世界三大デザイン賞の一つ「レッドドッドデザインアワード」で2012年にBEST OF THE BESTを受賞しています。

モタードとネイキッドバイクのクロスオーバーモデルとして開発されたことから、オフロードバイクから派生したモタードとはまた違うネイキッドから派生した新しいジャンルモーターサイクル、それがNUDA!

雑誌の記者さんに「どこのオフ車ですか?」って聞かれたことは一生忘れないぞ!

すごいぞエンジン!

よく言われるのは独特な排気音。パンチの効いたカラダに響くサウンド!
これはエンジンのチューニングによるものでしょう。

当時、ハスクバーナはBMW傘下だったことから、BMW F800シリーズをベースに開発されました。フレームはF800GS等と全く同じに見えますが、エンジンは排気量を800ccから900ccにするだけではなく、内部にかなり手が入っています

・クランク変更(360° → 315°)
・ロングストローク化(75.6mm → 81mm)
・高圧縮化(12 → 13)
かっこいい赤ヘッド!

エンジンもそのまま流用できたのに、まったく別のエンジンを作っちゃうところに気概を感じずにいられません。

つまり粋だよね!

バイクショップでタペット調整してもらったときに「このエンジンはもはやレーサー!試運転も楽しかった!」って言われたことは宝物だ!

軽さは正義だ

NUDA(裸)の名前通り、いらないものをどんどん取っ払った結果、総重量が185kg900ccのネイキッドでこの軽さはほかにないんじゃないかと思います。

ここに効きすぎるブレーキと特別なエンジン、「R」にはブレンボなどの足回りを組み合わせたもんだから、走りも楽しいスペシャルバイクになったんですね。

それに、ハンドル切れ角が大きいので取り回しはとても楽です!

そして、かわいいロゴにはストーリーがある

ハスクバーナのロゴってかわいくないですか?ヒイキですかね?

このロゴの起源は、その昔スウェーデン王室向けの銃を製造していたところにあります。マスケット銃という古いタイプの銃の照準をイメージしてデザインされたそうな。

今はチェーンソーなどの林業なイメージが強いですが、あのハーレーダビッドソンに並ぶ古い歴史があったりするんです。

ここが困るぞ Husqvarna NUDA900R!

いくらかっこよくても10年以上前のバイク。何かと問題が出てきます。そのなかでも、NUDA特有の困ったところを抜粋してご紹介します。

正直、今から手を出さないほうが良いバイクかも。

ハスクであってハスクではない

今のハスクバーナディーラーでは整備をしてもらえないことが多いです。むしろ、どのお店に行っても断られる可能性があります

ハスクバーナはたくさんの企業に売却され続けた歴史があり、今ではKTMと同じ傘下。おなじハスクでも中身は全くちがいます。

2013年以前のモデルを赤ハスク、2014年以降を青ハスクと呼び分けるくらい違うんです。

軽微な整備であれば対応してもらえるかもしれませんが、重整備や電子制御関係になると、そのバイクに合った専用工具が必要になるので、対応したくてもできない状況になっています。

対応してもらえそうなお店としては、NUDAの新車を扱っていたディーラーや個人ショップ。BMWの個人ショップでFシリーズに強いところを探すのもアリかも。

チナミニ仙人
チナミニ仙人

ちなみに過去にお世話になったショップのうち、2店舗がMVアグスタのディーラーじゃった。NUDAの取説にはなぜかMVアグスタのロゴが載っておるんじゃが、これと関係あるんじゃろうか。

整備性が悪い

デザインを優先したせいか、とてつもなく整備しづらいです。


ラジエターのリザーブタンクの補水にはNUDAをNUDA(裸)にする必要があるし、バッテリーの取り外しは知恵の輪。スパークプラグの交換にはリヤショックを外すとか冗談みたいなことをします。

工夫をすれば取り外す部品を減らせますが、整備性が悪いのは変わらないです。

純正部品の生産が終了している

純正部品は在庫分しかありません

外装パーツはすでに廃版なのでコケラレナイ。。。

一部、BMW Fシリーズの部品を流用できるのが救いでしょうか。NUDAの弱点ウォーターポンプは、Fシリーズの物が無事についたのでホッとしました。

ちなみに純正部品をどこから入手しているかというと
意外とWebikeから注文できたりもします。最近、Webikeから純正部品が買えなくなりました

NUDA900Rに似たバイクはあるのか

魅力たっぷりなNUDA900Rをご紹介してきましたが、いまや入手は困難な状態です。

NUDAが特別すぎて次のバイクが見つからない!
NUDAが欲しすぎるけど見つからない!

そんな皆さんのために、NUDAに似たバイクを探してみました!

