- 今のナビアプリに満足していない
- MOTTO GOとツーリングサポーターってどっちがいい?
- 使いやすいナビアプリを教えて!
ツーリングをさらに楽しく快適にしてくれるバイク用ナビアプリ。スマホ1つで手軽に使える時代だからこそ、アプリ選びがとても重要です。
この記事では、MOTTO GO(モットゴー)・ツーリングサポーター・Blucap Go(ブルーキャップゴー)の3つをすべてツーリングで使用し、特徴や機能、デメリットと口コミを徹底比較しました。
それぞれに向いている人も分かりやすくまとめたので、あなたに合ったナビアプリが見つかります。

MOTTO GOは親切な音声と見やすいナビ画面が特徴です。
Blucap Goはナビ設定のしやすさがバツグンで、複雑なルートも簡単に作成できます。
NAVITIMEのアプリ「カーナビタイム」「ツーリングサポーター」「ドライブサポーター」の違いについては< 何が違うの?NAVITIMEのナビアプリを比較してみた >で詳しく解説しています。
バイク用ナビアプリの選び方

バイクで使うナビアプリは、地図の見やすさや音声案内、料金体系など、重視するポイントによって選ぶ基準が変わります。ここでは、MOTTO GO・ツーリングサポーター・Blucap Goのそれぞれに向いている人と、特徴を比較表にまとめました。
【結論】ナビアプリ別の向いている人
3つのナビアプリの違いを踏まえて、それぞれどんなライダーに向いているかをまとめました。
- 音声案内の安心感とバイク専用の案内画面を重視したい
- 初めて有料ナビアプリを使う
- ツーリングマップル由来のスポット情報や快走ルートの提案が欲しい
- 情報量とナビの安定性を重視する
- Web版と組み合わせて事前にルートを作成したい
- コストがかかっても信頼性の高いナビを使いたい
- ルートを地図上で確認しながら細かく組み立てたい
- Googleマップをベースにした高性能なスポット検索を活用したい
- AI技術を使ったルート生成機能で新しいコースを試したい
バイク用ナビアプリ比較表
バイク用ナビアプリ比較表では、MOTTO GO・ツーリングサポーター・Blucap Goの主な機能と料金の違いを一覧にしました。重視したいポイントと照らし合わせながら、自分に合いそうなアプリ選びに役立ててください。
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| MOTTO GO | ツーリングサポーター | Blucap Go | |
| 排気量の考慮 | |||
| ルート検索結果 | 4種類のルート | 5種類のルート | 3つのカーブオプション 7つの回避設定 |
| 渋滞回避ルート | |||
| ルート保存・共有 | FUNルートのみ | ||
| リアルタイム渋滞・交通情報 | |||
| 降雨情報 | |||
| オービス・取締情報 | |||
| オフライン機能 (マップ・ナビ・検索) | プレミアムプラスのみ | ||
| 走行ログ | |||
| ツーリングスポット情報 | |||
| CarPlay | 制限あり | ||
| 料金 | 250円/3日 400円/月 4,000円/年 | 600円~/月 5,700円~/年 | 800円/年 (初回限定50%OFF価格) |
| 詳細情報 | 詳しく見る > | 詳しく見る > | 詳しく見る > |
パイオニア「MOTTO GO」は2024年7月にリリースされ、何度もアップデートを繰り返し、今なお進化中です。
Blucap「Blucap Go」はHUDメガネを開発している中国の企業で、AIを使ったルート生成ができます。
NAVITIME「ツーリングサポーター」はリリースから10周年を迎え、有料バイク用ナビアプリの代表ともいえる存在です。
それでは、それぞれのナビアプリについて、詳しくレビューします。
MOTTO GO|ライダー向けに特化した快適ナビ

「MOTTO GO」は、バイク専用に設計されたナビアプリです。バイク向けに最適化したルート案内と、ツーリングマップルなどのデータを活用したツーリングコースや観光スポットの案内が特徴です。
ナビ案内中でも、道の駅やガソリンスタンド、コンビニなど、ツーリングで役立つスポットを経由地として追加できます。
走行履歴の保存や共有も可能で、バイク旅の記録にも役立つ機能が多くあります。シンプルで操作性も高く、初めてのライダーにも使いやすいインターフェースが魅力です。
| アプリ名 | MOTTO GO バイクナビ-ツーリング・バイク-パイオニア |
| 価 格 | 無 料 |
| アプリ内課金 | 月額コース ¥400 年額コース ¥4,000 3日間コース ¥250 |
| 対応OS | iOS , Android |
| 容 量 | 約300 MB |
| 販 売 元 | Pioneer Corporation |
| 公式サイト | https://jpn.pioneer/ja/mottogo/ |
MOTTO GOの最新アップデート情報



