- 最近、バイクにマンネリを感じている
- フォトツーリングに興味がある
- バイク乗りにおすすめのカメラを教えて!
バイクと相性がいい趣味の一つ「カメラ」。ツーリング中に見つけた絶景や愛車との写真を撮ることで、これまでとは違った楽しみ方が見つかります。
でも、ミラーレス一眼カメラに興味はあるけど「種類が多すぎて何を買えば良いかわからない」と悩んでしまいますよね。
そこでこの記事では、バイクとカメラでマンネリが解消できる5つの理由と、バイク乗りにオススメのカメラとレンズ、周辺アイテムをご紹介します。バイクとカメラに関するよくある疑問についてもしっかり解説します!

カメラや新しいレンズに興味があるけど高くて手が出せない。。。そんな時はカメラレンタルサービスがオススメです。
安く借りられて実際に試せるので、自分に合うカメラやレンズ探しがはかどります。
バイク×カメラ=マンネリ解消できる理由5選
カメラを持ってツーリングに出かけることでマンネリが解消できる理由をご紹介します。最近、刺激が足りないなと感じているライダーさんは、ぜひ参考にしてください。
ツーリングの目的が増える

ツーリングにカメラを持っていくことで、ただ走るだけでなく「撮影」という新たな目的が加わります。
たとえば、「夕日と愛車を一緒に撮影したい」「あの絶景ポイントで写真を撮ってみたい」「花見や紅葉狩りを写真に残したい」など、目的が明確になることでツーリングへのモチベーションを上げることが可能です。
バイクでマンネリを感じる理由の一つに、目的が見つからないことがあります。撮影という目的が増えればマンネリを感じるヒマはありません!
風景や瞬間を記録できる
カメラを持っていれば、ツーリング中の印象的な景色や、ふとした瞬間を記録に残せます。
ツーリング仲間と休憩中に撮った何気ない一枚や、峠を駆け抜けた瞬間に見た夕焼けなど、その瞬間を形に残せることが魅力です。写真を見返すことで、そのときの気持ちや達成感を何度でも味わえます。
ツーリングの景色に見慣れることもマンネリの理由です。カメラを持てば、違う視点で景色をとらえられるので、新しい発見があります。
愛車が優秀なモデルになる

もし、撮るものが見つからなくても、愛車が優秀なモデルになってくれます。異なるアングルや背景で撮影することで、愛車の新たな魅力を発見できるかもしれません。
また、風景を撮影する際に、愛車と一緒に撮ることでツーリングの一コマを演出できます。
SNSやブログで共有できる
撮影した写真はSNSやブログで共有できます。SNSに投稿することで、他のライダーさんやフォロワーさんとの交流が広がり、撮影のヒントや刺激を得ることも可能です。
「この絶景スポットはどこ?」「そのアングルかっこいい!」といった反応をもらうと、モチベーションはさらに高まります。そして、同じ趣味を持つ仲間が見つかるかも!
新たな出会いができる

フォトツーリングをきっかけに、撮影スポットで他のライダーさんと交流が生まれることもあります。
たとえば、交流が増えるとツーリングを一緒に計画することもあります。カメラや撮影テクニック、撮影スポットの情報交換を行うことで、どんどんカメラ沼にハマってしまうでしょう。
そして、新しい出会いは人だけに限りません。カメラを始めると、これまで興味もなかった場所に訪れたり、挑戦してみたりする機会が増えます。新しい行動によって、また新たな目的を見つけるきっかけになります。

私の場合、アルバム作りに出会ってしまい「アルバムを作るためにツーリングに出かける」みたいなこともあります。見返すと20冊くらいあり、まだ増える予定です。
データは見返すのに便利ですが、形に残すのもオススメです。
バイク乗りにオススメのカメラはSONY α7Ⅲ

