- バイク免許を取りたい
- バイクの乗り出しにいくらかかる?
- 費用を抑える方法を教えて!
「バイクに乗りたい!」と決意したものの、免許っていくらかかるの?その後に必要な物は?と不安なあなた!バイクの乗り出しに必要な費用をすべて含めると、予想以上の金額に驚く人も少なくありません。ある程度の覚悟はしていたけど、何とか節約できないのか・・・。
そこでこの記事では、バイク免許の取得から、その後にかかる総費用まで徹底解説します。なるべく安く乗り始めるための節約術もご紹介!

これから免許を取る人、費用を抑えたい人は必見です。
バイク免許の取り方や必要な持ち物については、こちらで解説しています。
バイク免許の取得方法別の費用比較まとめ

バイク免許は取得方法によって、費用や期間、難易度が異なります。16歳から取れる中型免許(普通二輪免許)で、各取得方法の費用と特徴をご紹介します。
取得方法 | 費用目安 | 期間 | 難易度 | 向いている人 |
教習所通学 | 18~23万円 | 1~2か月 | 普通 | 社会人 など |
合宿免許 | 15~20万円 | 1~2週間 | 普通 | 学生 時間がある人 |
一発試験 | 約2.5万円~ | 不定 | 難しい | ベテラン 節約したい人 |
バイク免許の所得方法の特徴は、小型二輪や大型二輪でも同じで、教習所への通学が王道コースです。一発試験がもっとも安いですが、技能試験の練習ができず、慣れていないと不合格になる可能性が高いので現実的ではありません。

一発試験の合格率は10%を下回るといわれています。ただ、合格者は出ているので、根気よく通いつめれば不可能ではないっぽいです。
費用を抑えて、最短で免許を取得するなら、合宿免許がオススメ。全国から集まったバイク好きと、バイクについて楽しく語り合いながら学べます。ただし、長期の休みが必要になる点は注意が必要です。
費用だけでなく、期間や自分の生活スタイルを含めて総合的に判断しましょう。
ハイシーズンやキャンペーン期間中は、あっという間に売り切れることもあるので「ちょっと先の予定過ぎるけど押さえておこう」という気持ちで予約してしまいましょう。入校21日前までキャンセル料はかからないので、安心して予定を調整できます。
バイク免許取得後にかかる費用

バイク免許取得後にかかる費用は、以下のとおりです。
- バイク本体:中古で10万〜/新車で20万〜
- 諸費用(登録、保険料など):約6万円~
- バイク駐車場:0円~
- 装備(ヘルメット・バイクウェア):3万〜9万円
免許を取得する費用とバイクの乗り始めにかかる費用を合わせると、乗り出しでトータルで40万円以上になることも珍しくありません。
見落としがちな「免許取得後に必要なお金」について、各項目ごとに相場を詳しく解説します。バイクを所有すると自動車税やメンテナンス、車検も必要になりますが、今回は割愛しています。
バイク本体:中古で10万〜/新車で20万〜
バイクライフを始めるために、忘れてはならないのが、バイク本体の購入です。バイク選びはワクワクする反面、価格を見て戸惑ってしまう人も少なくありません。
バイクの価格は、新車なら排気量や機能、オプションで価格が異なります。中古車の場合は、排気量や年式、状態によって大きく変動します。
また、新車だからすぐに乗れるわけではなく、中古だから安いわけでもないので、自分が気に入ったバイクを選びましょう。
たとえば「HONDA レブル250」の場合、新車価格は約64万円で中古価格は平均55万円ですが、一時供給不足になったため、中古相場が80万円まで跳ね上がっています。
ただ、免許を取ったらすぐに乗りたいのが心情なので、どこまで出せるのか、事前に予算を決めておくと良いでしょう。

