- どれを買えばいいかわからない
- インカム選びで失敗したくない
- インカムの選び方を教えて!
インカムを購入したい皆さんに大切なお話があります!インカムはメーカーの相性や「できること」と「できないこと」があすので、なんとなくで選ぶと失敗します(体験談)。
そこでこの記事では、インカムの正しい選び方を質問形式でまとめました。走行中に使うと違法になるかについても詳しく解説します。

インカムメーカー4社を渡り歩いた経験から記事を書いています。
まだ購入する気がない人は、こちらの記事がオススメです。
SENAが気になる方はこちら!
そのモデルで大丈夫?インカムの正しい選び方

インカムを買うにあたって注意することを質問形式でまとめました。購入前にしっかりとチェックしましょう!
周りは何を使ってる?
よく一緒に走る人と同じメーカーのインカムを選びましょう!
最近のインカムは、という他メーカーとの接続を可能にするユニバーサルインターコム機能があるモデルが多くなっていますが、接続には条件があり万能ではありません。
通話できても、音質が悪かったり、不安定だったり、接続の手間が増えたりするので、同じメーカー、できれば同じモデルを購入するのがストレスなく使用するコツです。
他社インカムと接続するだけで30分かかり、接続が切れるとすぐに復旧もできなかった経験があるので、メーカーを合わせるのはとても大事です。
ユニバーサルインターコムはオマケ機能と考えましょう。サインハウスのビーコムは国内シェアNo.1なので、飛び入りツーリングでも、出会いやすいメーカーです。


先日、SENA 20S EVOが3台とSENA 50Sが1台で通話しましたが、ノイズが入ってしゃべりづらかったので、同じメーカーでも要注意です。
何人で走ることが多い?
最大通話人数を確認しましょう!
インカムには、1人用や人数無制限など、各メーカーやモデルによって最大通話人数が変わります。通信距離の短いタンデム用のモデルもあるので、間違って購入しないように注意しましょう。
ただ、Bluetooth通信は、通話人数が増えれば増えるほど、音質が低下する傾向があります。音も通話人数も大事だという場合は、メッシュ通信対応モデルを選択すると失敗しません。
また、通話人数や通信距離が増えれば増えるほど高額になるので、オーバースペックなモデルを選ぶと損した気持ちになります。
ソロツーリングが多かったり、インカム通話に興味がない人は、スマホやナビと接続できる機能だけのモデルを選ぶと、コストを抑えて導入できます。以下のモデルは2万円ほどで購入が可能です。

先導する?

先導するならハイエンドモデル一択です!
インカム通話をしながらナビや音楽を聴くには、通話と両立できる機能を持つモデルを選ぶしかありません。両立するために内蔵チップが増えるため、ハイエンドモデルにしかない機能で、高額になりがちです。
セナは「オーディオマルチタスク機能」、ビーコムは「聴きトーク」など、メーカーによって機能の名前が異なるので注意しましょう。愛用しているSENA 20S EVOもオーディオマルチタスク機能を搭載しています。

バッテリーに不安はない?
バッテリーに不安があるなら、充電しながら使用できるメーカーを選ぶか、モバイルバッテリーを準備しましょう!
最新モデルは、通話時間が20時間を超えるモデルも登場し、バッテリーの持ちがよくなりました。しかし、連泊ツーリングや、うっかり充電忘れで、インカムのバッテリーがもたない場合があります。インカムが使えないと、ひとり通話もできず寂しい思いをしてしまいます。
ビーコムは使用中に充電ができないので、休憩時に充電できるようにモバイルバッテリーを準備しておくか、充電ができるメーカーを選びましょう。

SENAは使用しながら充電ができるので、長く愛用していて2台目を購入しています。次もSENAを購入する予定です。

同時に買う人はいる?
同時に買う人がいるなら、2個セットがお得です!
一部のメーカーでは、少し安い2個セットで販売しているモデルがあります。たとえば、セナの公式サイトによると50Sを単品で購入すると56,980円ですが、2個セットのデュアルパックでは102,080円になります。つまり、SENA 50Sの場合は、1個当たり5,940円もお得です。
2個セットは、ミッドランドでは「ツインパック」、カルドでは「デュオパック」という名称で発売中です。インカムを購入する際は、仲の良い友人と一緒に2個セットを購入しましょう。
音質にこだわりたい?