最近のアップデートでは、ツーリング前の「ルート探し」と「お気に入り管理」がかなり強化されています。
- スポットマップ機能:観光スポットなどを地図上で一覧表示できる
- タグ分け機能:お気に入り地点にタグを付けて色分けできる
- キュレーターコース機能:公式キュレーターが選んだツーリングコースを楽しめる
- 検索バー/MOTTO GOボタン:直感的でスムーズにスポットを検索・確認できる
- 不具合対応:地図画面が一部表示されない症状を改善
MOTTO GOのメリット
実際にMOTTO GOをツーリングで使って感じたメリットは、次の3つです。
見やすいナビ画面と丁寧な音声案内

パイオニアの車載ナビ「カロッツェリア」の技術を継承しているため、ツーリングをより快適に楽しみやすいと感じました。
ムダな情報を省いたナビ画面はとても見やすい!色使いにも配慮されていて、コントラスト強めなツーリングサポーターの画面よりも自分好みです。

各自動車メーカーの純正ナビに採用されているので、見慣れているのかもしれません。
丁寧な音声案内は、知らない土地でも安心できます。ルートを考慮した車線案内には感動しました!たとえば、3車線の道路を走行中、数km先で右折が必要な場合「中央寄りの車線がおすすめです」と事前に提案してくれます。
また、おすすめスポット情報も満載です。スポット情報はライダーたちのバイブル的道路地図「ツーリングマップル」のデータを収録!走行中に付近のおすすめスポットを音声で案内してくれます。
ツーリングマップルについては< ツーリングマップルをオススメする7つの理由 >で詳しく語っています。
「MOTTO GOボタン」が便利

画面右下に配置された「MOTTO GOボタン」はかなり便利です。
ナビ案内中に給油や休憩をしたくなることはよくあります。そんなときにMOTTO GOボタンをタップすれば、周辺のスポットを即座に検索し、経由地に追加が可能です。
また、ナビの案内中でも経由地の削除はもちろん、立ち寄る順番まで変更できる点は、バイク乗りのことを良く理解してくれていると感じました。
独自のツーリングコースを収録

さらに、全国のおすすめツーリングコースも収録しています。走りたいエリアを選択するだけで、豊富なツーリングコースを選びたい放題!選んだコースをもとにカスタマイズも可能です。
ツーリングプランの作り方がわからない初心者ライダーから、マンネリ気味のベテランライダーまで幅広く役立つ機能だと感じました。
MOTTO GOのデメリット
MOTTO GOを使っていて気になった点は、次の3つがあります。
丁寧すぎる音声案内がうるさい
音声案内が丁寧すぎてうるさく感じる場合があります。MOTTO GOの音声案内では、以下の案内が流れます。
- ルートの道案内
- 急カーブや取り締まり、未舗装路などの道路情報
- 天気情報
- オススメスポット情報
初期設定のままでは、音声案内の頻度が多すぎて、インカム通話がまともにできませんでした。出発前に基本設定の「音声」から、音声案内の種類と発話頻度、音量などの調整を行いましょう。

敏感すぎる「速度超過警告」はOFFにするのがオススメです。
インカムで音声案内や通話を行うときは、操作に気を取られず、外の音が聞こえる音量で使うことが大切です。走行中に使うと違法になるのか、どこまでがながら運転と判断されるのかについては< インカムを走行中に使うと違法になる? >で詳しく解説しています。
スポット検索が苦手っぽい
MOTTO GOは名称で検索することが苦手です。ツーリングで立ち寄りたいスポットを追加する際、名称で検索しても見つからないことが多くありました。
たとえば、倉敷に向かうとき、Googleマップに表示されている「倉敷美観地区」で検索しても、倉敷付近にある駐車場や飲食店、店舗がヒットするのみ。
絶品バイクめしでご紹介した兵庫県の絶品グルメバーガー「コナト」も表示されませんでした。もちろん、Googleマップでは検索可能です。
Googleマップで気になるスポットを管理しているライダーさんは多いので、MOTTO GOのスポット検索能力の低さにプチストレスを感じるかも。。。
目的地や経由地の設定では、住所で検索しつつ、Googleマップと比較して場所を特定する必要があります。
最後までルートがわからない

