- 夏もツーリングを楽しみたい
- でも暑い!
- オススメの暑さ対策を教えて!
「夏のバイクはもはや拷問…」そう感じたことはありませんか?走っている間は風を感じられるものの、信号待ちや渋滞では一気に汗だく。ヘルメットの中は蒸し風呂状態で、服やグローブの中は蒸れっぱなし。。。
真夏の地獄ライドを少しでも快適に走りたい!
そこでこの記事では、限界を感じたライダーにこそ使ってほしい暑さ対策アイテムを7つ厳選して紹介します。熱中症予防や快適性アップに役立つアイテムばかりです。

夏でも安全・快適に走りたい人は、ぜひチェックしてください。
なぜバイクの夏はこんなにツラいのか?

風を全身で浴びるツーリングは快適そうですが、実際は過酷な環境との戦いです。猛暑日や炎天下では、体感温度が40℃を超えることもあり、体にかかる負担は相当なもの。
ここでは、夏のバイクが「拷問」といわれる理由を見ていきましょう!
ヘルメット内が蒸し風呂状態
頭を守ってくれるヘルメットは命を守る大切な装備ですが、夏はまさに「蒸し風呂」状態。特にフルフェイスは、通気性が限られていて、熱がこもりやすい構造です。
汗が滝のように流れ、目に入るなんてことも珍しくありません。信号待ちでは、シールドが曇るほど内部の湿度が高くなります。
ヘルメット内の高温多湿は、集中力の低下や熱中症の原因にもなるため、しっかりとした暑さ対策が欠かせません。
走行中はまだマシ、止まると地獄
バイクで走っている間は風が体に当たるため、多少の涼しさを感じられます。しかし、信号待ちや渋滞にハマると拷問開始の合図。
エンジンやアスファルトからの熱、直射日光が重なり、まさに「熱波地獄」と化します。特に市街地では、建物からの照り返しやアスファルトの蓄熱で、足元の温度が50℃を超えることも。
膝周りや太ももに熱が集中して、低温やけどを負うライダーも多いです。停止中の熱波を軽減するために、暑さ対策アイテムやツーリングの工夫が欠かせません。
熱中症や脱水症状のリスクも
夏のツーリングは、想像以上に過酷で、熱中症や脱水症状のリスクが高くなります。バイク走行中は風で汗がすぐに乾き、発汗に気づきにくくなるため、気づいたときには体に異変が起きているケースもあります。以下の症状が出たら要注意です。
- 頭痛
- 吐き気
- めまい
- 足のけいれん
- 意識がぼんやりする
これらは熱中症の代表的な症状で、軽視すれば命に関わる可能性も。。。体調を守るためにも、こまめな水分補給と、体温を下げる工夫が重要です。
限界ライダーにおすすめ!暑さ対策アイテム7選
夏ツーリングを満喫したいライダーさんに向け、暑さ対策アイテムを厳選してご紹介します。
おたふく手袋|BT冷感・消臭パワーストレッチ 長袖バックハイネックシャツ

猛暑のライディングでも快適な着心地を保ちたいなら、冷感インナーがオススメ。夏ツーリングでは欠かせないアイテムです。
「BT冷感・消臭パワーストレッチ 長袖バックハイネックシャツ」は、接触冷感+吸汗速乾+消臭機能の三拍子が揃っており、服の下に着るだけで快適にツーリングを楽しめます。選べるカラーは4色。
適度な締め付けのストレッチ素材を使用しているので動きやすく、体にフィットして機能を十二分に発揮してくれます。汗をかいてもすぐ乾いて、ベタつかず快適。ジャケットを着ていても不快感を感じません。
さらに、首の後ろ部分のハイネックが紫外線をガード!サイドメッシュ切り替えで、通気性もバツグンです。

袖に水をかけてから走るともっと涼しくなります。
おたふく手袋|BT冷感・消臭パワーストレッチ ヘッドキャップ

ヘルメット内部の蒸れが気になるなら、ヘッドキャップが頼りになります。「BT冷感・消臭パワーストレッチ ヘッドキャップ」も冷感インナーと同じ素材で作られているため、頭皮にひんやり感を与えながら、汗をしっかり吸収してくれます。
ヘルメット内部に直接当たらないので衛生的で、インナーパッドを洗濯する間隔を伸ばすことが可能。さらに、ストレッチ素材のおかげで髪がまとまりやすく、変な癖が付きにくくなります。
ヘルメットの蒸れ対策と衛生面の両方をカバーできる、夏ライダーの必需品です。
サーモス|保冷バッグインバッグ 3L

冷たいドリンクや冷やしタオルを持ち運ぶなら「保冷バッグインバッグ 3L」が最適です。付属の保冷剤を凍らせて入れておけば、一日中冷たい状態を保ってくれます。
実際に、前モデルを使ってツーリングに行ってきましたが、10時間走っても非常食のチョコは無事でした!詳しくは、こちらの記事でレビューしています。
大作商事|さらさらマジクール

「マジクール」は水を含ませるだけで冷感が長時間持続するネッククーラーです。熱中症対策として自衛隊でも使用されている実績があります。吸水ポリマーが水をしっかり保水してゆっくり蒸発させるため、冷感が20時間も継続します。
「さらさらマジクール」は機能を保ったまま、襟の中に忍ばせて目立たなくできるサラサラ素材を採用。付属のネットストラップを使用すれば、走行中に飛んでいく心配もありません。繰り返し手洗いで使えるので、経済的で衛生的です。

