- 今のナビアプリに満足していない
- 使いやすいナビアプリを探してる
- 簡単に操作できるアプリを教えて!
ツーリングをさらに楽しく快適にしてくれるナビアプリ。スマホ1つで手軽にナビが使える時代だからこそ、アプリ選びがとても重要です。
そこでこの記事では、最近ライダーさんから注目を集めている「MOTTO GO(モットゴー)」と「Blucap Go(ブルーキャップゴー)」を徹底レビューします。人気の高性能ナビアプリ「ツーリングサポーター」とも比較し、それぞれの特徴とメリット、デメリットをわかりやすく解説します。

MOTTO GOは親切な音声と見やすいナビ画面が特徴です。
Blucap Goはナビ設定のしやすさがバツグンで、複雑なルートも簡単に作成できます。
NAVITIMEのアプリ「カーナビタイム」「ツーリングサポーター」「ドライブサポーター」の違いについては、こちらの記事で徹底比較しています。
バイク用ナビアプリ比較表
バイク用ナビの中から比較したアプリは、以下の3つです。
- パイオニア「MOTTO GO」
- Blucap「Blucap Go」
- NAVITIME「ツーリングサポーター」
まずは、それぞれの機能を比較表にまとめました。
![]() | ![]() | ![]() | |
MOTTO GO | Blucap Go | ドライブサポーター | |
排気量の考慮 | |||
ルート検索結果 | 4種類のルート | 3つのカーブオプション 7つの回避設定 | 5種類のルート |
渋滞回避ルート | |||
ルート保存・共有 | FUNルートのみ | ||
リアルタイム渋滞・交通情報 | |||
降雨情報 | |||
オービス・取締情報 | |||
オフライン機能 (マップ・ナビ・検索) | プレミアムプラスのみ | ||
走行ログ | |||
ツーリングスポット情報 | |||
CarPlay | 近日対応 | 制限あり | |
料金 | 250円/3日 400円/月 4,000円/年 | 3,500円/年 (初回限定50%OFF価格) | 600円~/月 5,700円~/年 |
詳細情報 | 詳しく見る > | 詳しく見る > | 詳しく見る > |
パイオニア「MOTTO GO」は2024年7月にリリースされ、何度もアップデートを繰り返し、今なお進化中です。
Blucap「Blucap Go」はHUDメガネを開発している中国の企業で、AIを使ったルート生成ができます。
NAVITIME「ツーリングサポーター」はリリースから10周年を迎え、有料バイク用ナビアプリの代表ともいえる存在です。

私はオフライン機能が基本料金で使える「カーナビタイム」を愛用していました。ただ、料金が値上げしたことで年間契約は解除しています。

単発ツーリングは無料アプリ、長期ツーリングは有料アプリを月間契約したほうが節約できるのでオススメ!
それでは、それぞれのナビアプリについて、詳しくレビューします。
MOTTO GO|ライダー向けに特化した快適ナビ

「MOTTO GO」は、バイク専用に設計されたナビアプリで、快走ルートや景観の良い道を自動提案してくれます。ナビ案内中でも、道の駅やガソリンスタンド、コンビニなど、ツーリングで役立つスポットを経由地に追加が可能。
走行履歴の保存や共有も可能で、バイク旅の記録にも役立つ機能が多くあります。シンプルで操作性も高く、初めてのライダーにも使いやすいインターフェースが魅力です。
アプリ名 | MOTTO GO バイクナビ-ツーリング・バイク-パイオニア |
価 格 | 無 料 |
アプリ内課金 | 月額コース ¥400 年額コース ¥4,000 3日間コース ¥250 |
対応OS | iOS , Android |
容 量 | 331.6 MB |
販 売 元 | Pioneer Corporation |
公式サイト | https://jpn.pioneer/ja/mottogo/ |

MOTTO GOのメリットとデメリット
実際にMOTTO GOを使用して感じたメリットとデメリットはこちらです。
- 見やすいナビ画面と丁寧な音声案内
- 「MOTTO GOボタン」が便利
- 独自のツーリングコースを収録
- 丁寧すぎる音声案内がうるさい
- スポット検索が苦手っぽい
- 最後までルートがわからない
メリット1:見やすいナビ画面と丁寧な音声案内

パイオニアの車載ナビ「カロッツェリア」の技術を継承しているため、ツーリングをより安全で快適に楽しめます。
ムダな情報を省いたナビ画面はとても見やすい!色使いにも配慮されていて、コントラスト強めなツーリングサポーターの画面よりも自分好みです。