出発地点と目的地を設定しても、出発直前の画面まで進まないと通るルートが確認できません。立ち寄りスポットや走りたい道がある場合、何度も設定画面に戻って調整が必要になります。
走りごたえのありそうな道を通りたかったり、広域農道を使いたかったりなど、ルートをこだわりだすと、操作性の悪さが目立ちました。

ナビ自体が優秀なため、完全にナビ任せで使用したほうが、MOTTO GOの真価を発揮できると感じます。
MOTTO GOの口コミ・評判
MOTTO GOについては、X上でも利用者の声が多く投稿されています。ここでは、実際に使っているライダーの口コミから印象的だったものを紹介します。
いままで使ったナビの個人的評価
— 【タンデム解禁】バイクオジイ (@daishiro_bike) November 11, 2025
1.MOTTO GO (有料版) ★★★★★https://t.co/KxmCip9JF7 map(無料) ★★★★☆
3.Touring SUPPORTER(プレミアム)★★★☆☆
MOTTO GO課金コスパいい。案内分かり易い
グーグル無料は神、操作慣れてる
TURING SUPPORTER現在使用中、操作慣れない
北海道ツーリング中、
— WokaRider (@wokarider) July 21, 2025
情報量の多いGoogle MAPで目的地を探して
その経路を「MOTTO GOへ転送」してナビ開始!
理由!
移動中に予定外のオススメ立ち寄りスポットを色々
提案してくれるから!
ただナビに従って走るだけじゃない楽しみがあるのさ!
初めての土地はすげぇ助かる!
1ヶ月は使用無料!… pic.twitter.com/EVEIlMaiyT
久しぶりにMOTTO GOがアップデートされ、『キュレーター』なるものが追加されたので見てみたら、モトブロガーがお勧めのツーリングコースを紹介するだけでした😔
— UnotakuMotors (@UnotakuNinja) November 25, 2025
今までも地域別におすすめツーリングコースがあったので似た様な機能が追加されただけ。別にモトブロガーが紹介しなくてもいいのに。 pic.twitter.com/TsLfLCO1hr
案内の分かりやすさやコスパの良さを評価する声が多い一方で、新機能のキュレーターコースは期待とのギャップを感じる意見もあります。ナビに何を求めるかによって、MOTTO GOへの印象が変わりやすいアプリだといえます。
気になった方は、こちらからダウンロードして試してみてください。初回は1ヶ月無料で使用できます。

ツーリングサポーター|信頼性の高い王道ナビ

「NAVITIMEツーリングサポーター」は、地図ナビの老舗NAVITIMEが提供する有料のバイク専用ナビアプリです。排気量別ルート検索に対応し「高速道優先」「一般道優先」「景観優先」などの条件を選んでルートを指定できます。
全国のツーリングロードやツーリングスポット情報も収録されていて、ツーリング向けのルート探しに役立ちます。
渋滞・交通規制・天候などリアルタイム情報にも対応し、プレミアムプラスなら圏外でも使用可能。信頼性の高いナビゲーションと充実したコンテンツで、長距離ツーリングでも安心して使えます。
| アプリ名 | ツーリングサポーター 原付バイク〜大型バイクまで使えるナビ |
| 価 格 | 無 料 |
| アプリ内課金 | プレミアムコース(月額) ¥600 プレミアムコース(年額) ¥5,700 プレミアムプラスコース(月額) ¥1,000 プレミアムプラスコース(年額) ¥9,800 |
| 対応OS | iOS , Android |
| 容 量 | 約143 MB |
| 販 売 元 | NAVITIME JAPAN CO.,LTD. |
| 公式サイト | https://touring.products.navitime.co.jp/moto |
ツーリングサポーターの最新アップデート情報

