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その服装は間違っている!?【2025年版】バイクの冬装備とツーリング防寒対策&おすすめウェア

その服装は間違っている!?【2025年版】バイクの冬装備とツーリング防寒対策&おすすめウェア
  • 冬もツーリングに行きたいんだけど・・・
  • 何を選べばいいのかわからない
  • 最適な防寒対策を教えて!

冬のツーリングでは、いくら厚着しても寒さに耐えきれないことがあります。それは選んだ服装や重ね着の仕方が間違っているのかもしれません。

私たちはシーズンを問わず各地を旅し、真冬の山間部や海沿い、吹雪の高速道路を走ることもありました。そして、どのような装備なら快適に走れるのか試し続けてきました。

そこでこの記事では、冬ツーリングを快適に走るための正しい重ね着の方法と、バイク向けのおすすめ冬装備をまとめてご紹介します。

読み終えるころには、自分の装備に何を足せばいいか、具体的なイメージができるようになります。今年も快適な防寒対策で冬ツーリングに出かけましょう!

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冬ツーリングの特徴と寒さ対策

冬になると「バイクに乗るには寒すぎる!」と感じがちですが、寒くてもバイクに乗りたくなる魅力はたくさんあります。

ここでは、冬ツーリングの特徴と寒さ対策に効果的なレイヤリング(重ね着)について解説します。

冬ツーリングの特徴

澄み渡った空気と静寂が広がり、遠くまで広がる景色が楽しめるのは、冬のシーズンならでは。道路の交通量や施設の利用者も少なくなる傾向があるため、特別感があります。

そして、冷えた体で食べる暖かい物は格別です。温かい食べ物をおいしく食べるために、寒い中を走っているといっても過言ではありません。

でも、体調不良や事故を招きやすい季節でもあるので、次の点に注意しましょう。

  • 早朝や夜間の運転を避ける
  • 凍結しやすい場所(橋上や山岳部)をルートから外す
  • 日陰やトンネル出口は凍結している前提で速度を落とす
  • 体が冷え切る前に休憩を取る
  • 天気予報や道路情報を事前に確認する

体調や状況が悪化しそうなら、ルート短縮や中止も選択肢に入れると安心です。無理をせず安全を優先することが、冬ツーリングを楽しむ秘訣といえます。

チナミニ仙人
チナミニ仙人

ちなみに気温が下がると、愛車の調子が良くなることも魅力じゃな。
ただ、寒い季節はバッテリー上がりに注意が必要じゃ。
2年以上替えてなかったり、長期間乗っていない場合は、この記事を読んで点検しておくと良いぞ!

<バッテリー死す!?せっかくなのでリチウムバッテリー「SHORAI」を買ってみた!>

寒さ対策に効果的なレイヤリング(重ね着)

バイクで走行すると全身で風を受けるため、気温と体感温度の差が大きくなります。気温が10℃だったとしても、30km/hも出せば体感温度は氷点下まで下がるとされます。寒さが厳しい環境では、防風性能と保温性能を両立させた服装が欠かせません。

不十分な対策で出かけると体温はみるみる下がり、体調不良や体のこわばりにつながってしまいます。筋肉が固まった状態では操作が遅れやすくなり、事故リスクが高まります。一方で着込みすぎても、血行が悪くなり、かえって冷えを感じたり、ライディングフォームが崩れたりします。

そこで、寒さ対策として役立つ考え方が、次のようなレイヤリング(重ね着)です。層に分けて役割を決めると、暖かさと動きやすさのバランスが取りやすくなります。

レイヤーごとの主な役割は次の3つです。

  • ベースレイヤー(肌着)で汗冷えを抑える
  • ミドルレイヤーで保温する
  • アウターレイヤーで風を防ぐ

レイヤリングなら、ミドルレイヤーを変えたり脱ぎ着することで、気温や走行環境に合わせて調整できます。登山を目的に考えられた仕組みですが、バイク向けに応用すれば、冬ツーリングの寒さ対策にも効果的です。