バイク乗りに向いたカメラの条件として、持ち運びやすさがもっとも大事です。重くて大きいカメラは持ち出すことがおっくうになり、ツーリングを楽しめません。
だったら、コンパクトデジカメや小型軽量のマイクロフォーサーズを選ぶことが自然です。しかし、コンパクトなカメラはイメージセンサーが小さく、画質やボケ、感度はフルサイズに敵いません。
思っていたような写真が撮れず、悲しい思いをするくらいなら初めからフルサイズを買った方が正解。フルサイズカメラの中でもSONY α7Ⅲはバランスの取れたオススメの逸品です。
SONY α7Ⅲをオススメする理由についてじっくり解説します。

ソニーを選ぶ理由はシェアの高さとレンズの多さ

数あるカメラメーカーの中からソニーをオススメする理由は、シェアの高さと選べるレンズの多さです。
デジタル家電のマーケティング調査を行う「BCN」によると、2024年ミラーレスカメラのメーカー別販売台数において、ソニーが35.8%の高いシェアを獲得しました。多くの人にソニーが選ばれている理由は、性能はもちろん、信頼性の高さやニーズに合った商品が多いからだといえます。
また、ソニーのEマウントは2010年から採用されている歴史の長いマウント規格です。サード―パーティー製レンズも含めると180本以上※のレンズが発売されています。※カゲモト調べ
つまり、Eマウントの膨大なラインナップから、写りや価格帯、操作性など自分に合ったレンズ選びができます。
そして、SONY α7Ⅲはソニーがフルサイズミラーレスの新基準と位置付けたベーシックモデル。新モデルが発売された今でも、多くの人に愛用される名機です。

ソニーは人気メーカーなので、中古品も豊富に出回っています。すべて新品で揃えるとコストがかかるので、中古レンズもチェックしてみましょう!
前モデルで十分!α7Ⅲとα7Ⅳを比較
せっかく買うなら最新機種!といいたいところですが、個人的にα7Ⅲがオススメです。まずは、α7Ⅲとα7Ⅳの比較表をご覧ください。
α7Ⅲ | α7Ⅳ | |
有効画素数 | 約2420万画素 | 約3300万画素 |
ファインダー | 約235万ドット 0.5型/電子式ビューファインダー | 約368万ドット 0.5型/電子式ビューファインダー |
液晶モニター | チルト式 約92万ドット 3.0型TFT液晶モニター | バリアングル式 約103万ドット 3.0型TFT液晶モニター |
フォーカスポイント | 最大693点 | 最大759点 |
瞳AF | 写真のみ対応 | 写真も動画も対応 |
サイズ | W 126.9mm H 95.6mm D 73.7mm | W 131.3mm H 96.4mm D 79.8mm |
重量 | 約650g | 約658g |
実売価格 (ソニーストア調べ) | 284,900円 | 383,900円 |
α7Ⅳは最新モデルなだけあって、全体的にパワーアップしています。イメージセンサーの画素数とファインダー、液晶モニターの画質が向上したのはうれしい変更点です。ただ、液晶モニターの可動方式がチルト式からバリアングル式に変更され、価格も大幅に上昇してしまいました。
チルト派の私としても、バリアングル式はカメラを身体から離して撮影する際に便利に感じます。特に縦構図で撮影する場合、バリアングル式はモニターが見やすいです。
でも、モニターがカメラの横に飛び出して邪魔になることや、サッとモニターを動かせなくなってしまう点で好きになれません。どうしてもモニターが覗けないときは、スマホを使ってリモート撮影すれば解決します。
オートフォーカスの精度も風景撮影ならα7Ⅲで十分。浮いた10万円でレンズを購入したほうが幸せになれます。

一方で、人や動物をたくさん撮りたい場合や、動画撮影を本格的に行う場合はα7Ⅳが輝きます。前モデルにはできなかった動画撮影中の瞳AFや4K60p撮影にも対応しました。

バイク乗りにオススメのレンズ&アイテム
バイク乗りにオススメのレンズやアイテムについても、やっぱり小型軽量がベターです。
開放絞り値が小さい明るいレンズは、写りがきれいでとろけるようなボケが得られる一方で、重く持ち出す際に元気が必要です。そして、バイクと風景を撮影する場合、F8〜F11くらいに絞ることが多いため、無理に明るいレンズばかりを揃える必要はないと感じるようになりました。
ついに、フォトツーリングで最強の布陣が完成したのでご紹介します。
高倍率ズーム:タムロンの28-200が便利すぎる

バイク乗りには高倍率ズームがオススメです。持ち出すレンズの本数を減らせるため、装備を軽くできます。高倍率ズームといえば「TAMRON(タムロン) 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (A071) 」でしょう!



