ツーリングで「何がしたいか」、「どこへ行きたいか」と悩むことはありませんか?
いつまでもバイクライフを楽しむ方法や、ツーリングの目的や行き先の見つけ方、ツーリングプランのアイデアをご紹介します。
「バイクって何が楽しいの?」って聞かれたとき
「目的地に行くための移動手段ではなく、移動自体が目的になるよ」ってよく答えます。
でもこれ、ちょっとウソです。
バイクに慣れてくると、走るだけでは物足りなくなってきます。
バイク乗りたての時は、乗っているだけで楽しかったのですが、今では工夫しながら、楽しく乗っています。その工夫とは、ツーリングプランを立てること。
何も考えずに走ると、知ったルートやスポットに立ち寄りがちでマンネリしてしまいます。やっぱり、新しい刺激は必要。ツーリングプランを立てれば、いつまでもバイクライフを楽しむことができるはず。
では、どのようにプランを立てればいいのか。クルマのドライブとはまた違う、バイクならではのツーリングプランの立て方を考えてみました!
バイクの楽しさとは
まずは、クルマにはない「バイクの楽しさ」とは何なのか、掘り下げてみましょう。楽しさの理由がわかれば、プランは立てやすいはず。
乗ることそのものが楽しい

何かわからないけど楽しいですよね!
バイクを操る楽しさや、どこにでも行ける自由感など、久々に乗るときは、今でもワクワクします。峠など曲がりくねった山道を走る爽快感はバイクでしか味わえません。
自然を感じられる

気温や匂い、湿度などカラダ全体で感じられて気持ちいいですよね!
もう季節替わりが近いなと感じたり、どこかで雨が降っている湿気を感じたり。
甘い香りを感じたら花畑があったり、ぶるっと寒気がしたら川や雪山が見えたり。
自然と一体になった気がします。季節ならではの花吹雪や落ち葉を巻き上げながら走れば「絵になってるなー」と自分に酔ったりします、よね?
新しい出会いがある

モノ、場所に関わらず刺激を受ける機会が多いですよね!
交通手段が少ない場所や、車では行きづらい道はバイクの得意分野。
行動範囲が広がって、今まで避けていた場所や、知らなかった場所に訪れたくなり、そこで新しい発見があります。
また、バイクに乗っていると、話しかけられることも。そこで良い情報を教えてもらったり、優しくされたり、ほっこりすることがあったりします。
ツーリングプランの素
では、バイクの魅力を味わえるツーリングとは何か!?ツーリングプランの素をまとめました。
爽快な道を走る

曲がりくねった山道やスカイライン、名前のない快走路など、走るのが楽しい道は各地にたくさんあります。
探し方は、インターネットやSNSでの検索や、ツーリングマップルを活用するとよいでしょう。

ちなみに、ツーリングマップルとはこういうものじゃ!
ほかにも、クルマのCMに注目するのもオススメ!グーグルなどで「車名+CM」で検索すると参考になる情報が手に入ったりします。高知県の「UFOライン」は、一度は走ってほしい絶景ロードです。

絶景を眺める

展望台や灯台、きれいな海岸で景色を楽しむのはいかがでしょうか。クルマでは行きづらいところもバイクならへっちゃら。ちょっとしたスペースでも駐められるのもバイクのいいところ。
とくに有名な観光地でなくても、立ち寄ってみると意外と楽しかったりするので、意識的にチェックするようにしています。
また、一般的なバイクシーズンであれば、何かしら花が咲いているので、桜やヒマワリなどの花畑を探してみるのも楽しい。「和歌山県の桃源郷」や「島根県のラッキョウ畑」なんていかがでしょうか。
絶品グルメを食す

街中以外にもおいしいお店はたくさんあります。北陸地方や東北地方は、道の駅ごはんがとてもおいしいので、休憩が楽しみで仕方ありませんでした。
その土地ならではの郷土料理やご当地チェーン店、ご当地グルメを探すのも面白いですね。
各地のグルメ&ツーリング情報なら「絶品バイクめし」の記事が役立ちます。お店の特徴や駐車場の詳細など、私が欲しかった情報をまとめました。
温泉に入る

ツーリングの目的地にもなり、走ったあとの疲れも癒やせる、一石二鳥なプランです。日帰りでも計画しやすく、高速道路のICや幹線道路からアクセスしやすい温泉を選べば、帰り道も安心して走れます。
大阪発の日帰り温泉をまとめた記事もあるので、行き先に迷ったときにご覧ください。
< 大阪発|バイクで行きやすい日帰り温泉7選【北方面】施設情報まとめ >
最端を目指す

日本本土最端や北海道最端、本州最端、四国最端、九州最端など、各地に最端の石碑が設置されていて、何故か立ち寄りたくなる魅力があります。最端のほとんどは、最果て感がある魅力的な景色が広がっていて、独特な雰囲気を楽しめます。