バイクの冬装備【トップス編】おすすめ防寒ウェア

防風性と保温性のバランスを取りやすいトップスを選ぶことで、長時間の走行でも快適性を維持しやすくなります。ここでは、防寒性とコスパを重視した冬ツーリング向けトップスをご紹介します。

ベースレイヤーの選び方とおすすめインナー

肌に直接触れるベースレイヤー選びでは、吸湿性と発熱性の2つの機能が欠かせません。吸湿性が低いインナーを着ていると、汗が乾きにくくなり、走行中に一気に冷えて体温を奪います。

また、発熱機能だけを重視してインナーを選ぶと汗をかきやすく、汗冷えを強めるため逆効果です。ベースレイヤーを選ぶ際は、次のポイントを意識すると失敗しにくくなります。

  • 吸湿性が高く、汗をため込みにくい素材である
  • 体にフィットしつつ、動きを妨げないストレッチ性がある
  • 厚みと保温性が走行環境に合っている

ベースレイヤーとして使いやすいインナーが「UNIQLO ヒートテック 超極暖」です。一般的なヒートテックよりも生地が厚く、裏起毛のため肌当たりが柔らかくなっています。

ユニクロ ヒートテックウルトラウォームクルーネックT(超極暖・長袖)
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ベースは基本的に一枚にしておき、その上にロンTや薄手のシャツを重ねると、休憩中や室内での体温調整がしやすくなります。ミドルレイヤーを脱いでも、ベースが直接見えずに過ごせるので、ツーリング先の飲食店でも扱いやすい組み合わせです。

チナミニ仙人
チナミニ仙人

ちなみに、ヒートテックの2枚重ねは間違いじゃ!2枚着ても発熱効果は2倍にならんし、ゴワつきや汗冷えの原因になるんじゃ。

より高い保温力を求めるなら「ひだまり本舗 エベレスト」も候補になります。厚手で保温重視の設計で、寒冷地や高速道路の長時間走行など、厳しい寒さを想定したインナーです。

ひだまり本舗 エベレスト
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価格帯はUNIQLO ヒートテック超極暖より高めで、インナーとしてはやや大きな出費になりますが、真冬のツーリングでも暖かさを優先したいライダーに向いたウェアです。保温力が高いぶん、薄手のパーカー並みの厚みがあるため、上に重ねる服は薄手を選びましょう。

ミドルレイヤーの選び方とおすすめウェア

ミドルレイヤーは、ベースレイヤーとアウターレイヤーの間で空気の層をつくり、体温を保つ役割を持ちます。防風性を補強しつつ、動きやすさも確保する位置づけです。厚みがあり過ぎると着ぶくれにつながり、薄過ぎると保温力が足りません

一般的には、フリースやダウンなどを着ますが、走行中はスキマ風もあなどれないので、ミドルレイヤーにも防風性能は欲しいところ。ミドルレイヤーを選ぶ際の目安は、次のとおりです。

  • 風を防ぐ素材が使われている
  • ストレッチ性のある生地が使われている
  • フルジップ仕様で脱ぎ着しやすい
  • 適度な厚みで着ぶくれしないある

愛用中のミドルレイヤーが「DAINESE NO WIND LAYER D1」です。外側に防風性と撥水性を備えたストレッチ素材、内側にマイクロフリースを組み合わせています。

Dainese NO WIND LAYER D1
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タイトめのシルエットで設計されているため、ベースレイヤーの上に直接着る使い方が前提になります。構成としては「ベースレイヤー+NO WIND LAYER D1+アウタージャケット」の三枚を基本に考えると扱いやすいです。

カゲ太
カゲ太

ちょっとした買い物くらいなら、ヒートテックにDAINESE NO WIND LAYER D1だけ着て出かけたりもします。

海外ブランドのインナーだけあり、価格帯は高めですが、冬だけでなく春秋シーズンも含めて長く使えるミドルレイヤーだと感じます。もう少し手に取りやすい価格帯のミドルレイヤーとして「デイトナ 防風防寒インナー フルZIP」もアリです。

デイトナ 防風防寒インナー
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前身頃に防風生地を配置したフルジップタイプで、ストレッチ性のある生地を切り替えで使っているため、腕の動きも確保しやすい設計です。オレンジラインのモデルやボア付もラインナップされています。

