- ツーリングに向けて情報を集めたい
- バイクでも立ち寄りやすい美味しいお店はどこ?
- お店周辺のツーリング情報も教えて!
「おいしいご飯を食べたい!」「ご当地グルメを知りたい!」「ツーリングも楽しみたい!」という欲望を叶える、それが絶品バイクめしです。
ご紹介するお店は、ご当地グルメやB級グルメ、ラーメンやカフェランチ、さらにはテイクアウトを利用したピクニックツーなど、実際にうかがって魅力的に感じたお店の情報と駐車場情報をお届け。そして!ツーリングプラン作りに役立つ、周辺のオススメスポットや快走ルートもご紹介します。
今回は、熊本県阿蘇市の「阿蘇料理 ひめ路」にお邪魔しました。

ご紹介するスポットやルートの一部は、ツーリングマップルを参考にして探しています。
ツリマはバイクライフに欠かせない、永遠のベストセラーです。
今日のツーリンググルメ

ライダーの聖地として知られる熊本県の阿蘇。バイクに乗ったからには、一度は走ってみたいといわれる人気スポットです。阿蘇のご当地グルメといえば赤毛和牛を使った赤牛丼が有名ですが、熊本グルメはそれだけではありません!
熊本県阿蘇市の「阿蘇料理 ひめ路」には、熊本県のご当地グルメが大集結しています。
阿蘇料理 ひめ路

規格外の絶海が楽しめる阿蘇山の北部に、昭和61年創業の「阿蘇料理 ひめ路」があります。お店は阿蘇山を楽む前でも、駆け回った後でも立ち寄りやすく、ツーリングの立ち寄りポイントに入れ込みやすい場所です。
敷地内には宿泊施設「いろりの宿 民宿 乙姫の里」もあるので、阿蘇ツーリングのベースキャンプにもピッタリです。阿蘇周辺の宿にしては、比較的リーズナブルな料金設定になっています。
詳しくいプランはじゃらんでチェックできます。
<いろりの宿 民宿 乙姫の里の宿泊プラン>


店内は純和風で、定食屋というよりも和食屋さんといった雰囲気。座敷の他にテーブル席もあるので、ブーツを脱がなくても大丈夫です。
阿蘇料理 ひめ路のメニュー


熊本県を訪れたら食べたいご当地グルメといえば、馬肉料理や阿蘇の赤牛丼。阿蘇料理 ひめ路では、馬肉や赤牛はもちろん、熊本県のご当地グルメが勢ぞろい!ラインナップはこちら!
- 馬肉料理
- 赤牛丼
- だご汁
- 高菜めし
- ホルモン煮込み
阿蘇料理 ひめ路では単品はもちろん、ご当地グルメの定食をリーズナブルに食べられます。さらに、みそ汁を350円でだご汁に変更できたり、白ご飯を250円で高菜めしに変更できたりと、カスタマイズ可能です。
つまり、阿蘇料理 ひめ路で食事をするだけで、熊本の食を堪能できるのです。胃袋が足らない問題が勃発しますね。。。
阿蘇の道路は「戦略的に作られた」らしい
阿蘇周辺の道路は、自然の景観を最大限に活かしながら設計された「見せるための道路」として設計されました。道路が峰から峰へとつながり、カルデラの内側を見下ろす絶景ルートが続いているそうです。
さらに、直線と曲線のバランスにも配慮されているので、運転すること自体を楽しめます。人工物の配置も工夫して、景観への配慮もバッチリ。これは、バイクの聖地と呼ばれていることにも納得です。

先日、阿蘇周辺を堪能するために1日半の時間を割きましたが、まったく足りませんでした。
日程の調整ができるなら、絶対に1泊した方が良いです。
それでは、いただきます!
高菜めし定食 1,650円

高菜めし定食は、阿蘇高菜漬けを使った阿蘇名物「高菜めし」と具だくさんの熊本名物「だご汁」、豚のホルモンを使った「ホルモン煮込み」が一度に味わえる贅沢な定食です。
小鉢も4品も付いてくるので、どれから食べようかと迷ってしまいます。

ちなみに「だご」とは熊本弁で団子のことじゃ。あちこちの地域で、だご汁会が恒例行事になっているほど、今も愛される郷土料理なのじゃ!



