・ノーマルトリッカーでも履けるタイヤを探している。
・対応するチューブやリムバンドがわからない。
・新発売のタイヤが気になる。
そんな悩みが解決する記事です。
IRCから発表された、既存タイヤの新サイズや新発売のタイヤについてもまとめています。
YAMAHA tricker XG250。
それは「フリーライド・プレイバイク」というコンセプトで開発されたオンロード・オフロードを問わずどこでも走れるバイクとして誕生しました。
確かに小さいホイールと軽い車体は、何があっても何とかなりそうな安心感があります。愛車に試乗した友人からも「自転車みたい！」というありがたい誉め言葉？をいただきました。
その弊害として、履けるタイヤの選択肢が少ないのが問題。オフロードの走破性を高めようとすると、少ない選択肢から選ぶか、兄弟車のセローのホイールを履かせるしかありませんでした。
今までは・・・。
なんと！いつの間にか履けるタイヤの選択肢が増えていたので早速ご紹介します。
もう中途半端なバイクとは言わせない！
トリッカーの純正タイヤとタイヤチューブのサイズ
純正トリッカーのタイヤ、チューブ、リムバンドはBRIDGESTONE（ブリヂストン）が採用されています。タイヤを交換する時は、タイヤチューブとリムバンドも併せて交換が推奨されています。どちらもパンクの原因になるので、忘れず交換しておきましょう。
ちなみにリムバンドとは、タイヤチューブの保護やリムの錆びを防ぐ部品じゃ。
リムバンドは、厚手のテープをぐるっと貼ることで代用できますが、糊でベタベタになるし、耐久性も劣るのでリムバンドを使用したほうが無難です。
BRIDGESTONE TRAIL WING TW-201/TW-202
純正に採用されているタイヤ。軽めのブロックパターンで振動が少なく、ちょっと荒れた道でも気にせず走ることができます。
ただ、ほかのタイヤに比べて減りが早いように感じるのと、よく欠品しているイメージです。
| 名 称 | サ イ ズ | |
|---|---|---|
| フロント | TRAIL WING TW-201 | 80/100-19 M/C 49P W |
| リ ア | TRAIL WING TW-202 | 120/90-16 M/C 63P W |
ちなみにタイヤサイズの見方はわかるかの？
数字やアルファベットが連なっていてややこしそうじゃが、とりあえずは「80/100-19 M/C 49P W」なら、赤字の部分だけ気を付ければよいのじゃ！
詳しくは最後にまとめておるから、気になったら読んでみると良いぞ。
80/100-19 TR4（フロント）
120/90-16 TR4（リヤ）
トリッカー定番のタイヤたち
まずは、今までの選択肢をご紹介します。どれも良いタイヤなので、走り方やトレッドパターン(タイヤ溝の形)で選んでもいいと思います。
IRC TRAIL WINNER GP-210
オンロードしか走らないのであれば、これ一択と言っても過言ではないです。
路面にしっかり食いつき、思うように曲がって止まるのにタイヤが全然減らないすっごいタイヤ。余裕で１万キロは走れました。
マンホールやオフロードはツルツル滑って楽しい？タイヤに早変わり。
| 名 称 | サ イ ズ | |
|---|---|---|
| フロント | TRAIL WINNER GP-210 | 80/100-19 M/C 49P WT |
| リ ア | TRAIL WINNER GP-210 | 120/90-16 M/C 63P WT |
IRC GP-21/GP-22
今までは125cc向けのタイヤ幅が細いサイズしかなく、無理やり履かせていたのですが、知らない間にトリッカーサイズが追加されました！
サイズは違いますが、CRF250Lの純正タイヤに採用されています。オンもオフもしっかりグリップしてくれますが、泥が苦手ですぐにチョコドーナツみたいになります。
旧サイズでの感想ですが、ライフは5000kmくらいと短かったように感じます。NEWサイズならマシかもしれません。
| 名 称 | NEWサイズ！ | 旧サイズ | |
|---|---|---|---|
| フロント | FOOTLOOSE GP-21 | 80/100-19 M/C 49P WT | 70/100-19 M/C 42P WT |
| リ ア | FOOTLOOSE GP-22 | 120/90-16 M/C 63P WT | 90/100-16 M/C 51P WT |
DUNLOP K460
1987～1994年まで販売されていたHONDA AX-1というバイクの純正タイヤでした。このトレッドパターン結構好きです。泥には弱いですがオンもオフも楽しく走れるタイヤ。
早い段階でグリップ力が落ちる感覚があります。私はリアタイヤしか使用したことがありませんが、フロントのタイヤ幅が若干太くなります（加工が必要かも）。
| 名 称 | サ イ ズ | |