アウターレイヤーの選び方とおすすめジャケット

アウターレイヤーは走行風と雨を受け止める層で、防風性と耐水性、プロテクション性の3つが重要です。冷たい風をどこまで遮断できるかで、ベースレイヤーやミドルレイヤーの性能が大きく変わります。

ファスナーや袖口、裾の絞り方なども含めて、隙間風を減らせる設計かどうかも防寒性能に直結するので、チェックしましょう。アウターレイヤーを選ぶ際は、次のポイントを押さえておくと判断しやすくなります。

  • 防風性と耐水性を備えた生地である
  • 肘・肩・背中にプロテクターを装着できる構造である
  • ミドルレイヤーを重ねても動きやすいシルエットである
  • 夜間走行を意識したリフレクターや視認性の工夫がある

アウターレイヤーとして信頼している一着が、urbanism(アーバニズム)のアーバンソフトシェルジャケットです。走行風をしっかり遮断しつつ、特有のしなやかさがあるため、ライディングの邪魔をしません。

アーバニズム 秋冬 アーバンソフトシェルジャケット メンズ
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月末の東北ツーリングでメインジャケットとして使用し、朝晩の冷え込みが残る時期でも長距離走行に対応できました。冬の林道遊びでは、薄手ロンTの上からアーバンソフトシェルジャケットを羽織っただけでも、十分な暖かさを感じました。

アーバンソフトシェルジャケットは、街乗りとも相性が良いデザインで、プロテクター入りのライディングジャケットに見えにくい外観となっています。ツーリング先で観光地や飲食店へ立ち寄る場面でも、ライディングウェア特有の威圧感が出にくいジャケットといえます。

レディースモデルもメンズと同じデザイン・カラーバリエーションで展開されている点もうれしいポイント。

アーバニズム 秋冬 アーバンソフトシェルジャケット レディース
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アウターレイヤーを一着決めておき、インナーとミドルレイヤーで温度調整を行う運用を前提に考えると、冬ツーリングの服装選びがシンプルになります。

バイクの冬装備【ボトムス編】おすすめ防寒ウェア

冬ツーリングでは上半身だけでなく、下半身の防寒対策も重要です。ここでは、ボトムス用インナーと防寒パンツ、オーバーパンツの3つに分けて、おすすめの防寒ウェアをご紹介します。

ボトムス用インナーの選び方とおすすめタイツ

ボトムス用インナーの役割は、走行風から下半身を守ることです。特にお腹やひざは風が当たりやすく冷えやすい部分なので、しっかりガードしたいところ。トップスと同様に、吸湿性と発熱性のバランスが良いタイプを選ぶことがポイントです。

ボトムス用インナーは、一度履いたらその日ずっと身につけていることが多い装備です。途中で暑さやムレが気になっても気軽に履き替えできないため、最初から機能性の高いモデルを選んでおくと安心です。

ボトムス用インナーを選ぶ際は、以下を確認しましょう。

  • 吸汗速乾性が高い
  • 腰まわりから足首までフィットしている
  • ひざの曲げ伸ばしを妨げないストレッチ性を備えている

ボトムス用インナーとして現在使用しているアイテムが、おたふく手袋 BODY TOUGHNESSシリーズの「BTサーモエボエアー ミディアムウェイト ロングタイツ JW-242」。夏季には同シリーズのインナーを使用し、肌ざわりとフィット感に満足できた経験があり、その流れで冬用インナーもJW-242へ切り替えました。

おたふく手袋 JW-242 BTサーモエボエアー ミディアムウェイト ロングタイツ
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BTサーモエボエアーは、いわゆるヒートテックのような発熱インナーではなく、吸湿しながら体温を蓄えるタイプのタイツです。脚に沿うフィット感とあわせて、温まった熱を逃がしにくい構造になっています。

また、部位によってメッシュ素材を使っているのも特徴です。全面が分厚いタイツとは違い、ムレやすい部分の通気性を確保。ニーガードやパンツのプロテクターとも干渉しにくい履き心地で、防寒パンツやオーバーパンツの下に重ねやすい厚みに抑えています。