お気に入りのバイクが見つかったとしても、運転に慣れてくると、別ジャンルのバイクが欲しくなる場合もあります。
1台目は無理のない価格のバイクを選ぶのもアリです。
諸費用(登録、保険料など):約6万円~
バイク購入後に発生する費用で忘れがちなのが諸費用です。お店によっては、「乗り出し価格」として本体価格にまとめられていることもあります。
以下に、排気量ごとの諸費用の相場をまとめました。
一般原付 (125cc以下) | 軽二輪 (125cc超~250cc以下) | 小型二輪自動車 (250cc超) | |
登録代行料 | 5,500円 | 13,000円 | 13,000円 |
ナンバープレート | – | 760円 | 760円 |
納車整備費用 | 16,500円 | 20,500円 | 34,000円 |
二輪防犯登録料 | 1,650円 | 1,650円 | 1,650円 |
重量税 | – | 4,900円 (登録時のみ) | 3,800円 |
印紙 | – | – | 1,800円 |
自賠責保険 | 6,910円~ | 7,100円~ | 7,010円~ |
任意保険 | 平均27,840円 | 平均27,840円 | 平均27,840円 |
諸費用合計 | 58,400円~ | 75,750円~ | 89,860円~ |
納車整備費用は、新車や中古車を問わず必要になります。新車の場合、輸送や保管中に不具合が発生している場合があるので、初期不良などのリスクを避けるために大切な作業です。
中古車では、消耗品や劣化した部品の点検と交換を行うので、新車の納車整備費用よりも高額になる傾向があります。安心して愛車を迎えるために、納車整備はしっかりと行ってもらいましょう。
二輪防犯登録は、盗難時に全国の警察と連携してバイクの身元確認ができる制度です。加入すれば抑止力にもなり、盗難車の早期発見に役立つとされています。ただ、二輪防犯登録は任意なので、登録しない選択もできます。
しかし、盗難対策は二輪防犯登録だけでは不十分です。愛車を守るための盗難対策について、こちらで熱く語っています。
バイク駐車場:0円~
自宅に駐車スペースがない場合、月極のバイク駐車場を契約する必要があります。賃料は地域によって異なり、都心部では1万円を超える場合もあるので、バイクをどこに置くかは、維持費を左右する重要なポイントです。
また、駐車場の契約では賃料とは別に、敷金として1~3か月の賃料が必要になる場合があるので、予算は多めに見ておきましょう。
駐車場探しなら、駐車場の詳細が一目でわかる、バイク月極駐車場検索「ニリーン」が便利です。
防犯性を重視するなら、トランクルームがオススメです。こちらでトランクルーム業界物件数No.1の「ハローストレージ」を詳しく解説しています。
装備(ヘルメット・バイクウェア):3〜9万円
安全にバイクライフを楽しむために、適切な装備を準備しましょう。ヘルメットやバイクウェアは、転倒時のダメージから身体を守る必須アイテムです。安すぎるものは避けて、デイトナやコミネなどの名の知れたメーカーを選びましょう。
揃えて欲しい装備と相場をご紹介します。
- ヘルメット(必須):1.5万円~5万円
- グローブ:3千円~8千円
- ジャケット(スリーシーズン):1.5万~3万円
ヘルメットは、重くて首への負担が大きかったり、操作性が悪かったりするので、実際にバイク用品店で試着すると失敗を避けられます。グローブは、転倒時はもちろん、飛び石から指を守ってくれるので、しっかりしたものを選びましょう。
バイク用のジャケットは、乗車フォームも取りやすく、プロテクター入りで安心です。春・秋・冬のスリーシーズン使用できるジャケットは初期費用はかかりますが、使用できる期間が長いので、実質お得な気分になれます。
バイク装備は安全性を重視して、信頼できるメーカー品で揃えることで、安全で快適なバイクライフを送れます。悩みがちなヘルメット選びについては、こちら。
保険料を安くする方法
保険はバイクライフを安心して楽しむために欠かせないものですが、ちょっとした工夫で保険料を年間数千円以上も安くできます。
自賠責保険と任意保険の保険料を安くする方法を解説します。
自賠責保険:6,910円~(1年契約)
バイクに乗るために、自賠責保険への加入が法律で義務付けられていて、加入しないと公道を走れません。自賠責保険に加入することで、万が一の事故で他人にケガを負わせた際に、最低限の対人補償が受けられます。
各排気量ごとの保険料は、以下になります。
12か月 | 24か月 | 36か月 | |
一般原付 (125cc以下) | 6,910円 | 8,560円 | 10,170円 |
軽二輪 (125cc超~250cc以下) | 7,100円 | 8,920円 | 10,710円 |
小型二輪自動車 (250cc超) | 7,010円 | 8,760円 | 10,490円 |
自賠責保険の保険料は、沖縄県と離島を除いて全国一律です。しかし、250cc以下のバイクに限って、自賠責保険を安くする方法があります。
バイクを3年以上乗り続ける予定なら、自賠責保険を1年ごとに契約するより、4・5年契約したほうが圧倒的にお得です。
たとえば、250ccのトリッカーは自賠責を5年契約すると14,200円になり、1年あたりでは2,840円。つまり、1年契約と比べて年間4,260円も節約できます。
ただし、バイクを売却するだけでは自賠責の払い戻しはできないため、早く手放してしまうと損してしまうので、3年以上乗るのか考えて選びましょう。

ちなみに軽二輪より小型二輪自動車が安い理由は、事故率などが影響しておる。126〜250ccの軽二輪は、通勤や通学で広く乗られているため、事故率が高い傾向にあるから高いのじゃ。
任意保険:平均27,840円(1年契約)
任意保険は自賠責保険では補えない部分を補償するための重要な保険です。正直なところ、自賠責保険の補償内容では不十分なので、任意保険の加入を強くオススメします。
任意保険は、無料のレッカーサービスやロードサービスも含まれているので、ツーリング中にトラブルが起きたときにも役立ちます。任意保険の保険料は、平均的な補償内容(対人・対物無制限、車両保険なし)で、年間約27,840円が相場です 。
ただ、年齢や補償内容、保険会社によって保険料は大きく変動するので、バイクを購入するお店で加入するより、自分で保険会社を選んだ方が、費用を抑えられる場合があります。
まずは、自分の条件に合わせて複数社から見積もりを取ってみましょう。
任意保険を自分で入る場合、以下の情報をお店からもらっておくとスムーズに契約できます。
- 納車日:保険の開始日を決めるため
- 車検証の画像:任意保険に加入するため
- 総走行距離:ダイレクト型保険の場合は必要になる