2020年に発売され、今でもランキングの常連レンズです。高倍率ズームレンズらしからぬ高画質と明るさで、これ1本だけでも撮影が楽しめます。そして、重量575gという驚きの軽さ。

はじめは高倍率ズームに良い印象はありませんでしたが、A071のおかげで「標準レンズも望遠レンズもなくていいや」と評価が激変しました。
少し気になったのは、ロックを忘れると自重で筒胴が伸びがち。あと、質感がプラスチッキーで高級感はありません。それでも、性能と価格を加味すると大満足のレンズです。

広角レンズ:SEL1635Zのズーム域が使いやすい

風景撮影にオススメなのが「SONY Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS SEL1635Z」。ついレンズ交換を忘れてしまうほど使いやすいズーム域が魅力です。
広角レンズは画角が広いため、写真に収めたくないものまで入りがち。そこで広角ズームレンズなら、必要な範囲だけを切り取れるので、どんな状況でも使いやすいです。標準域の35mmまでカバーできるので、レンズ交換の頻度も減らせます。



SEL1635Zの開放絞りはF4でやや暗め。ただ、絶景を撮影するときはボケさせたくない場合が多いため、暗くても気になりません。

同じズーム域を持つ「SONY SEL1635GM FE 16-35mm F2.8 GM」もありますが、価格が2倍以上もするので、ちょっと手が出せません。。。

カールツァイスの T*コーティングのおかげか、空の青が強く出るときがあります。ちょっとケバケバした色になるため、好みによって調整が必要です。コントラストはやや強めで、広角になるほどシャープに写るので、今も風景撮影で活躍してくれています。

単焦点レンズ:SEL85F18は持ってて損はない

愛車を主役に撮影したいときはボケが不可欠!コスパが高い神レンズとして人気の「SONY FE 85mm F1.8 SEL85F18」は持っていても損しません。
ポートレート撮影に最適な中望遠で、背景をしっかりぼかし被写体を際立たせることが得意なレンズです。何でも開放で撮影すると、オールドレンズのようなぐるぐるボケが発生するので、少し絞ったり露出を下げたりと工夫が必要になることも。



SEL85F18は隠れGレンズと呼ばれるほど描写が良く、最短撮影距離0.9mのマイナスを払しょくするほど人気の1本。ボケ感を楽しみたい人の1本目にピッタリです!

趣味レンズ:シグマ45mm F2.8が楽しい!

変わった焦点距離を持つ「SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary」は撮影はもちろん、触っているだけでも楽しいレンズです。金属製の鏡胴は手触りが良く、カチッとした操作性もクセになり、ついフードや絞りリングをいじってしまいます。



開放で撮影するとオールドレンズのように滲み、周辺減光も目立ちます。でも、絞ると繊細で立体感があふれる描写に変わり、生々しささえ感じる不思議なレンズです。

私はさらにブラックミストNo.05を標準装備して、写りより雰囲気重視で楽しんでいます。

自然な画角で、日常的なスナップやツーリング先の街歩きで重宝します。レンズ本体は小さくコンパクト、重量はわずか230gしかないので、カメラバッグに隙間があれば詰め込んでおきたくなります。

三脚:UT-43IIは軽くてコンパクト
バイク乗りにも持ち運びやすいのがUT-43IIです。わずか1kg以下の軽量設計で収納時は27cmに収まります。セルフポートレートやツーリング先での集合写真、シャッタースピードを稼ぎたいときに大活躍します。