2025年10月のアップデートで、ルートづくりの自由度が一段と高まりました。
- ルートアレンジ機能:ルート検索後にドラッグ&ドロップしてルートを編集できる
- スポット経由追加:スポットアイコンにマーカーを移動して経由地に追加できる
- 原付一種向け表示:二段階右折が必要な交差点にアイコンを表示できる
- 不具合対応:Car Playの自位置のずれやクラッシュ、内部処理を改善
ルートアレンジ機能では、ルート検索後にルート上のマーカーを長押ししてドラッグすることで、通りたい道に合わせてルートを編集できるようになりました。観光スポットやガソリンスタンドのアイコンにマーカーを移動して、経由地として追加することも可能です。

ルートアレンジ機能のおかげで、直感的にルートをカスタマイズできるようになりました。
ツーリングサポーターのメリット
ツーリングサポーターの強みとして挙げられるポイントは、次の3つです。
案内のタイミングが優秀
音声案内や分岐の拡大表示など、タイミングが優秀です。初めて走る道でも、どのタイミングで曲がれば良いか把握しやすいと感じました。
NAVITIMEは累計利用者数が5,000万人規模とされるナビゲーションサービスで、そのノウハウがツーリングサポーターにも生かされています。サービス開始から10周年を迎えたこともあり、ナビの挙動は全体的に成熟している印象です。
ナビ案内中の自由度が高い

ツーリングサポーターは、ナビ案内中の画面を3種類から選べます。
- 一般的な地図モード
- 目的地を指すコンパスモード
- 曲がり角案内特化のターンモード
シンプルな表示画面によって、必要な情報が一目でわかります。ただし、運転中にナビ画面を注視すると違反になってしまうため、信号待ちや路肩に停車して確認しましょう。
ツーリングサポーターWeb版が便利
ツーリングサポーターはWeb版とアプリで連携できます。Web版で作成したルートは、アプリでいつでも呼び出せるため、往復のルートや長期ツーリングの工程をじっくり計画する際に便利です。
作成したルートは「みんなのルート」として共有もできるため、ほかのライダーが作ったルートも参考にできます。
ツーリングサポーターのデメリット
ツーリングサポーターで注意しておきたい点を、3つ説明します。
やっぱりスポット検索が苦手
NAVITIMEもスポット検索が苦手です。住所や名称によってはヒットしにくい場合があります。一方で、2024年3月のアップデート以降は、チェーン店などを検索した際に近い順に表示されるようになるなど、改善も進んでいます。
今後のアップデートによって、もっと使いやすくなる日が来るかもしれません。
設定が多すぎる

設定項目が多く、初めて使うときは画面構成が分かりづらく感じます。高機能なナビアプリである反面、慣れるまでどこを触れば良いか迷いやすい印象です。
基本的に初期設定でも問題ありませんが「走行ログの自動取得」は自動では止まらないので、面倒ならOFFにしてしまっても良いでしょう。ガソリン価格表示も要確認です。
プレミアムプラスコースが高い
信頼性や機能性が高い分、他社のナビアプリと比べると料金は高めです。CarPlay連携を使うにはプレミアムプラスコースへの加入が必要で、月額・年額ともにそれなりの負担になります。
プレミアムプラスコースでは、次の機能が解放されます。
- CarPlay連携
- ルート保存件数の拡張(50件 → 100件)
- 経由地点数の拡張(30地点 → 100地点)
- オフライン機能
- 通信節約モード
プレミアムプラスで役立ちそうな機能は、CarPlay連携とオフライン機能です。追加で月額300円以上を払う価値があるか、検討することが大切です。

