- ドゥカティ ハイパーモタード698モノが気になる!
- KTM 690 SMC Rやハイパーモタード950と何が違うの?
- ハイパーモタード950より698を選ぶ理由って?
ついにDUCATIの新開発エンジンが搭載されるバイクが発表されました。
個人的には、ついに乗りたいバイクが見つかったかも!と期待が膨らんでいます。
約10年間、NUDA900Rに乗ってきた私ですが、次に乗るならどんなバイクが良いのか。
候補にあがったのは、KTM 690 SMC R / ハスクバーナ 701 SUPERMOTO / ガスガス 700SM あたり。
そんな中、ドゥカティ ハイパーモタード698モノが登場!
そこでこの記事では、期待のニューフェイス「ハイパーモタード698モノ」と、ライバルといっても過言ではない「KTM 690 SMC R」、上位互換っぽい「ハイパーモタード950」を比較してみました。
この記事を読めば、Ducati Hypermotard 698 Mono(ドゥカティ ハイパーモタード698モノ)の特徴や魅力、ライバルとの違いがしっかりわかります。
ぜひ、最後までお付き合いください!
Hypermotard 698 Mono(ハイパーモタード698モノ) の特徴
ドゥカティ初のロードゴーイング(公道走行可能)・スーパーモタード、それがHypermotard 698 Mono(ハイパーモタード698モノ)。
ドゥカティといえば、パニガーレやモンスター、ディアベルの印象が強いので、新エンジン搭載車の第1弾がモタードだったことに驚いた人も少なくはないでしょう。
でもハイパーモタードといえば、ハイパーモタード950がすでにラインナップされています。
698モノはハイパーモタード950を単気筒にしただけ?下位互換?いいえ、そんなことはありません。
ハイパーモタード698モノについて調べれば調べるほど、ドゥカティの本気が伝わってきました。
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新開発エンジン「スーパークワドロ・モノ」を搭載
筆答すべきは新たに開発されたエンジン。
1299パニガーレのエンジン、スーパークアドロから派生した単気筒エンジンで、レーシングピストンやチタン製バルブ、燃焼室形状などを受け継いでいます。
中でも、ドゥカティ伝統のデスモドロミック機構とショートストロークが、他の単気筒エンジンではありえない高回転を実現し、レブリミットは驚愕の10,250rpm。
近い排気量のビッグシングル、KTM 690SMC Rのリミットが9,000rpmと考えると凄さがわかりやすいですね。
ちなみにデスモドロミック機構とは、吸排気バルブを強制的に開閉する機構のことじゃ。
一般的なエンジンは、バルブを閉じるのにバネを使っておって、高回転になると理想のタイミングで開閉しない場合がある。
デスモドロミックは開閉のタイミングを正確に制御できるから、より高回転まで回せるのじゃ!
ドゥカティDNAが100%流れる「モタード・スタイル」
典型的なモタードスタイルにドゥカティらしいデザインが落とし込まれ、オシャレな雰囲気が漂っています。
アグレッシブなポジションとコンパクトで無駄のないデザインは、まさに本格的なスーパーモタード。
それなのに無骨さを感じないのはさすがドゥカティ。
スポークホイールではないところも都会的な印象を受けます。
もちろん見た目だけではなく、アルミ鍛造スイングアームとホイール、ブレーキディスクの軽量化などバネ下荷重も配慮されています。
さらに、車両重量が151kgでガソリン満タンでも160kgというのも驚異的。
安全に最大限のパフォーマンスを発揮する「エレクトロニクス・パッケージ」
いわゆる電子制御のことで、今では当たり前のようにバイクに装備されていますが、実はドゥカティが最初に導入しました。
もちろん698モノにも導入されていますが、とんでもない数の制御でライダーをサポートしてくれます。
ざっと書き出すと、パワーモード、スライド・バイ・ブレーキ機能付きコーナリングABS、ウィリー・コントロール、エンジンブレーキ・コントロール、トラクション・コントロール、パワーローンチ、クイックシフト・アップ/ダウン※。
パワーローンチはロケットスタートのサポートをしてくれ、ライダーはクラッチをつなぐだけ。
スライド・バイ・ブレーキ機能付きコーナリングABSはテールスライドの角度を制御するので、安心してリヤタイヤを滑らせながらコーナーへ進入が可能。
ウィリー・コントロールはウイリーの角度を制御し、安定角を保つ支援をします。
とはいえ、度胸がないので試すことはないと思います。
※ドゥカティ・クイックシフト・アップ/ダウンは、698モノRVEのみ標準装備。
スペック比較
ドゥカティ ハイパーモタード698モノが、特徴的なバイクだということは理解できましたが、実際に同じセグメント、つまり似たバイクと比較すると何が違うのか。
ライバルといえば、やはりKTM 690SMC R。
ハイパーモト950との住み分けも気になります。
おまけで愛機、NUDA900Rも入れて比較表を作成しました。
– Husqvarna NUDA900Rの魅力とは!?似たバイクがあるかも探してみた –
比較表
NEW!Hypermotard 698 Mono | KTM 690 SMC R | Hypermotard 950 | NUDA900R | |
ホイールベース | 1,443 mm | 1,476 mm | 1,493 mm | 1,495 mm |
