HenlyBegins(ヘンリービギンズ)の2WAYシートバッグが大幅リニューアルしました。
前モデル愛用者の私も、何がどう変わったのか、とっても気になります。
そこでこの記事では、2WAYシートバッグⅡと前モデルをとことん比較します。
2WAYシートバッグⅡのカスタマイズにも挑戦しました。

2WAYシートバッグⅡは前モデルの使いやすさはそのままに、バックパックとしての快適性が向上しています。
「もう、背負えるシートバッグとは言わせない!」という意気込みを感じるバッグです。

ヘンリービギンズ2WAYシートバッグが新しくなった!

バイクのカスタムパーツメーカー「DAYTONA(デイトナ)」が展開するオリジナルブランド「HenlyBegins(ヘンリービギンズ)」の2WAYシートバッグが約3年の時を経て大幅リニューアルしました。
2WAYシートバッグはバイクに簡単に固定できて、バックパックのように背負うこともできる便利なアイテムです。
私は前モデルをカメラバッグにカスタマイズして愛用しています。
前モデルの2WAYシートバッグについてはこちらでご紹介しています。
< カメラバッグは不正解!?ツーリング×カメラならヘンリービギンズ2WAYシートバッグ DH-751 がオススメ! >
「MotoConnect」様で、2WAYシートバッグⅡの比較レビューを執筆させていただいたので、カゲモトでは、細かな変更点も逃さず、とことん比較していきます。
【徹底比較】2WAYシートバッグⅡの変更点
新モデルでは、定番の20Lのほかに30Lが追加され、生地もナイロン(コーデュラ)とターポリンから選べます。
比較には、「2WAYシートバッグⅡ 20L/ターポリン」を使用しました。
生地以外の違いをじっくり見ていきましょう。





- ウェビングの向きが縦方向から横方向へ
- ファスナー引手がタブタイプからロープタイプへ
- フラップ(大)の形状変更と厚み増加
- エンブレムを金属製から布製へ
- 天面、底面Dカンの取り付け方法変更
- 底面のウェビングを2本から3本へ
- ショルダーパッドの取り付け方法と厚み変更
- 背面部のクッション増加
- ノンスリップシートの幅が135mmから155mmへ
前モデルから進化した部分が多くあり、手が入っていない場所がないくらい変更されています。
中でも、ウェビングの向きやショルダーパッド周りの変更によって、バックパックとしての性能が大幅に向上しています。
ファスナー引手が少し目立っていますが、操作性は良好です。
個人的に気になるので、ファスナー引手は後ほど交換します。

- ファスナー引手がタブタイプからロープタイプへ
- 裏地変更で厚み増加
- メッシュポケットのメッシュを強化
- フラップ(大)のメッシュポケット裏地を統一
- フラップ(大)の開口サイズ変更
- 側面の樹脂プレートポケット開口の移動
- 側面の樹脂プレート厚みを3mmから2mmへ
- 天面・底面にクッション追加
私は、カメラの三脚をそのままバッグに入れていたので、裏地はボロボロになってしまいました。
新モデルでは厚みのある裏地に変更され、耐久性が高くなっています。
頼りなかったメッシュポケットもしっかり強化されています。
フラップ(大)の開口が少しだけ狭くなっていますが、開いた時の強度を保つためかもしれません。
全体的にカッチリ感が向上していますが、側面の樹脂プレートの厚みは薄くなっています。
側面の樹脂プレートの交換は、内部のベルトといっしょにカシメられているので差し替えは難しそうです。


- イージーリングベルトがN25AからN25Bへ
- レインカバーの素材変更
イージーリングベルトのリングがカラビナになっていて、ベルトを分離できます。
分離したベルトの輪っかを利用すれば、シートレールなどに固定することが可能です。
新しくなったイージーリングベルトのおかげで、バッグの固定方法が増えた点はうれしいですね。


レインカバーは前モデルと比べて厚みが増し、しっかりしたものに変わっています。
品番は変わっていないので、性能は変わらないかもしれません。
耐水圧などの数値については調査中です。

