- ユーザー車検に興味がある
- でもちょっと難しそうでハードルが高い・・・
- ユーザー車検の流れが知りたい!
2年に一度はやってくる愛車の車検。
大きな出費に悩むバイク乗りは多いのではないでしょうか?
久しぶりに「なにわ陸運局(なにわ自動車検査登録事務所)」でユーザー車検に行ってきましたが、ユーザー車検の流れが少し変わっていました。
そこで、ユーザー車検を受けるための予約方法や事前準備についてご説明します。
ユーザー車検のメリット・デメリットについても考えてみました。
ぜひ、最後までお付き合いください!
なにわ陸運局のユーザー車検の流れについてはこちらの記事で詳しくご説明しています。
<【やり方解説】なにわ陸運局でバイクのユーザー車検に挑む!>
ユーザー車検のデメリット
お得なイメージのあるユーザー車検ですが、すべてのバイク乗りにユーザー車検を推奨しているわけではありません。
ユーザー車検をオススメできないデメリットはこの3つです。
平日しか車検を受けられない
陸運局の受付は平日のみで、土日と祝日はお休みです。
土日が休日なことが多い社会人とって、車検のために有休を取得するしかありません。
ちなみに、なにわ陸運局はバイクの検査時間が午後(3・4ラウンド)だけじゃから、午後休を取得するのもアリじゃの。
手間や労力がかかる
事前に整備不良になる部品の取り換えや書類の記入など、手間や労力がかかります。
当日も、検査場の空気感にドキドキしたり、たらい回しにされたりで疲れてしまうかもしれません。
車検に関する整備が自己責任になる
バイクやクルマは、1年ごとの法定点検(定期点検)が義務付けられていますが、ユーザー車検は法定点検を受けていなくても受けることができます。
つまり、車検では道路運送車両法の保安基準を満たしているかしか見ていません。
車検はバイクの健康を保証するものではないので、点検や整備は自己責任で行う必要があります。
バイク屋さんに車検をお願いすれば、車検のための整備と、安心して乗るための点検や整備をいっしょに行ってくれるので、車検代金が高いのも納得。
ちなみに法定点検(定期点検)は、道路運送車両法で義務付けられておるが罰則はない。
事故を起こしたとしても不利になることはないんじゃ。
しかし、安全で安心に乗るためにも、定期点検はしっかり実施したいの!
【新習慣】自分もバイクも守る!5分で完了、日常点検のススメ。
ユーザー車検のメリット
ユーザー車検は時間や手間、労力がかかることと、ちょっとした整備の知識が必要になるのがデメリットでした。
でも、ハードルを飛び越えた先のメリットは魅力的です。
先日、NUDA900Rのユーザー車検を受けましたが、整備と移動時間をのぞけば1時間程度ですむので、慣れればサクッと終わります。
ハードルを越えた先に待っているメリットはこの3つ。
車検費用を抑えられる
バイク屋さんへ支払う車検費用が抑えられるので、安く車検を通すことができます。
ディーラーやバイクショップの車検費用には、重量税や自賠責などの法定費用のほか、整備工賃と代行手数料がかかるので、車検費用は4万円以上かかるのが一般的。
車検費用が法定費用だけに抑えられるので、ユーザー車検は最小限の出費で車検を通すことができるのです。
車検に詳しくなれる
車検で合格するには、保安基準をクリアしている必要があります。
たとえば、ウインカーやブレーキの色、マフラーの音量など、ユーザー車検を経験するだけで道路運送車両法の保安基準がなんとなく身につくので、気づけば車検に詳しくなっているかも。
ユーザー車検の経験はクルマにも応用できるので、車検の知識や経験は無駄になりません。
愛車への愛着が増す
運転技術以外の知識や経験が見に着くので、愛車への愛着がきっと増します。
バイク屋さんに任せていたら体験できなかったことを経験できるので、達成感や自信がつくはずです。
新しい車検証を受け取ったとき、きっと愛車との距離がグッと縮んでいるでしょう。
「機械系は苦手だなー」と感じている人も、法定点検だけバイク屋さんに依頼して、ユーザー車検をチャレンジしてみるのもアリだと思います。
ちなみに国土交通省の発表によると、車検(継続検査)のうちユーザー車検の割合は10%未満だそうじゃ。
やっぱり、車検のために平日休暇を作るのが難しいのか、苦手意識が強いのかもしれんの。
ユーザー車検の事前準備
ユーザー車検に向けての事前準備はとっても大事。
せっかく平日に時間を作って陸運局に行っても、準備が不十分だと車検に通らないどころか、車検を受けられないかもしれません。
平日を無駄にしない、ユーザー車検の事前準備を詳しくご説明します。
保安基準をクリアしているかチェックする
道路運送車両法の保安基準をクリアしていないと、車検で再検査になってしまいます。
純正部品から社外品に交換しているなら、車検に向けてノーマルに戻すのが無難。
カスタムやドレスアップで社外品のパーツに交換するとき、「車検対応」かチェックするようにしておくと、戻す手間が省けるので車検が楽になります。
車検に必要な持ち物
忘れ物をしてしまうと、取りに戻る必要があるのでゼッタイに忘れないようにしたいですね!