私自身はオフライン機能を使う場面が少なかったので、プレミアムプラスではなく別のナビアプリも試しながら比較しているところです。
ツーリングサポーターの口コミ・評判
ツーリングサポーターについては、X上でも実際の利用者から次のような声が挙がっています。
ふむ…🤔
— あき136🍀 (@aki136volty) October 21, 2025
しまなみ原付道を走ろうと思ったら
ナビはやっぱり
ツーリングサポーターが最強かな#バイクナビ pic.twitter.com/p2UPTfsPap
そういえば前から思ってた事で、今使ってるスマートモニターのツーリングサポーターの高速道路走行時の画面に、目的地までの距離と時間が表示されないのが非常に不便。渋滞に巻き込まれると到着時間が全くわからなくなって困るんですよね。スマホ側だとこんなに充実してるのに。何とかして欲しい所 pic.twitter.com/8A5dTbr6lA
— ホクバイ (@h400XyTRICITY) November 20, 2025
ツーリングサポーターのログ記録が動画で見れるようになってた!
— みどりのライダー (@MidorinoRider) November 24, 2025
おもしろいかも(´・ω・`) pic.twitter.com/GngGXaHgA9
ツーリングのナビとして信頼している声や、走行ログを振り返る機能が面白いなど、高く評価されている印象です。一方で、表示項目や画面レイアウトなど、細かな使い勝手が気になる場合もあります。
ツーリングサポーターが気になった方は、こちらから公式アプリをダウンロードして使い心地を確認してみてください。初回1ヶ月の無料お試し期間でじっくり試してみましょう。

Blucap Go|AIがサポートするハイテクナビ

「Blucap Go」はAI技術を活用したバイク向けナビアプリです。Googleマップなどをベースにした高度なアルゴリズムで、ルートを自動生成し、高速道路や有料道路の回避、カーブの多さの調整など、細かい設定ができます。
FUNルートを使えば、走りたい方向と大まかな距離を指定するだけで、周遊向きのルートやツーリング向けのコースを自動生成してくれます。さらに、スマートグラス連携やCarPlay対応、GPXデータのエクスポートなどのデジタル機能も充実。最新技術好きの心を揺さぶります。
ガソリンスタンドやライダー向けスポットの表示、天候情報や走行ルートの履歴など、ツーリングのサポート機能もそろっています。
以前の年額3,500円から800円に大幅値下げされ(2025年11月時点)、バイク専用ナビアプリとしては手頃な価格で使用できる点も魅力です。
| アプリ名 | Blucap Go バイクルート |
| 価 格 | 無 料 |
| アプリ内課金 | Blucap Premium(年額) |
| 対応OS | iOS |
| 容 量 | 65.4 MB |
| 販 売 元 | Hangzhou Ganqingbian Technology Co., Ltd. |
| 公式サイト | https://blucapsport.com/app/index.html |
Blucap Goの最新アップデート情報
Blucap Goは、ナビ画面とデバイス連携まわりのアップデートが続いています。
- 横画面モード対応:スマホルダーの向きに合わせて地図画面を切り替えられる
- CarPlayナビ対応:iOS版1.3.0でCarPlayナビゲーションに対応
- スマートグラス連携:Blucap Motorナビゲーション用スマートグラスに対応
- 不具合対応:ルート編集時の操作性を改善
Blucap Goのメリット
Blucap Goならではのメリットは、次の3つです。
スポット検索が優秀
Blucap Goの最大の特徴はGoogleマップをナビエンジンとして採用している点です。アップデートでGoogleマップベースに切り替わり、スポット検索の精度が大きく向上しました。
Googleマップで気になるスポットを見つけたら、名称をコピーしてBlucap Goで検索するだけ。もう住所で検索したり、地図から探す必要はありません。
道を確認しながらルート設定が可能

実際に通るルートを確認しながらナビ設定ができる点が、個人的にかなり高評価です。Blucap Goは出発地点と目的地を設定した時点で、ルートが生成されます。あとは、立ち寄りたいスポットを追加したり、通りたい道をタップするだけで、自分のイメージ通りのルート設定が可能です。
ガソリンスタンドや観光名所、ホテルなどを地図上に表示させながら経由地を決めていけるため、出発までにかかる時間を短縮できます。
Googleマップのナビ案内で気になるルートも、次の回避設定でコントロールできます。
- トール道路を避ける(幹線道路)
- フェリーを避ける
- モーターウェイを避ける(高速道路)
- 主要な道路を避ける
- 細かい道路を避ける
- 舗装されていない道路を避ける
- 同じ道路を二度と使用しない
日本語訳は少し独特ですが、上手に組み合わせることで、自分のスタイルに合ったルートに近づけやすくなります。
FUNルートが楽しい