2WAYシートバッグⅡを理想のバッグにカスタマイズしてみた

劇的に進化した2WAYシートバッグⅡですが、個人的に気なる点があるので、自分好みにカスタマイズします。
前モデルのように、カメラバッグとしても使えるのかについても検証してみました。
ファスナー引手の交換

やっぱり気になるのが目立つファスナー引手。
前モデルはタブタイプでしたが、ロープタイプに変更されています。
開け閉めは行いやすくなりましたが、どうも好みではありません。
そこで、別のものに交換します。
ファスナー引手には、いろんな形状がありますが、グローブをはめたままでも作業がしやすいものをチョイスしました。






ファスナー引手は輪っかを通しているだけなので、簡単に外せます。
購入したジッパータブを同じ要領で取り付ければ、交換は完了です。
すっきりした見た目になって、いい感じですね。
MOLLEシステムの活用

2WAYシートバッグⅡには、前モデルと同じくウェビング(パルステープ)が縫い付けられています。
ウェビングを活用することで、ポーチやドリンクホルダーを増設するなどのカスタマイズが可能です。
今回は、愛用中の2WAYシートバッグ(前モデル)で使っているMOLLE対応ポーチを取り付けます。

ちなみにMOLLE(モール)とはアメリカ軍が開発した装備運搬システムのことじゃ。
そして、そのシステムを構成する一つがPALS(パルス)なのじゃ。
MOLLE=PALSと覚えてしまっても問題はないぞ。

MOLLE対応ポーチの裏にはウェビングに差し込むためのストラップベルトとウェビングが縫い付けられています。
ストラップベルトを、バックパックのウェビングとポーチのウェビングへ交互に通すことで、しっかりと固定が可能です。




ウェビングへ通す回数はポーチによって異なりますが、画像のポーチはバッグとポーチで各2回通しています。
ウェビングを通し終われば、ボタンを留めて取付完了です。
安価なポーチはボタン式ではなくバックル式の場合もありますが、同じ要領で問題なく取り付けできます。



ミリタリーグッズの楽しみの一つにミリタリーワッペンがあります。
ワッペンの裏はベルクロが縫い付けられているので、好きなワッペンを貼って楽しんでみましょう。
お気に入りのワッペンにベルクロを貼りつけることで自作も可能です。

MOLLEには、グリムロックやウェビングクリップ、ウェブドミネーターなどの便利なアクセサリーがあります。
アクセサリーをウェビングに取り付けることで、さらにカスタマイズの幅が広がります。


グリムロックで帽子を吊るし、ウェブドミネーターでグローブを固定してみました。ポーチはウェビングクリップで取り付けることで、ワンタッチで着脱できるようにしています。
ほかにもさまざまなMOLLE対応ポーチやアクセサリーがあり、パズル感覚でカスタマイズが楽しめます。
カメラバッグ仕様にカスタム


前モデルでも使用している、WANDRD(ワンダード)のエッセンシャルプラスカメラキューブがピッタリ収まりました。
2WAYシートバッグⅡでも、カメラバッグとして活躍してくれそうです。
フラップ(大)の開口部は少し狭くなったので、フラップ(小)から入れた方がスムーズでした。

2WAYシートバッグをカメラバッグにアレンジする方法は、こちらでご紹介しています。
2WAYシートバッグⅡとサイズは変わらないので参考にしてください。
< カメラバッグは不正解!?ツーリング×カメラならヘンリービギンズ2WAYシートバッグ DH-751 がオススメ! >
背負えるシートバッグから簡単に積載できるバックパックへ進化
2WAYシートバッグⅡが大幅リニューアルしました。
前モデルで気になっていた、ウェビングの向きや背負ったときの快適性、内装の強度などが改善され、とても使いやすくなっています。
前モデルの2WAYシートバッグはシートバッグの派生モデルという感じだったので、背負えるだけでも満足でした。
2WAYシートバッグⅡでは、シートバッグとは思えないほどバックパック時の快適性が向上しています。
肩が凝っても一瞬でバイクに固定できるので、ツーリングで活躍すること間違いなし!
価格も下がってきたので今が買いのアイテムです。
ではまた!

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