|---|---|---|
| フロント | K460 | 90/100-19 M/C 55P WT/TL |
| リ ア | K460 | 120/90-16 M/C 63P TL |
DUNLOP D605
KLX125に採用されているオフロードタイヤ。今まではトリッカーに履ける、オフロードらしいタイヤはこれしかありませんでした。さすがオフロードタイヤ、オフでのグリップはピカイチです。今も履いています。
オフタイヤらしく、オンロードでのコーナーは、タイヤがフニフニしてちょっと怖い。ライフは5000km走れるか怪しい感じ。
| 名 称 | サ イ ズ | |
|---|---|---|
| フロント | D605 | 70/100-19 M/C 42P WT |
| リ ア | D605 | 90/100-16 M/C 51P WT |
タイヤチューブは、タイヤが細くなるので適正サイズに交換する必要があります。リムバンドはサイズダウンせずにトリッカー用を選べば大丈夫。
トリッカーでも履けるオフタイヤが新登場！
ついにトリッカーに履けるタイヤの選択肢が増えました！
それはIRC 「GP-610」、「GP-410」！
【新製品】ON & OFFタイヤシリーズ「GP-610」「GP-410」 – IRC
GP-610はTHEオフタイヤって感じでテンション上がりますね！
GP-410のパターンはかっこいい！私は幾何学模様が好きなのか？
早速、見ていきましょう。
IRC TRAIL WINNER GP-610
TR-8の後継として開発されました。以前は欧州仕様XR250の純正タイヤに採用されていたということなので、戦闘力はきっと高いんでしょうね。こんなタイヤを待っていました。でも、前の方が泥やガレ場に強そう。
ここまでオフタイヤっぽいとロードノイズと振動は大きそうです。オンロードのツーリングメインなら避けた方がよいタイヤだと想像します。
| 名 称 | サ イ ズ | |
|---|---|---|
| フロント | TRAIL WINNER GP-610 | 80/100-19 M/C 49P WT |
| リ ア | TRAIL WINNER GP-610 | 120/90-16 M/C 63P WT |
IRC TRAIL WINNER GP-410
GP-110の後継タイヤです。「グリップ重視のコンパウンドを使用している」とあったのでオンロードで定評のあるGP-210と同じコンパウンドだと選択肢が増えてうれしいですね。トレッドパターンが好きです。
以前、GP-21/GP-22はオンとオフの半々くらいのところに位置していましたが、新製品はそれよりオンロード寄り。「無骨なルックスがバイクを引き立てる」と記載があるので、オフロードをしっかり楽しみたい場合は選ばないほうが良いかも？
| 名 称 | サ イ ズ | |
|---|---|---|
| フロント | TRAIL WINNER GP-410 | 80/100-19 M/C 49P WT |
| リ ア | TRAIL WINNER GP-410 | 120/90-16 M/C 63P WT |
最後に
トリッカー乗りの永遠の課題、タイヤ選び。セローホイールに換装するのが早いのですが、独特のルックスに惚れこんでしまって、今のシルエットのままがいいという人は多いと思います。
そんな中、トリッカーが販売終了した今！選べるタイヤが増えるとは思いもしなかったのでうれしいかぎり！
カゲモトのトリッカーはDUNLOP D605を履かせていて、オフロードの走破性は申し分ないんですが、タイヤが細いのはどうも気になってしまいます。
見た目で次はGP-410かな！と思っていましたがグラフを見るとGP-610も捨てがたい。。。
また交換したらレビューをしようと思います。
ではまた！
タイヤより先にバッテリーが寿命を迎えました。せっかくなのでリチウムバッテリーに換装してみることに。
※おまけ※ タイヤサイズ表記について
やっぱりタイヤサイズの謎の暗号が気になる！って人のためにまとめてみました。
例：80/100-19 M/C 49P W の場合
①タイヤ幅・・・タイヤの最も広い幅の数値。このタイヤは80mm。
②扁平率・・・・(タイヤの高さ ÷ タイヤ幅)×100の数値。このタイヤは100％で100mm。
③タイヤ種類・・ラジアルタイヤなら「R」。このタイヤはバイアスタイヤなので「-」。
④ホイール径・・正式名称はリム径。このタイヤは19インチ。
⑤対応車種・・・モーターサイクルの略。
⑥加重指数・・・耐加重の指数。このタイヤは185kgまで。
⑦速度記号・・・走行できる最大速度。このタイヤは150km/h。
⑧チューブタイプ・・・チューブが必要な「W」With tubeと不要な「TL」 Tube Less。
さらに詳しく知りたい方はブリヂストン公式サイトを確認してみてください。
コメント