音質にこだわりたいなら、音響メーカーとのコラボモデルや、オプションのハイクオリティスピーカーを購入しよう!
セナやカルド、ミッドランドは有名な音響メーカーと共同で開発したモデルをラインナップしています。ビーコムとデイトナは、上位2モデルにハイクオリティスピーカーが準備されています。
インカムの購入後は、スピーカーを慣らす「エイジング」を実施しましょう。エイジングはオーディオ愛好家の中では一般的で、実施することでスピーカー本来の音質が発揮されるといわれています。
エイジングの方法は、以下のとおりです。
- 好きな音楽を準備する
- インカムを音楽が流せる状態にする
- 普段の音量と同じぐらいで音楽を流す
- 音漏れが気になるなら毛布などで防音する
- 30時間流しっぱなしにする
エイジングは難しい作業は必要がなく、デメリットもないので、興味があれば試してみてください。

でも、エイジングは科学的根拠が薄いとされています。実際に試したことがありますが、私には変化がわかりませんでした!
購入のタイミングに注意!
どうせ買うなら最新モデルがほしいですよね!各メーカーが公表する情報をチェックしておかないと、新しいモデルの登場や、バージョンアップがあるかもしれません。
今分かっている情報をお知らせします。
SENA
さまざまなモデルでマイナーチェンジが行われ、FMチューナー機能がなくなりました。50シリーズは標準でプレミアムスピーカーが付属しているので、誤って古いモデルを買わないようにしましょう。
新モデルにはブルートゥースインカムの「J10」とメッシュインカム「J30」が発表されました。値段はお手ごろですが、先行販売の第1弾は完売し第2弾は未定です。インカムの購入を急がないのであれば、待つ価値はあるあるかもしれません。
モデル数が多すぎて、何を選べばいいのかわからないあなたのために、SENAの全モデルを比較しました!
< 【徹底比較】インカムの正しい選び方 ~ SENA(セナ) 編 ~ >
インカムを走行中に使うと違法になる?

便利なインカムですが、「走行中に使うと違法になるのでは?」と不安に感じるライダーも多いはず。ここでは、インカムの使用に関する法律的な考え方や、注意点をわかりやすく解説します。
安心してインカムを活用するために、ぜひチェックしておきましょう。
インカムの使用自体は違法ではない
まず結論からつたえると、インカムをバイクで使うこと自体は違法ではありません。
道路交通法では「運転中に機器を使うこと」そのものよりも、「安全な運転ができなくなる行為」を禁止しています。つまり、適切に使用しているだけであれば大丈夫。
実際に、SENAやB+COMなど有名なインカムメーカーも、使用制限を設けておらず、警察も現時点でインカムの装着や使用を違法としていません。
とはいえ、「違法じゃない=なんでもしていい」ではないので、使い方には注意が必要です。
使い方によっては道路交通法違反になる
「操作に気を取られて前を見ていなかった」「会話に夢中で反応が遅れた」といった状況になると、「安全運転義務違反」に問われるリスクがあります。走行中は、再生や停止、音量調整など、ボタン一つでできる範囲にとどめ、インカムの複雑な操作は避けましょう。
また、音量が大きすぎて外の音が聞こえない場合も、警察から注意される可能性があります。緊急車両のサイレンやクラクションが聞こえないような音量はアウトです。
つまり、使いながら安全に運転できているかが大事。ながら運転にならないように配慮するだけで、ツーリングがもっと快適で楽しくなります。
インカムは同じメーカー、同じモデルで揃えるべし
インカムの選び方では、各メーカーや各モデルの性能を比較するのも大事ですが、インカム通話をしたい相手と同じモデルを選ぶのが最適解です。相手のインカムがソロやタンデム用なら、一緒に買い替えましょう!
私のおすすめはやっぱりセナ。ナビを使用しながらインカム通話を行うと、いつも以上にバッテリーを消費します。セナなら、充電しながら使用できるので、突然のバッテリー切れや充電し忘れても、寂しい思いをせずにすみます。
新モデルや新アプリなども、どんどん発表されているので、セナはガジェット好きにもオススメです。
この記事が、自分に合ったインカムを見つけるヒントになれば嬉しいです!
ではまた!
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