まずは、ソウルフードのだご汁からいただきましょう。団子が少し溶けてとろみを帯びた汁からは、野菜の甘みを感じます。お箸で探り当ててみると、ニンジンや里芋、カボチャなどがゴロゴロと出てきました。
団子は、注文を受けてから食べやすいサイズに手で延ばして、ちぎってお鍋に入れているそうです。確かに形が不ぞろいで個性豊か。団子の弾力は強くモチッとしていて、歯を立てるとバツンッとはじける感じ。団子の味は素朴でほっこりします。
だご汁を子供の頃に食べたはずがないのに、懐かしさを感じる不思議な一品です。
高菜めしは色鮮やかで、阿蘇高菜漬けの塩味がクセになります。ビジュアルが近い高菜チャーハンとはまったくの別物。混ぜご飯のような作り方なので、ご飯が柔らかく、高菜とごまの風味が香ります。す。
ホルモン煮込みのホルモンは、しっかり煮込まれていてトロトロで、口の中で簡単にほどけます。豚ホルモンらしい独特の匂いはありますが、嫌いじゃないです。味がしっかりついているので、白ご飯との相性も良さそうです。
日によって異なる小鉢は、どれもほぼ店内で作っているそう。甘酸っぱいなます(酢の物)はさっぱりしていて、ホルモン煮込みとの相性が良く、煮物も出汁が利いていておいしい。大豆を強く感じる冷奴や出汁で伸ばされた山芋、お漬物など、どれも店主のこだわりが伝わってきます。
ちょっと欲張った感があるほどボリューミーですが、大満足です!
赤牛丼+温泉卵 1,800円+80円

ひめ路の赤牛丼はステーキ丼のようなスタイル。温泉卵は忘れずに追加で注文しました。
歯ごたえの良い赤牛は、火が良い感じに通っているので食べやすい。玉ねぎベースのたれは甘みと旨味のバランスが良く、ステーキ丼というより和牛丼といった方が正解。たれの量もちょうどいい!
薬味を使ってアレンジを楽しんでいると、どんどん食べ進んでしまいます。味変の大様、温泉卵を丼に乗せて割ってやると、濃厚な黄身が赤牛とご飯に合わさり、思わず笑みがこぼれます。
大根の甘みを感じる具だくさん味噌汁や優しい味付けのお浸し、お漬物もどれも隙が無く、どれもおいしかったです。
ごちそうさまでした。
阿蘇料理 ひめ路の詳細情報
阿蘇料理 ひめ路では、地元の食材を積極的に使っているそうです。お米は地元の契約農家から仕入れたコシヒカリ、野菜は旬のものを使用しています。こだわりは食材だけでなく、料理からも手間暇をかけていることが伝わってきました。
どの定食もボリューミーなので、しっかり走り込んでお腹を空かせてからお立ち寄りください。一押しメニューは、やっぱり高菜めし定食です。
店 舗 名 | 阿蘇料理 ひめ路 |
住 所 | 〒869-2226 熊本県阿蘇市乙姫1732-1 |
電話番号 | 0967-32-4252 |
予 約 | 不可 |
営業時間 | 11:00~15:30 材料がなくなり次第終了 |
定 休 日 | 火曜日・祝日 |
席 数 | 100席 |
支払い方法 | QRコード決済 (PayPay) |
駐 車 場 | あり |
公式サイト | https://aso-himeji.jimdofree.com/ |
バイクの駐車場所

ひめ路にはバイク専用の駐車場はありませんが、敷地内に30台の車が駐車可能なスペースがあります。できるだけ枠を節約して駐車しましょう。
熊本県のオススメツーリングスポット

熊本県阿蘇市周辺にあるツーリングスポットをご紹介します。阿蘇らしい絶景スポットを集めました。
阿蘇パノラマライン

阿蘇のツーリングスポットといえば、阿蘇カルデラを縦断する絶景ロード「阿蘇パノラマライン」は外せません!阿蘇の街並みの向こうにそびえ立つ山々は圧巻です。
路面がきれいで走りやすく急カーブも少ないので、景色を存分に楽しみながら走れます。

