・「絶品めしを食べたい!」「ツーリングも楽しみたい!」という欲望を叶える、それが絶品バイクめし。
・おいしいご飯はもちろん、ツーリングやドライブに役立つスポットやルートをご紹介します。
・今回は和歌山県有田郡 中華そば まるとく。
「ランチもツーリングも楽しみたい!」その欲望、叶えます

絶品バイクめしとは「絶品めしを食べたい!」「ツーリングも楽しみたい!」という欲望を叶える、カゲモトが考えた造語である。
ご当地グルメやB級グルメのランチを中心に、美味しいと感じたお店と、周辺にある気持ちいいルートや楽しいスポットをご紹介!
ラーツーやカフェツーでのランチ、テイクアウトを利用したピクニックツーなどジャンルを問わないプランをご提案します。

ご紹介するルートやスポットの一部は、ツーリングマップルを参考に探しています。
バイクライフには欠かせない、永遠のベストセラーです。
今日のツーリンググルメ
汗をかいた後や肌寒い日って無性にラーメンが食べたくなりますよね。
特に夏のツーリングでは、カラダが塩分を欲しているのでラーメンが身に染みる!
ということで、和歌山県有田郡のご当地グルメ、和歌山ラーメンを食します。
中華そば まるとく

お店の外観は、オープン前に到着したのでシャッターが閉まっていたのも相まって工場のような雰囲気。

シャッターが開いても、飾り気はなく会社の事務所っぽい。
おいしいお店ってこんな店構えが多い気がします。
店名は「丸徳」や「まる徳」と書かれていることもありますが看板にならって「まるとく」にしました。

ちなみに地元では和歌山ラーメンとは言わず、「中華そば」と呼ばれておるぞ!

店内は昔懐かしい感じで落ち着く。
店主のユニフォームはTシャツではなく、町工場で見かけるような作業着。
ここまでくるとそういうコンセプトのお店なのかもしれない。
中華そば まるとくのメニュー

ラーメン以外にもサイドメニューが豊富。ささずし(鯖寿司)、玉子(ゆで)、おでんは好きにとって食べるスタイルで、これぞ和歌山ラーメンって感じ。
会計時に自己申告して支払います。
詳細は後ほど。
和歌山ラーメンとは

茶色いスープの中に黄色いストレート麺、上にはチャーシュー、かまぼこ、メンマ、ネギが乗ったシンプルで王道なスタイル。
醤油の発祥は和歌山県ともいわれていて、昔から身近な調味料だったことと、スープの材料になる豚骨や鶏ガラなどが入手しやすい環境だったことから、中華そば文化が地元に根付いていています。
スープは豚骨醤油ですが、しょうゆの香りが芳しい車庫前系と、豚骨をしっかり感じる井出系の2系統があります。

ちなみに車庫前系とは、屋台「丸高」がローカル線の車庫前駅に屋台を出していたところ、他屋台も味を真似たのが始まりじゃ。和歌山の中華そば文化もここから始まったとされておる。
敬意を表して屋号に「◯」を使う店が多いのじゃ。
井出系は「井出商店」が始まりで、元は車庫前系じゃったが誤って豚骨を煮詰めすぎたところ、いろいろいい方向に転んでおいしくなったことから誕生したそうな。
中華そば 730円

スープはやや濁っていて色は濃いめ。トッピングはオーソドックスで安心感があります。
それでは、いただきます。
スープを一口飲んだ瞬間は醤油ラーメン?という感じで、後から豚骨の深みやコクがやってくる。
同じ豚骨醤油の家系とはまったく違っていて、なんだか懐かしい味がします。
やや苦みを感じるのは醤油由来かな。
こってりしていないスープはついつい飲んでしまうけど、味は濃いめでごはんが進みそう。

麺は中太ストレートで柔らかめで、これぞ中華そばって感じ。
チャーシューはしっかり煮込まれていて柔らかい!
ピンクと白のかまぼこが懐かしさを醸し出しています。
メンマは香り穏やか。
ネギラーメン(みそ) 870円

ネギまみれで麺が見えない!
トッピングはネギが増量している以外は中華そばと一緒。
スープはほのかに味噌が香る感じで、想像していたみそラーメンとはちょっと違ったけど、深みがさらに増してこっちもおいしい。