カメラバッグ:2WAYシートバッグⅡで自作が正解
カメラを安全に持ち出すために、カメラバッグは必需品です。これまで、さまざまなカメラバッグを使用してきましたが、バイク乗りならではの悩みを解決してくれるバッグに出会うことはありませんでした。
バイクに簡単に固定できて取り外せるカメラバッグが欲しかったのですが、見つからなかったので「2WAYシートバッグ」をベースに作ってみました。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
バイク×カメラでよくある質問
バイク×カメラでよくある質問をまとめました。もし疑問が解決できなかった場合は、ぜひコメントください!
- Q振動でカメラが壊れない?
- A
クッション性のあるケースを使用することで振動の影響を軽減できます。インナーケースやカメラバッグを使用することで振動から守ることが可能です。振動対策にもっとも効果的な方法はカメラバッグに入れて背負うことといわれています。
私の体験談ですが、10年近くカメラをツーリングに持ち出していますが、カメラバッグやインナーケースを使用しているおかげで、バイクに積載していても壊れたことはありません。
- Qスマホで十分じゃない?
- A
画質や描写にこだわるならスマホより専用のカメラがオススメです。スマホはセンサーサイズが小さく、画質やボケ感が限られます。スマホの写真で満足できなくなったらカメラデビューをおすすめします。
- Q一眼レフとミラーレスの違いは?
- A
ミラーレスの方がコンパクトでバイクに適しています。一眼レフは光学ファインダーを搭載しているため、大型で重いカメラが多いです。ミラーレスは軽量で持ち運びやすく、電子ビューファインダーで撮影結果を事前に確認できる利点もあります。
- Q現像したほうがいい?
- A
現像することで撮影した写真の魅力がより伝わります。カメラは白色や黒色、赤色が苦手なので、撮影のたびに自動でカラーバランスを調整しています。もし、撮影した写真の色と実際に見た風景に違和感を感じる場合、現像で調整が必要です。
また、SNSに投稿されている映える写真は現像している場合が多いです。もちろん、私も現像しています。
- Qカメラのメンテナンスは必要?
- A
カメラを使った後は適切なメンテナンスが必要です。レンズやイメージセンサーに付着したホコリや汚れは、画質の低下やカビが発生する原因になります。
ブロアーやクリーニングクロスを使って汚れを取り除きましょう。保管時はドライボックスなどを使用して湿度管理を心がけてください。参考に私が使用しているメンテナンスグッズをご紹介します。
「VSGO タンブラーエアーブロア」はスクっと起き上がる可愛くて持ちやすいブロアー。

「HAKUBA(ハクバ) レンズペンプロキットプラス」を買うだけで、ファインダーもレンズもフィルターもキレイに掃除できます。収納袋はクロスとしても使用可能。

「HAKUBA(ハクバ) 防湿保管ケース ドライボックスNEO 5.5L」はカメラ本体と周辺のアイテム、レンズ2本が良い感じに収まるサイズ感。機材に合わせて、サイズを選べます。高額な防湿庫を準備しなくても、定期的に乾燥材を交換するだけでカビは防げます。

カメラを持ち出してフォトツーリングを楽しもう!
今回は、バイクとカメラでマンネリが解消できる5つの理由と、バイク乗りにオススメのカメラとレンズ、周辺アイテムをご紹介しました。気になるカメラやレンズは見つかったでしょうか。
この記事がカメラを始めるきっかけになれればうれしいです。もし、よくある質問で疑問が解決できなかったときは、コメントをいただければすぐお答えします!
とはいえ、カメラ本体もレンズも高額で、なかなか踏ん切りがつかないかもしれません。そんなときは、カメラレンタルがオススメです。実際に使用するシーンで試せるので「買わなければよかった」という後悔を防げます。
私も気になるレンズがあれば試すために活用しています。ぜひ、一度手に取ってみて、一緒にカメラ沼にハマりましょう!
ではまた!
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