Blucap Goの目玉機能、AI技術を活用した「FUNルート」はおもしろい機能です。まずは、周遊ルート(旧:往復)か目的地までか案内方法を選び、走りたいエリアにピンを落とし、向かう方向を決めます。
あとは、総走行距離を設定し、観光名所を回りたいかライディングに専念したいか、カーブの多さや回避設定を行って「生成」をタップするだけ。
10秒もかからないうちにオリジナルのルートが提案されます。スポット情報や天気、ルート全体を確認しながら微調整すれば、あっという間にツーリングプランが完成です。
Blucap Goのデメリット
Blucap Goを選ぶ前に知っておきたいデメリットは、次の3つがあります。
ナビはGoogleマップと同レベル
Googleマップがベースになっているため、ナビ案内はGoogleマップと同レベルです。設定や機能は有料ナビアプリほど充実していません。
Googleマップも以前と比べると、カーナビアプリとして使いやすくなりましたが、謎のショートカットや、地元民しか使わない生活道路を案内されることがあります。そして、主要都市以外のナビ案内はイマイチ信用できません。福岡市内を走っているときでさえ、よくわからない音声案内が流れてきます。
独自機能の回避設定である程度は改善されますが、道路の拡大表示や丁寧な音声案内が必要なライダーさんには、やや物足りないナビかもしれません。
操作に慣れが必要
日本語に違和感がある点と、操作感に少し使いづらさを感じます。おかしな日本語は使っているうちに慣れてきますが、ルート保存が可能なのは現状FUNルートのみになっている点が使いにくい。
海外のアプリのため、文字が画面外にはみ出してしまっているときもあります。また、ルート設定中に表示できる施設に、道の駅やコンビニが含まれていない点も惜しいポイント。
今後のアップデートで、日本語まわりやUIが改善されることに期待しています。
AIが無茶ぶりしてくる

日本の道路事情と相性が良くないのか、AIがかなり攻めたルートを提案してくることがあります。設定でカーブの頻度を増やすと、謎のショートカットやUターンが頻発しがちです。
市街地を通過する際は、幹線道路や生活道を問わずクネクネと案内するため、楽しいどころかヒヤヒヤすることも。生成されたルートでナビ案内を開始する前に、経路を見直して調整する必要があります。
先日、15日間の長期ツーリングではBlucap Goのルート設定の操作性が大活躍しました。でも、AIはほぼ使っていません。AIルート生成は「面白いけれど、そのまま任せるには少し不安」という位置づけだと感じています。
Blucap Goの口コミ・評判
Blucap Goは、現時点ではX上の投稿は多くありませんが、App Storeのレビューを見ると次のような声が見られました。
Blucap Goの良い口コミ
- 年間料金が安く、価格に対して満足度が高い
- FUNルートなど、他社にはない機能で走る楽しさが増えた
- 寄り道や休憩を挟んでも、案内の再開がスムーズで便利
Blucap Goの気になる口コミ
- 細い県道や林道に案内されて不安を感じた
- 地名や交差点名の読み上げが不自然
- まだ発展途上だと感じる
特に気になったのが、課金してもPremium機能が有効にならなかったという報告です。私も同じ状況を経験しましたが、サポートに問い合わせたところ、案内どおりの手順で進めることで無事に解決できました。
現在は、アップデートで会員有効化まわりの不具合は修正が案内されたようです。
Blucap Goでは14日間無料トライアルも用意されています。気になったライダーさんは、試してみてはいかがでしょうか。

検索能力とルート編集を重視するならBlucap GO!
「MOTTO GO」「Blucap Go」「ツーリングサポーター」の3つを実走比較した結果、検索能力とルート編集を重視するなら、現時点ではBlucap Goがもっとも使いやすいと感じました。
Googleマップと同じ検索結果が表示され、実際に通るルートを確認しながらナビ設定ができる点はかなり快適で、先日の長期間ツーリングでは、便利すぎてずーーーっと使っていました。気づけば無料期間を過ぎてしまい、うっかり課金してしまいましたが悔いはありません!
目玉機能の「FUNルート」は、発想としてはおもしろいものの、そのまま走るには攻めすぎなルートになることもあるため、走行前のチェックが欠かせない発展途上な機能です。
それでも、年額800円で「便利なGoogleマップをバイク用ナビに強化できる」と考えると、有料プランを試してみる価値は十分にあります。
ルート設定の時間を短縮したい、こだわりのルートで楽しみたいライダーさんは、ぜひ試してみてください。

ではまた!








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