各自動車メーカーの純正ナビに採用されているので、見慣れているのかもしれません。
丁寧な音声案内は、知らない土地でも安心できます。ルートを考慮した車線案内には感動しました!たとえば、3車線の道路を走行中、数km先で右折が必要な場合「中央寄りの車線がおすすめです」と事前に提案してくれます。
また、おすすめスポット情報も満載です。スポット情報はライダーたちのバイブル的道路地図「ツーリングマップル」のデータを収録!走行中に付近のおすすめスポットを音声で案内してくれます。
ツーリングマップルについては、こちらの記事でご紹介しています。
メリット2:「MOTTO GOボタン」が便利

画面右下に配置された「MOTTO GOボタン」はかなり便利です。
ナビ案内中に給油や休憩をしたくなることはよくあります。そんなときにMOTTO GOボタンをタップすれば、周辺のスポットを即座に検索し、経由地に追加が可能です。
また、ナビの案内中でも経由地の削除はもちろん、立ち寄る順番まで変更できる点は、バイク乗りのことを良く理解してくれていると感じました。
メリット3:独自のツーリングコースを収録

さらに、全国のおすすめツーリングコースも収録しています。走りたいエリアを選択するだけで、豊富なツーリングコースを選びたい放題!選んだコースをもとにカスタマイズも可能です。
ツーリングプランの作り方がわからない初心者ライダーさんも、マンネリ気味のベテランライダーさんも大活躍すること間違いなしの神機能です。
デメリット1:丁寧すぎる音声案内がうるさい
音声案内が丁寧すぎてうるさく感じる場合があります。MOTTO GOの音声案内では、以下の案内が流れます。
- ルートの道案内
- 急カーブや取り締まり、未舗装路などの道路情報
- 天気情報
- オススメスポット情報
初期設定のままでは、音声案内の頻度が多すぎて、インカム通話がまともにできませんでした。使用前に基本設定の「音声」から、音声案内の種類と発話頻度、音量などの調整を事前に行いましょう。

敏感すぎる「速度超過警告」はOFFにするのがオススメ。
デメリット2:スポット検索が苦手っぽい
MOTTO GOは名称で検索することが苦手です。ツーリングで立ち寄りたいスポットを追加する際、名称で検索しても見つからないことが多くありました。
たとえば、倉敷に向かうとき、Googleマップに表示されている「倉敷美観地区」で検索しても、倉敷付近にある駐車場や飲食店、店舗がヒットするのみ。
絶品バイクめしでご紹介した兵庫県の絶品グルメバーガー「コナト」も表示されませんでした。もちろん、Googleマップでは検索可能です。
Googleマップで気になるスポットを管理しているライダーさんは多いので、MOTTO GOのスポット検索能力の低さにプチストレスを感じるかも。。。
目的地や経由地の設定では、住所で検索しつつ、Googleマップと比較して場所を特定する必要があります。
デメリット3:最後までルートがわからない

出発地点と目的地を設定しても、出発直前の画面まで進まないと通るルートが確認できません。立ち寄りスポットや走りたい道がある場合、何度も設定画面に戻って調整が必要になります。
走りごたえのありそうな道を通りたかったり、広域農道を使いたかったりなど、ルート設定が複雑になってくると諦めたくなるほど操作性が悪いです。

ナビ自体が優秀なため、完全にナビ任せで使用したほうが、MOTTO GOの真価を発揮できると感じます。


Blucap Go|AIがサポートするハイテクナビ

「Blucap Go」はAI技術を活用したバイク向けナビアプリです。高速道路や有料道路の回避やワインディング優先など、細かいルート設定が可能で、自分好みのツーリングが楽しめます。
ナビルートが履歴として残るので、ルートの見返しに便利。スマートウォッチ連携やSNS共有など、デジタル機能も豊富で、最新技術好きの心を揺さぶります。
アプリ名 | Blucap Go バイクルート |
価 格 | 無 料 |
アプリ内課金 | Blucap Premium(年額) ¥3,500 |
対応OS | iOS |
容 量 | 46.8 MB |
販 売 元 | Hangzhou Ganqingbian Technology Co., Ltd. |
公式サイト | https://blucapsport.com/app/index.html |