車検のときは、A4の用紙を折り曲げずに持ち運ぶことになるので、A4用紙がすっぽり入るカバンとクリアファイルを準備しておくと便利です。
私はショルダーバッグのベルトに挟み込んで陸運局内を移動しています。
ちなみに、バイクは今でも納税証明書が必要じゃ。
領収日付印が押されていないモノや紛失したときは、役所で納税証明を入手しないといけん。
車検の年はコンビニなどで支払うか、ハガキで届く納税証明書を大事に保管するようにな!
ユーザー車検の費用
重量税は登録年数で金額がかわり、自賠責保険は毎年見直しがされます。
参考までに、2024年に受けたNUDA900R(登録H25.7)の車検費用をご紹介します。
大きな変動はないので、バイクのユーザー車検は15,000円前後と考えておけばよいでしょう。
ちなみに、重量税は登録後12年までは3,800円、13~17年が4,600円、18年以上が5,000円になるから注意が必要じゃ。
私のNUDA900Rは、次の車検から重量税が4,600円になってしまいます・・・。
ユーザー車検をインターネットで予約しよう
忘れてはならないのが車検の予約。
「自動車検査インターネット予約システム」から、ユーザー車検の予約をすることができます。
もちろん、アカウント作成、車検予約は無料です。
ユーザー車検の予約方法
ユーザー車検の予約の方法について、「自動車検査インターネット予約システム」の実際の画面を見ながらご説明します。
必要なものは車検証くらいで、予約もとってもカンタン。
アカウント作成 → 種別・車種選択
①ここからアカウントを作成できます。
②作成できたら「予約」をクリック!
③「継続検査」を選択
④「二輪車」を選択
⑤「次へ」をクリック
検査場所・日時選択
⑥検査場を選択
⑦検査日時を選択
検査場選択は、2回目以降なら履歴に残るので便利です。
5月22日時点の予約は、ご覧のように5月22~24、27日が埋まっていました。
予約日を含んだ15日先までしか予約できないので、予約は早めにした方がよさそうです。
3ラウンドを予約すると、4ラウンドも車検を受けることができますが、4ラウンドを予約すると3ラウンドは車検を受けられません。
大きい声ではいえませんが、間に合わないとしても3ラウンドで予約したほうが吉です。
ちなみに、ユーザー車検がもっとも混雑するのは3~4月上旬といわれておる。
曜日では月・金、連休の前後も要注意じゃ!
車両情報の入力 → 予約完了
⑧車体番号を入力
⑨氏名、電話番号を入力
⑩チェックを入れて「次へ」をクリック
⑪間違いがないか最終確認後「完了」をクリック
「完了」をクリックしたあと、登録したメールアドレスに予約完了のメールが届けば車検予約は完了です。
メール内の「予約番号」は現地で必要になるので、メールにフラグを立てる、お気に入りにするなどで大事に取っておいてください。
お疲れ様でした。
まとめ
今回は、ユーザー車検を受けるための予約方法や事前準備についてご説明しました。
ハードルが高く感じるユーザー車検も、慣れればサクッと受けられるようになります。
ユーザー車検のメリットは、車検費用を抑えられるところ。
時間や手間、労力がかかることや、ちょっとした整備の知識が必要になるのはデメリットです。
でも、ユーザー車検は、費用を半額以下に抑えることが期待できるので、チャレンジしても損はありません。
さて、次回は陸運局の動き方とユーザー車検の流れをご説明する予定です。
近いうちに公開するので、楽しみにしていただけるとうれしいです。
なにわ陸運局のユーザー車検の流れ、よくあるトラブルについてはこちらでご説明しています。
ぜひ参考にしてください。
<【やり方解説】なにわ陸運局でバイクのユーザー車検に挑む!>
ではまた!
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