麺も同じく中太ストレート。
みそラーメンも味が濃いめでごはんが進みそう。
ささずし 170円
テーブルの端にはお箸や調味料以外に「ささずし」と「ゆで玉子」が置かれています。
ここから好きにとって食べるスタイル。

和歌山ラーメンは一般的に麺がやや少なめなので、お腹の具合に合わせて好きなタイミングで追加できるのはうれしい。
そういえば、ラーメンとお寿司の組み合わせって珍しいですよね。

手に取るとこんな感じで、大きく見えるかもしれませんが厚みはないのでペロッと食べられます。
笹に包まれているのもいいですね。

笹をめくると出てきたのは〆鯖のお寿司。
しっかりしめられたサバと甘めのしゃりがよく合う。
ラーメンとの相性もお互いに引き立てあう感じでとてもよかったです。

「早すし」をよく目にするかもしれんが、ここのお寿司はささの葉に包まれておるから「ささずし」なのじゃ。ほかにもあせ葉で包んだ「あせすし」などいろいろあるが、中に入っているのは〆鯖の押しずしじゃ。
ちなみに和歌山県の郷土料理なんじゃよ。
文化も味も楽しめる、面白おいしいラーメン
尖ったところはないけれど、なんだかほっこりする懐かしい味のラーメン。
一見ミスマッチそうなお寿司との食べ合わせや、好きな時に食べて会計で自己申告するシステムなど、独自の文化も楽むことができます。
和歌山を走る際はぜひ立ち寄ってみてください。
和歌山県のオススメツーリングスポット

まるとく周辺のツーリングスポットをご紹介します。
走って楽しい道を探してみました。
和歌山県道26号 御坊美山線

全長26kmほどの日高川に沿って走る快走路。
御坊から龍神方面へ走ります。

幅の広い二車線で交通量も少なめ。
道中には道の駅 Sanpin中津があります。
駅内では日高川町で採れた新鮮な野菜や、特産のほろほろ鳥のお肉(冷凍)を販売。
隣接するほろほろ亭ではほろほろ鳥料理を食べることができます。

ちなみにほろほろ鳥とは、アフリカ原産のキジ科の鳥で「食鳥の女王」とも呼ばれておる。
フランス料理で使われることが多いそうじゃ。
肉質は臭味はなくて柔らかく、とてもジューシー。
なんともオシャレそうな鳥じゃのぅ。

道の駅を過ぎると山に入りますが、道は相変わらず広くてきれい。
知らない間に峠を越え、再び日高川に沿った道に戻ります。

5kmほど走れば国道424号線に抜けることができます。
ここを左折すると、今回ご紹介した「中華そば まるとく」に着きます。
国道424号線に入らず、そのまま直進すれば和歌山県道194号線の始まり。
県道194号線は地図上では道の駅 龍神へのショートカットのように見えますが、道幅は狭くて荒れ気味なので国道を使った方が早いかも。
和歌山県道18号 海南金屋線

370号線と国道480号線を結ぶ16kmのワインディングロード。
全体にわたって1.5~2車線でタイトなヘアピンはないので、気持ちよく走ることができました。

一番狭い場所でもこの程度なので、バイクならストレスなく走れます。

展望の良い場所は少ないですが、道のリズムが気持ちよく路面もきれい!
県道18号線の東側にも気持のいい道、国道424号線が並走しているので、時間が許せば走り比べてみるのもいいかもしれませんね。
和歌山には楽しそうな支線がたくさんありますが、酷道や険道もあったりします。
事前にGoogle マップなどで確認して安全に楽しみましょう。

さらに周辺ルート、スポットを探すならツリマがオススメ!


店舗情報
店 舗 名 | 中華そば まるとく |
公式サイト | – |
住 所 | 〒643-0801 和歌山県有田郡有田川町徳田430−4 |
電話番号 | 0737-52-2516 |
予 約 | – |
営業時間 | 11:30~13:00 17:00~21:00 |
定 休 日 | 毎週月・火曜日 |
席 数 | テーブル:10席 カウンター:4席 |
駐 車 場 | 6台 |
バイクの駐車場所

専用駐車場はありません。
車が止められなさそうなデッドスペースに置かせていただきました。
ツーリングスポット情報
和歌山県道26号 御坊美山線
和歌山県道18号 海南金屋線
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