Blucap Goのメリットとデメリット
実際にBlucap Goを使用して感じたメリットとデメリットはこちらです。
- スポット検索が優秀
- 道を確認しながらルート設定が可能
- FUNルートが楽しい
- ナビはGoogleマップと同レベル
- 操作に慣れが必要
- AIが無茶ぶりしてくる
メリット1:スポット検索が優秀
Blucap Goの最大の特徴はGoogleマップナビゲーションエンジンを使用していることです。アップデートによってGoogleマップがベースになり、スポット検索が優秀になりました。
Googleマップで気になるスポットが見つかったら、名前をコピーしてBlucap Goで検索するだけ。もう住所で検索したり、地図から探す必要はありません。
メリット2:道を確認しながらルート設定が可能

実際に通るルートを確認しながらナビ設定ができる点が、個人的にかなり高評価です。Blucap Goは出発地点と目的地を設定した時点でルートが生成されます。あとは、立ち寄りたいスポットを追加したり、通りたい道をタップするだけで、自分好みのルート設計が可能です。
ガソリンスタンドや観光名所、ホテルなどを表示させながらルート設定もできます。
回避設定も豊富でGoogleマップの不満点を解消してくれます。回避設定の項目は、以下のとおりです。
- トール道路を避ける(有料道路?)
- フェリーを避ける
- モーターウェイを避ける(高速道路?)
- 主要な道路を避ける
- 細かい道路を避ける
- 舗装されていない道路を避ける
- 同じ道路を二度と使用しない
ちょっと日本語がおかしいですが、上手に回避設定を活用することで、安心安全にツーリングを楽しめます。

Blucap Goはなぜか縦表示のみです。現在はAndroidやCarPlayに対応していませんが、近々アップデートを予定しています。
メリット3:FUNルートが楽しい

Blucap Goの目玉機能、AI技術を活用したFUNルートはおもしろい機能です。まずは、往復か目的地までか案内方法を選び、走りたいエリアにピンを落として向かう方向を決めます。
あとは、総走行距離を設定し、観光名所を回りたいかライディングに専念したいか、カーブの多さや回避設定を行って生成をタップするだけ。
10秒もかからないうちにルートが提案されます。スポット情報や天気、ルートを確認して調整すれば、あっという間にツーリングプランが完成です。
デメリット1:ナビはGoogleマップと同レベル
Googleマップがベースになっているため、ナビはGoogleマップと同レベルです。Googleマップも依然と比べると、カーナビアプリとしても使いやすくなりましたが、有料ナビアプリほど機能が充実していません。
また、Googleマップらしい謎のショートカットや、地元民しか使わない生活道路を案内されることがあります。そして、主要都市以外のナビ案内はイマイチ信用できません。福岡市内を走っているときでさえ、よくわからない音声案内が流れてきます。
道路の拡大表示や丁寧な音声案内が必要なライダーさんには不向きです。
デメリット2:操作に慣れが必要
日本語がおかしい点と少し使いづらさを感じます。おかしな日本語は使っているうちに慣れてきますが、ルート保存が可能なのはFUNルートのみになっている点が使いにくい。
海外のアプリのため、文字が画面外にはみ出してしまっているときもあります。また、ルート設定中に表示できる施設に道の駅やコンビニがない点も惜しいポイント。
今後のアップデートに期待です。
デメリット3:AIが無茶ぶりしてくる

日本の道路事情に合わないのか、AIが無茶ぶりしてきます。設定でカーブの頻度を増やすと、謎のショートカットやUターンが頻発。
市街地を通過する際は、幹線道路や生活道を問わずクネクネと案内するため、楽しいどころかヒヤヒヤすることも。生成されたルートでナビ案内を開始する前に、経路を見直して調整する必要があります。
先日、15日間の長期ツーリングではBlucap Goのルート設定の操作性が大活躍しました。でも、AIはほぼ使っていません。

Blucap Go以上にルート設定の操作性が非常に良いので、AI機能をうまく活用できなくて残念でした。今後のアップデートにかなり期待しています!