全長 | – | 2,224 mm | 2,135 mm | 2,190 mm |
全幅 | – | 830 mm | 900 mm | 893 mm |
全高 | – | 1,230 mm | 1,210 mm | 1,220 mm |
シート高 | 864 mm | 892 mm | 870 mm | 875~890 mm |
最低地上高 | – | 237 mm | 195 mm | 195 mm |
車両重量 (燃料無し) | 151kg | 150kg (乾燥重量) | 200 kg | 185 kg |
燃料タンク容量 | 12 L | 13.5 L | 14.5 L | 13 L |
エンジンタイプ | スーパークアドロ・モノ 水冷単気筒 | LC4 水冷単気筒 | テスタストレッタ11° 水冷L型2気筒 | ロータックス Type904 水冷並列2気筒 |
排気量 | 659 cc | 692.7 cc | 937 cc | 898 cc |
ボア×ストローク | 116 mm×62.4 mm | 105 mm×80 mm | 94 mm×67.5 mm | 84 mm×81 mm |
圧縮比 | 13.1:1 | 12.7:1 | 13.3:1 | 13.2:1 |
最高出力 | 77.5 ps (57 kW) @ 9,750 rpm | 75 ps(55 kW) @8,000 rpm | 114 ps(84 kW) @9,000 rpm | 105 hp(77.2 kW) @8500 rpm |
最大トルク | 63 Nm (6.4 kgm) @ 8,000 rpm | 73.5 Nm(7.5 kgm) @6,500 rpm | 96 Nm(9.8 kgm) @7,250 rpm | 100 Nm(10.2 kgm) @7000 rpm |
キャスター角 | 26.1 ° | 27 ° | 25 ° | – |
トレール量 | 108 mm | – | 104 mm | 101 mm |
ブレーキ | F: 330 mm/4pot R: 245 mm/2pot | F: 320 mm/4pot R: 240 mm/1pot | F: 320 mm/4pot ×2 R: 245 mm/2pot | F: 320 mm/4pot ×2 R: 265 mm/2pot |
タイヤ | F: 120/70 ZR17 R: 160/60 ZR17 | F: 120/70 ZR17 R: 160/60 ZR17 | F: 120/70 ZR17 R: 180/55 ZR17 | F: 120/70 ZR17 R: 180/55 ZR17 |
価格 | RED \1,700,000 RVE \1,820,000 | \1,620,000 | RED \1,828,000 RVE \1,916,000 | \1,449,000 |
NEW!Hypermotard 698Mono | KTM 690 SMC R | Hypermotard 950 | NUDA900R |
KTM 690 SMC R との比較
KTM 690 SMC Rは、LC4と呼ばれる単気筒エンジンを搭載したバイクで、ビッグシングルの中で最大の排気量を誇ります。
兄弟車には、ハスクバーナ 701 SUPERMOTOとガスガス 700SMがありますが、ほぼ同じなのでKTM 690 SMC Rで比較しました。
スペックについてはKTM 690 SMC Rを越えているといってもいいでしょう。
価格だけ見ると高いように感じましたが、KTMとの差は8万円なので妥当かも。
KTMのエンジン、LC4は当初よく壊れるという話も聞きましたが、今では様々なバイクにも採用されていて、信頼性は高い印象です。
698モノは新設計のエンジンなのでちょっとだけ心配。
後はデザインの好み次第ですね。
Hypermotard 950 との比較
ハイパーモタードファミリーの長男。
2007年のデビュー当初は、走りが過激な1100ccとマイルドな796ccの2種類で展開されていました。
2013年に一本化され、その後もモデルチェンジを繰り返し今にいたります。
はたして、ハイパーモタード698モノは950の下位互換なのか・・・。
軽快に走って思うままに操る楽しさがある698モノと、あふれるパワーとトルクのモンスターマシン950、どちらを選んでも楽しそう。
デザインに関しては、698モノは本格的なスーパーモタードという印象を受けるので、独特の威圧感がある950とは別物と考えてよいでしょう。
キャスター角とトレール量が950よりマイルドな数値になっているのは、ホイールベースの短さをカバーするためかも知れません。
乗り比べてみたいですね。
最後に - 今までになかった、オシャレな本格的スーパーモタード! –
ドゥカティ初の本格的スーパーモタード、Hypermotard 698 Mono(ドゥカティ ハイパーモタード698モノ)。
新開発のシングルエンジンと軽い車体、洗練されたデザインはとても魅力を感じます。
まだ発売日の発表はなく、店舗にも展示されていないようですが、早く試乗してみたいですね!
期待通りなら乗り換えもあり得るかも・・・ってくらい気になります。
みなさんも試乗した瞬間にハンコを取り出してしまうかも。
そうとなれば、買取と下取り、どちらが損をしないか調べておく必要があります。
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