ちなみに、そびえたっているのはカルデラの縁じゃ!阿蘇山を中心にぐるっと囲むように連なっておるのじゃ。「カルデラ縁」や「外輪山」と呼ばれておるぞ。


名前の通りパノラマビューを楽しめる阿蘇パノラマラインに、新たに設置された「南阿蘇パノラマライン展望所」からは、雄大な景色をじっくり堪能できます。
道端で草を食べる赤牛ののどかな様子や、今も煙を上げる荒々しい活火山など、1本の道でいろんな風景が楽める絶景ロードの代名詞的なスポットです。
『阿蘇パノラマラインで阿蘇山を縦断』とはいったものの、北側は「県道111号 阿曽吉田線」という別の道です。阿蘇パノラマラインを完走したい、円錐がきれいな火山「米塚」を観たい場合は、丁字路を見逃さないようにしましょう。
阿蘇中岳火口

今も活動を続ける活火山「阿蘇中岳火口」ではダイナミックな景色が望めます。モクモクと上がる白い煙は水蒸気で、火口に溜まった雨水が60℃ほどに温められて湯気が立ち上っているそうです。

エメラルドグリーンがキレイですが、火山ガスが発生しているので近づけず、状況によっては見学できない場合もあります。

ちなみに、阿蘇山は1つの山を指すわけではないのじゃ!
根子岳、高岳、中岳、烏帽子岳、杵島岳を合わせて阿蘇五岳(あそごがく)=阿蘇山と呼んでおる。


先日立ち寄った際は、風向きの影響で全面規制になっていて「阿蘇 山上広場」までしか入れませんでした。「どうしても火口が見たい!」という人向けに、ヘリコプターツアー(4分6,000円~)もあります。

現地スタッフの話によると、14時を過ぎると風向きが変わって規制が解除されることが多いそうです。実際、私たちも16時ごろに見学できました!

阿蘇中岳火口では、阿蘇 山上広場と火口をつなぐ約1.3kmの「阿蘇山公園有料道路」も必見です。火山ガスの影響か草木のない岩肌が続く、荒々しい景色が広がっています。

阿蘇山は今も活動を続ける活火山なので、火口付近にはシェルターも配備。さっきまで規制がかかっていたと思うと緊張します。
火星ってこんな景色なのかな、と感じられる非日常の世界を楽しみたいなら、ぜひ立ち寄ってみてください。公式サイト「阿蘇火山火口規制情報」で事前に規制状況を確認しておくとスムーズです。
名 称 | 阿蘇中岳火口 |
住 所 | 〒869-2225 熊本県阿蘇市黒川 |
電話番号 | 0967-34-0554 |
営業時間 | 3月20日~10月31日 8:30~18:00 11月1日~11月30日 8:30~17:30 12月1日~ 3月19日 9:00~17:00 |
定 休 日 | 年中無休 |
料 金 | 単車:400円 自動車:1,000円 |
支払い方法 | 現金 |
公式サイト | https://www.aso-volcano.jp/ |
※ぜんそくのある方や気管支・心臓に疾患のある方、体調のすぐれない方の火山見学は禁止されています。
箱石峠展望所

阿蘇中岳火口よりも西部にある「箱石峠展望所」は、2024年度版ツーリングマップルRの表紙ロケ地です。展望所からは、真横から阿蘇五岳を一望できます。


ギザギザして一番主張している山が根子岳で、頂上が猫の形に見えることから名付けられたそう。眼下に走る国道265号線は、時間が許すなら走ってほしい気持ちのいいワインディングロードです。
箱石峠展望所へと続く道は鋭角になっているので、南側からの侵入がオススメ。箱石峠展望所より北は、やや路面が荒れぎみで草木も生い茂っています。立ち寄った後は、引き返してしまうのもアリです。
バイク乗りの聖地「阿蘇」で絶景を堪能しよう!
数あるライダーの聖地の中で南をつかさどる阿蘇は、自然の雄大さを存分に味わえる地域です。世界最大級といわれるカルデラが日本にあるなら、行かないわけにいきません!
阿蘇を堪能するなら一泊して朝駆けがオススメです。阿蘇周辺は、観光地としても人気スポットなので、日が昇るにつれて交通量が増加します。早朝なら、澄み渡った空の下でゆっくりとスポットを巡れます。
大自然を独り占めできる!かもしれない朝駆けに、ぜひチャレンジしてみてください!今回、ご紹介したひめ路も宿泊可能です。<いろりの宿 民宿 乙姫の里の宿泊プラン>
ではまた!

さらに周辺ルート、スポットを探すならツリマがオススメ!


コメント