ツーリングサポーター|信頼性の高い王道ナビ

「NAVITIMEツーリングサポーター」は、地図ナビの老舗NAVITIMEが提供する有料のバイク専用ナビアプリです。ツーリング向けルートや景観重視の道、高速回避などを細かく指定できるほか、全国のツーリングスポット情報が豊富。
渋滞・交通規制・天候などリアルタイム情報にも対応し、プレミアムプラスなら圏外でも使用可能。信頼性の高いナビゲーションと充実したコンテンツで、長距離ツーリングでも安心して使えます。
アプリ名 | ツーリングサポーター 原付バイク〜大型バイクまで使えるナビ |
価 格 | 無 料 |
アプリ内課金 | プレミアムコース(月額) ¥600 プレミアムコース(年額) ¥5,700 プレミアムプラスコース(月額) ¥1,000 プレミアムプラスコース(年額) ¥9,800 |
対応OS | iOS , Android |
容 量 | 135.7 MB |
販 売 元 | NAVITIME JAPAN CO.,LTD. |
公式サイト | https://touring.products.navitime.co.jp/moto |

ツーリングサポーターのメリットとデメリット
実際にツーリングサポーターを使用して感じたメリットとデメリットはこちらです。
- 案内のタイミングが優秀
- ナビ案内中の自由度が高い
- ツーリングサポーターWeb版が便利
- スポット検索が苦手っぽい
- 設定が多すぎる
- プレミアムプラスコースが高い
メリット1:案内のタイミングが優秀
音声案内や分岐の拡大表示など、タイミングが優秀です。どこを走っていても不安はありません。
さすが5,100万人が利用している日本最大級のナビゲーションサービスといえます。サービス開始からから10周年を迎えたこともあり、成熟した印象を受けます。
メリット2:ナビ案内中の自由度が高い

ツーリングサポーターは、ナビ案内中の画面を3種類から選べます。
- 一般的な地図モード
- 目的地を指すコンパスモード
- 曲がり角案内特化のターンモード
シンプルな表示画面によって、必要な情報が一目でわかります。ただし、運転中にナビ画面を注視すると違反になってしまうため、信号待ちや路肩に停車して確認しましょう。
メリット3:ツーリングサポーターWeb版が便利
ツーリングサポーターはWeb版とアプリで連携できます。ツーリングサポーターWeb版は自宅でじっくりツーリングを計画する際に便利です。
作成したルートは「みんなのルート」として共有もできるため、他のライダーが作ったルートを参考にできます。
デメリット1:やっぱりスポット検索が苦手
NAVITIMEもスポット検索が苦手です。住所を入力しても表示されない場合があります。でも、2024年3月のアップデートで、チェーン店などを検索結果した際に近い順に並ぶようになりました。
今後のアップデートによって、使いやすくなる日が来るかもしれません。
デメリット2:設定が多すぎる

設定の項目が多すぎてわかりづらいです。高性能なナビアプリなので仕方ないといえますが、初めて操作する人にとっては何が何だかわかりません。
基本的に初期設定でも問題ありませんが「走行ログの自動取得」は自動では止まらないので、面倒ならOFFにしてしまっても良いでしょう。ガソリン価格表示も要確認です。
デメリット3:プレミアムプラスコースが高い
信頼性や機能性が高い分、他社ナビアプリよりも高価です。CarPrayを利用するためにプレミアムプラスコースは必須ですが、とにかく高い!ちなみに、プレミアムプランでは、以下の機能が解放されます。
- CarPlay連携
- ルート保存50→100件
- 経由地点30→100件
- オフライン機能
- 通信節約モード
プレミアムプラスで役立ちそうな機能は、CarPlay連携とオフライン機能です。追加で300円以上を払う価値があるか、検討することが大切です。

これまでのツーリングを振り返ると、オフライン機能はあまり活躍していませんでした。なので、以前おすすめしていたカーナビタイムも一旦解約して、ナビ探しの旅中です。


最強ナビは検索能力とルート設定が強いBlucap GO!
「MOTTO GO」「Blucap Go」「ツーリングサポーター」の3つのバイク用ナビアプリをじっくり使用した結果、最強だと感じたのはBlucap Goです!
優秀な検索機能と実際に通るルートを確認しながらナビ設定ができる点はかなり使いやすく、先日の長期間ツーリングでは、便利すぎてずーーーっと使っていました。気づけば無料期間を過ぎてしまい、うっかり課金してしまいましたが悔いはありません!
ただし、初回50%OFFキャンペーンのため、次回から年額7,000円がかかります。AIを使ったルート生成の精度を考えると、価格設定が割高に感じてしまうのが現在の率直な感想です。まずは、AIが改善されることを楽しみにしつつ、1年間がっつり使用しようと思います。
今、Blucap Goでは14日間無料キャンペーン中です。ルートにこだわるライダーさんはぜひ試してみてください。


ではまた!
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