最端の魅力と日本の本土最端の詳細については< なぜ集めないの?最◯端証明書の魅力 〜日本本土最東西南北端編〜 >で熱く語っています。
端っこではありませんが、群馬県には「日本国道最高地点碑」というものも。もっとも標高の高い国道で、標高2,172m地点にあります。

ちなみに国道最低地点は、千葉県アクアライン内の水面下60mじゃが、石碑は残念ながらありゃせんぞ!
愛車や風景を撮る

ツーリングとあわせて写真撮影を楽しむ「フォトツーリング」も、目的に迷ったときの選択肢になります。夕景や夜景、橋や工場地帯など、撮りたい被写体を先に決めてからルートを組むと、同じエリアでも何度でも楽しめます。
関西のバイク撮影スポットをまとめた記事では、撮影しやすい場所をエリアごとに紹介しています。
< 〖関西〗オススメの穴場撮影スポット20選|バイクと撮りたい絶景&カッコいい写真 >
バイク写真の撮り方を解説した記事もあるので、構図や光の使い方に迷ったときはあわせてチェックしてみてください。
< バイク写真が劇的にかっこよくなる!スマホでも使えるオススメ撮影テクニック >
達成感を味わう

何かカタチに残るものや、走破したことが実感できることをしてはいかがでしょうか。たとえば、関西では琵琶湖を一周するビワイチ、新潟県の佐渡島を巡るサドイチなど、全国で〇〇イチが楽しめます。
その他の〇〇イチは< バイクで走りたい◯◯イチ!全国の一周ツーリングコースまとめ >で紹介しています。
最端を目指すのも達成感を得られる方法のひとつです。日本の最端を巡れば、「日本本土最◯端証明書」がもらえるので、4か所巡れば達成感をしっかり味わえます。

本土の最端4か所を巡るのはなかなか厳しそうに思えますが、北海道と九州地方にかたよっているので、意外と何とかなります。
日本三大酷道の制覇も面白いかもしれません。オススメはしませんが。他にも全国の道の駅を巡って「スタンプラリー制覇認定証」をゲットするなど、コンプリートを目指す楽しさがあります。
キャンプ場で一泊する

連休が取れるなら、キャンプ場を拠点にしたキャンプツーリングもプランの一つになります。日中は周辺をツーリングし、夜はテントでゆっくり過ごすスタイルなら、走る時間とアウトドアの時間をどちらも楽しめます。
キャンプ道具の選び方や積載のコツについては、キャンプツーリング関連の記事で詳しく解説しています。
< 【キャンプギア大公開!】ツーリング×キャンプは要注意!どちらも楽しむ最適な方法とは >
ツーリングプランを考える
気になるツーリングプランの素を組み合わせれば、あっという間にオリジナルプランの完成です。試しに3プランほど考えてみました。
ピクニックツーリングプラン
爽快な道+絶品グルメ
有名店のテイクアウトサービスを利用し、近くの公園や展望台などでピクニックなんていかがでしょうか。ポットでホットコーヒーなど準備しておけば、とても優雅なツーリングになりそう。
たとえば、熊本県のいまきん食堂の近くには阿蘇山があり、爽快な道もピクニックする場所も困りません。

いまきん食堂と爽快な道が気になった人はこちら
< 【いまきん食堂】で名物 あか牛丼を食べまくる! in 熊本県阿蘇市|絶品バイクめし >
ぐるっと周遊ツーリング
爽快な道+絶景+達成感
半島や離島を一周すれば、新しい出会いがあったりします。それは日本唯一の砂漠や、日本唯一の走れる海岸など。
ご提案するのはこちら小豆島一周、通称マメイチです。適度な大きさなので1日で十分一周できます。
さらに、島中にアート作品が設置されているので、ただ一周するだけで終わらないのが良い。


小豆島が楽しかったので、妄想で再び走ってみました。一緒に妄想したい人はこちら
< 妄想ツーリング ~香川県 小豆島 編~ >
冒険ツーリングプラン
爽快な道+絶景+最端
冒険感を味わうなら、鍾乳洞や鉱山跡がオススメ!普段と違った絶景が待っています。しかも山奥にあることが多いので、爽快な道もセットで楽しめます。
このモデルプランは山口県の秋吉台。日本3大カルストの一つで、鍾乳洞はなんと日本最大級の広さを誇ります。
そして、西へ70km走れば、本土最西端の毘沙ノ鼻。足を延ばしてみてはいかがでしょうか。



最後に - いつまでもバイクライフを楽しもう! –
カゲモト流ツーリングプランの立て方をご紹介しました。プランを立てる中で、もっとも頭を悩ませる部分は、目的地を決めることでしょう。目的地さえ決まればこっちのもの。この記事が目的地探しのヒントになれば嬉しいです。
これからも、楽しいツーリングプランを立て、自然や景色、食を堪能しましょう!
ではまた!





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