保冷バッグインバッグにいれておけば、さらにクールです!
FASTHOUSE|スピードスタイル グローブ

メッシュグローブを避けたいライダーさんには「スピードスタイル グローブ」がオススメ。伝統的なオフロードグローブの裁断パターンを採用しているので、操作性はバツグンです。
甲と掌で使用する素材を替え、ストレッチ性と耐久性を両立しています。人差し指と親指はスマートフォンのタッチパネルに対応。指のまち部分にはストレッチメッシュ生地を使用し、優れた通気性を確保。
カラーやデザインも豊富なので愛車や服装に合わせやすく、オフロードに限らず使用できます。

快適すぎて、夏以外でも寒さを我慢して使いたくなります。今で3セット目になりました。
SEA BREEZE|ミントフィットジェルインソール

「SEA BREEZE|ミントフィットジェルインソール」は、靴の中の蒸れや熱気を軽減してくれます。清涼成分を配合したジェルインソールで、足裏からじんわり冷感が広がります。
ジェルが衝撃を吸収してくれるため、街歩きも快適です。ライディングシューズ内にこもる熱が気にならず、ツーリング後半の疲労感も軽く感じられます。
健栄製薬|天然ハッカ油

暑さとニオイ、虫対策ができる「天然ハッカ油」は買って損しない、最強の暑さ対策アイテムです。水に数滴垂らして肌にスプレーすれば、風が吹くとスーッとした清涼感が得られます。ハッカの香りで汗の嫌なニオイも軽減でき、蚊除けの効果も期待できます。

肌が弱い私でもピリピリせず安心!私が使ってるのはこっち。香りが強い気がして、見た目もかわいい!

天然ハッカ油だけでは使用しづらいので、スプレーボトルと精製水(水も可)、エタノールを準備しましょう。使用前にしっかり振れば、エタノールを省いても大丈夫です。
自家製ハッカスプレーの配合例はこちら


※「健栄製薬 無水エタノールIP」は掃除用で、脱脂作用や臭気が強いため、肌への使用はオススメしません。

自家製ハッカスプレーの配合例と作り方、使用時の注意点をご紹介します。
30mlボトル | 100mlボトル | |
ハッカ油 | 0.5ml (6~15滴) | 1〜2ml (20~40滴) |
無水エタノール | 3ml | 10ml |
精製水 or 水 | 27ml | 90ml |
- ハッカ油と無水エタノールをスプレーボトルに入れてよく混ぜる
- 精製水または水をスプレーボトルに入れて混ぜる
- 完成!
ハッカ油の量は刺激が強すぎないか確認しながら、お好みでどうぞ。
長期使用する場合は精製水がオススメです。
工夫で快適さが激変!夏ツーリングのコツ

暑さ対策アイテムは確かに効果的ですが、それだけでは限界があります。ちょっとした工夫で格段に快適になる、暑い季節を楽しく乗り切るコツをご紹介します。
出発は朝イチが鉄則です
夏ツーリングは、できるだけ早朝に出発するのが鉄則です。午前中はまだ気温が低く、路面の照り返しも少ないため、体への負担が軽減されます。渋滞も起こりにくいので、混雑しがちな市街地を足早に抜け出すことが可能です。
たとえば、朝5時に出発すれば、暑さがピークになるころに涼しい場所で休憩やスポット巡りが楽しめます。暑さに悩まされる前に走り出すことが、夏を快適に走るための第一歩です。

帰宅も日が落ちるころが涼しいですが、帰宅ラッシュに注意しましょう。
意地でも山間を走る
夏のツーリングルートは、意地でも山間の道や標高の高い場所を選んで走りましょう。山間の道は森林による気化熱や木陰によって、市街地よりも気温が低くなります。
さらに、標高が100m上がるごとに気温が約0.6℃下がるといわれ、市街地より5℃以上も涼しくなることが珍しくありません。たとえば、兵庫県の市街地が35℃でも、六甲山や丹波篠山の山道では30℃以下になる日もあり、走行中の風が心地よく感じられます。
夏のツーリングでは、人里に降りないつもりでルートを選ぶと、涼しいツーリングが実現できます。
休憩と水分補給はこまめに取る

真夏のツーリングでは「まだ大丈夫」と思っていても、気づかないうちに体力が消耗しているので、定期的な休憩と水分補給を行いましょう。
たとえば、1時間に1回の休憩を取り、忘れず水分補給を行うだけで、熱中症のリスクを大幅に下げられます。冷たい飲み物だけでなく、塩分や糖分の入ったスポーツドリンクや塩飴などを選ぶと効果的です。
足を冷やす
夏のツーリングでぜひ試してほしいのが、足を冷やす方法です。体の末端を冷やすことで血流が冷え、体全体の温度が下がる効果が期待できます。特に足は心臓から遠く、冷却された血液が広範囲に及ぶので、全身のクールダウンに効果的です。
実際に、清流で足を5〜10分ほど浸けたところ、全身がスッと軽くなり、そこから3時間以上も快適に走行できました。それ以来、マリンシューズやタオルは必ず持参しています。

足を川で冷やす方法は、手軽にできて効果も大きく、夏を満喫している感も出るのでオススメです。川の水位や流れには十分注意し、安全な場所で涼みましょう。
暑さ対策で夏ツーリングはもっと楽しくなる!
夏のツーリングは、ただ我慢するものではありません。適切な暑さ対策アイテムと、ちょっとした工夫を取り入れるだけで、炎天下の走行も驚くほど快適に変わります。
今回紹介したアイテムやコツは、どれも限界を感じた私がたどり着いた対策です。暑さを味方につければ、夏だからこそ楽しめる景色やルート、出会いがきっと待っています。しっかり備えて、思いっきり夏を満喫しましょう!
ではまた!
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