見た目から探す

NUDAの特徴的な外観は今でも古さを感じませんよね。そういった深みを感じるデザインや似たコンセプトをもつバイクを探してみました。

・Husqvarna SVARTPILEN 401

まずは同メーカーのスヴァルトピレン。

タンクのでっぱりとかなんとなく似てる気がしませんか?
ただ、ベースがKTM DUKE390。短気筒エンジンなので音やパワーは全く別物です。

– 【2024モデル】ハスクバーナのネイキッド、ピレンがフルモデルチェンジ!何故かNUDA味が・・・ –

・Indian MOTORCYCLE FTR

展示会に出品したワンオフカスタム車の評判が良すぎたので開発・販売しちゃった車両です。


ネイキッドやモタードではなくダートトラッカーですが、「山道を駆け抜けるのにも、街中を走り回るのにも、スタイリッシュな通勤にも適した、俊敏なハンドリングを実現するバイク」というところがNUDAにも通ずるなと感じました。
とても気になるバイクなんですが、重量が233kgと重いのが惜しいですね。

排気音から探す

一番の魅力といわれる排気音。

ベース車両のF800シリーズと聞き比べても全く似ていないので、位相クランクの角度や排気量の違いからと仮定し、似た排気音がしそうなバイクを探してみました。

パラレルツイン(並列二気筒)ではクランク角は180度、270度、360度が主流で315度はなかったのでVツイン(V型二気筒)から探しました。

・Buell XB9S/XB9R

ハーレーエンジンのバンク角は45度。つまりクランク角315度みたいなものです。

Buellのエンジンはハーレーをベースに開発されたのでバンク角も同じ45度。排気量もほぼ同じ。

スポーツスター883でもよかったのですが、初めての大型バイクがXB9Rだったのでこっちを選びました。アイドリングの独特な鼓動感と4~5000rpmくらいは確かに似ている気がします。

ただもう中古車しかなく、純正部品の生産は終了してるんですよね。それに、空冷エンジンなので特性は全く別物です。

・HONDA BROS Product One

水冷Vツインでバンク角52度!なのでクランク角換算で308度。

実物の排気音を聴いたことがないので何ともですが、スペックだけで見ると近いんじゃないでしょうか。

こちらも中古で探すしかありませんし、結構昔のバイクです。

・YAMAHA BOLT

新車で購入可能なバイクも探してみました。

空冷Vツインですが。バンク角60度なのでクランク角換算300度ですね。

こちらも実車をしっかりと比較していませんが、いい音だとは感じましたよ。

車両スペックから探す

軽い車体にトルクフルなエンジンを積んだことで「軽快な乗り味」「楽な取り回し」を実現したのも特徴です。

ネイキッドの中から車両スペックをもとに近しいバイクを探しました。

 ・YAMAHA MT-09/SP

2気筒パラレルツインで900cc!車両重量は190kg。

NUDAより5kgほど重いですが、パワーはMT-09の方が高いです。

さらに、レッドドットでWinnerを受賞しています。NUDAはその上のBEST OF BESTですがね!
見た目が気に入ればぜひどうぞ。

・KTM 890 DUKE/R

2気筒パラレルツインで889cc!こちらもパワーはNUDAより高いです。

それよりも、伝えたいことは車両重量が174kgしかないこと!「600ccクラスに匹敵する俊敏性と扱いやすさを兼ね備えたモデル」ということなんで、気兼ねなく乗れそうです。
独特のKTMサウンドが好きならぜひどうぞ。

NUDA乗りの私が気になるバイク

最近、私がバイクに求めているものが分かってきたんです。

「デザインにこだわりがあって、軽くて、ぶん回さなくても楽しくて、あんまり人と被らない」ちょっと贅沢でしょうか。

しかし!これをもとに、次に乗ってみたいバイクを探してみました。

・Indian MOTORCYCLE FTR

またまた登場!重さは気になりますが、やっぱりデザインに惹かれます!本当はFTR750が欲しいんですが、レース専用モデルで販売されていませんでした。

同メーカーのSCOUTを試乗したことがありますが、昔の2ストロークエンジンみたいに高回転からの伸びがすごく、ハーレーとは別物の乗り味でした。

FTRは昔のカラーが好きだったけど、前後ホイールサイズの変更や停車時に1気筒が休止するエコなシステムなどが追加されたので、現行の方がよさそう。

・STREET TRIPLE 765 RS

実は初代から気になっていたモデルです。当時、中型免許しかもっていなかったので、免許があれば乗っていたかもしれません。

3気筒エンジンという不思議バイクですが、それにはしっかり理由があります。4気筒の高回転域の伸び、2気筒の低回転域のトルク。その両方を求めた答えが3気筒だったそうです。

189kgの車体からはNUDAをはるかに超えるパワー(130ps)を絞り出します!

横から見た時のヘッドライト周りのシルエットが少し気になりますが、そこ以外は攻撃的でかっこいいと思います。

・Ducati Hypermotard 698 Mono

ついに本命が来た感じです。

ドゥカティ初の本格的スーパーモタード、Hypermotard 698 Mono(ドゥカティ ハイパーモタード698モノ)。
新開発のシングルエンジンと軽い車体、洗練されたデザインはとても魅力を感じます。

期待が膨らみすぎて、公開されている情報をもとに比較をしてみましたので、ぜひご覧ください。

どれも暖かくなったら試乗に行ってみようかな!

まとめ

「NUDA900R / ヌーダ900R」の魅力を語りつつ、似たバイクを探してみました。

電子制御関係の持病や純正部品の生産終了など、乗るならば覚悟が必要なバイクなのでオススメしづらくなってしまいました。
今回ご紹介したバイクが、「欲しいけど手に入らない!」「似たバイクはないのか!?」というお悩みを解決できればうれしく思います。

私もいつまで乗れるか不安。。。

でも、デザインが良いバイク、コンセプトが似たバイク、性能がいいバイクなど続々と発表されています。いろいろ試乗してみると「買うしかない!」って思える出会いもきっとありますよね!

乗れるまでは、とことん乗り続けようと思います。

ではまた!

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