20歳以下の保険料は、目が飛び出るほど高いので、親名義で入ってもらえるとうれしいですね。
バイクライフのスタートを節約する方法

バイク免許の取得からバイク購入、装備の準備まで、バイクライフのスタートには想像以上にお金がかかります。
でも安心してください。ちょっとした工夫やタイミング次第で、初期費用をグッと抑えられる節約術をご紹介します。
教習所の割引を活用する
バイク免許の取得費用を節約したいなら、教習所の割引は要チェックです。教習所は時期や条件によって、数千円〜数万円の割引を実施しています。教習所の割引キャンペーンと割引金額例は、以下のとおりです。
- Web割引:5,000円OFF
- 学割:5,000円OFF
- グループ割引:5,000円OFF
- 紹介割引:5,000円OFF
- 自動車とセット割:18,700円OFF
- 応急救護免除者割引:6,600円OFF
教習料金や割引内容、条件は各教習所で異なります。通学に無理のない範囲にある教習所を、一通り調べることで、同じ教習内容でも数万円単位で出費を抑えることが可能です。
合宿免許の期間限定キャンペーンを狙う
合宿免許は教習料金と宿泊費、食事が込みで、最短で免許が取れるうえに、料金もお得です。中でも、長期休暇が終わった閑散期の期間限定キャンペーンを狙うと、さらに格安で免許が取れます。
ただ、ハイシーズンやキャンペーン期間中は、あっという間に売り切れることもあるので「ちょっと先の予定過ぎるけど押さえておこう」という気持ちで予約してしまいましょう。
入校21日前までキャンセル料はかからないので、安心して予定を調整できます。
バイク本体・装備はシーズンオフに買う
バイク本体や装備を買うタイミングを意識するだけで、費用を大きく抑えられてお得です。バイク業界には「需要が落ちるシーズン=在庫処分が増える時期」があります。
たとえば、冬は寒さからバイク需要が減少するため、販売店は割引セールやキャンペーンを行いがちです。夏物は秋〜冬に、冬物は春に安売りされる傾向もあります。
急がないのであれば、シーズンオフを待って買うのが、堅実な節約方法のひとつです。

昨年モデルのグローブやジャケットが半額以下、バイク本体が数万円引きで買えることもあります。
試乗やレンタルバイクで試す
バイク選びで失敗して無駄なお金を使わないためには、試乗やレンタルで試すことが効果的です。バイクを見た目やスペックだけで選んでしまうと、実際に乗ったときの違和感や不満で、すぐに買い替える羽目になる場合があります。
試乗コースでは、判断しづらいので、レンタルバイクでじっくりツーリングを楽しんでみましょう。レンタルバイクは半日4,400円から借りられるので、買ってから後悔するより、少額で実車体験して判断する方が、結果的に大きな節約につながります。

私は半年ごとに3回も乗り換えてしまったので、試乗は大事です。
バイクメーカーの免許取得サポートを活用する
バイクメーカーの中には、免許取得を応援する「免許サポート制度」を提供しています。対象期間中に免許を取得することで、キャッシュバックを受けられます。
免許サポート制度を行っているメーカーとサポート額は、以下のとおりです。
メーカー | サポート額 |
ホンダ | 最大4万円 |
カワサキ | 最大4万円 |
ヤマハ | 最大2万円 |
スズキ | 最大4万円 |
BMW | 最大11万円 |
DUCATI(ドゥカティ) | 最大7万円 |
KTM | 最大10万円 |
Harley-Davidson(ハーレー) | 最大10万円 |
TRIUMPH(トライアンプ) | 最大7万円 |
メーカーによって対象になる車種や期間、人数などの条件が異なるので、事前に確認しておきましょう。
欲しいバイクが中古車の場合は、レッドバロンの免許応援キャンペーンがオススメです。免許取得後3ヶ月以内にエントリーして、免許証交付後1年以内にバイクを購入することで、最大4万円のサポートを受けられます。
レッドバロンの免許応援キャンペーンページはこちら。
バイク乗り出し費用を抑えてバイクライフを満喫しよう!
免許取得には費用がかかりますが、知識と工夫次第で大きく節約が可能です。免許の所得費用から取得後のにかかる費用を把握することで、バイクライフを始める準備がスムーズに進みます。
今回ご紹介した節約術を活用して、浮いたお金でバイクライフを満喫しましょう!
ではまた!
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