さらに厚みが増したヘビーウェイト JW-251もラインナップされていますが、重ね着に要注意です。あまりにも窮屈だと、血行を妨げてしまい、かえって冷えにつながります。

ボトムス用インナーは一日中着用する装備なので、吸湿性とフィット感を重視したタイツを一枚用意しておきましょう。

防寒パンツの選び方とおすすめモデル

防寒パンツは、肌寒い時期は1本で履き、寒さが厳しい時期はボトムス用インナーと組み合わせて使う装備です。防風性と蓄熱性を備えたモデルなら、秋から春にかけてロングシーズンに活躍してくれます。

防寒パンツに求める機能は、大きく二つです。

  • 走行風を抑えて熱を蓄える防風性と蓄熱性
  • 転倒時のダメージを軽減するプロテクション性

防寒パンツで愛用しているのが、EDWIN バイク用 WILD FIREです。耐久性の高いコーデュラ生地の内側に特殊フィルムと起毛裏地を重ねた三層構造になっています。特殊フィルムは、走行風をしっかり遮りつつ、こもった湿気は外へ逃がしてくれます。

バイク用 WILD FIRE ライディングジーンズ デニムパンツ ストレッチ CORDURA 三層構造 防風
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ひざ部分にはパッド袋が備わり、高さ調整も可能です。汎用プロテクターを好みの位置に入れやすく、安全面の強化もしやすい構造になっています。

シルエットやカラーのバリエーションも豊富で、ライディングパンツと比べてバイクウェア感が出ない見た目も使いやすいポイントです。ツーリング先でそのまま歩き回る場面でも、普段着に近い感覚で履けます。

そして、右ポケットについていたコインポケットは、バイクの押し引きに配慮して左ポケット側に移設。ライダー向けモデルとしてのこだわりが感じられます。

オーバーパンツの選び方とおすすめモデル

オーバーパンツは、防寒パンツやボトムス用インナーの上から重ねて使用します。気温が1桁台まで下がる日や、冷え込みが強いエリアを長時間走るときにあると安心な装備です。

山間部や海沿いを走る場面では、秋から冬にかけて霧や小雨に当たる機会も増えます。気温の低さにくわえて湿気が加わると、体感温度が一気に下がるため、防寒にくわえて防水も意識したいところ。オーバーパンツに求めたい機能は、次の2つです。

  • 走行風を遮る防風性
  • 濃霧でも安心の防水性

おすすめのオーバーパンツが、「RSタイチ WP カーゴ オーバーパンツ」です。防水素材を採用したモデルで、全天候での使用に対応しています。

RSタイチ カーゴ オーバーパンツ
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裾には、走行風によるバタつきやステップへの干渉を抑えられる調整用フラップを装備。ひざと腰の左右にはプロテクターを内蔵しているので、もしものときも安心です。カラーはブラック、ベージュ、カーキの3種類で、レディースも同じデザインで展開されています。

オーバーパンツを用意せずに、レインパンツで代用する方法もあります。防風透湿タイプのレインパンツなら、一定の防寒効果が期待できます。

長期の旅では、オーバーパンツを持ち出すと荷物がかさばるので、レインウェアとセットになった「Rentoto WP パッカブルパンツ」を使用していました。Rentotoのレインウェアについては<まだダサいレインウェアを着てるの?オシャレでカワイイ!おすすめレインウェアはこれだ!!>でご紹介しています。

オーバーパンツの代用になるレインパンツは「RIDEZ(ライズ) バイク用レインパンツ」がおすすめです。収納時は350ml缶とほぼ同じサイズまで小さくなるので、カバンやサイドバッグに入れておきやすいボリュームです。

RIDEZ(ライズ) バイク用レインパンツ MOTTO MICRO RAIN PANTS
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ストレッチ性に優れていて、通常のレインパンツより足の動きを妨げにくくなっています。裾にはバタつき防止用のマジックテープと丈調整用ボタンを装備しており、車種やブーツに合わせてフィット感を調整しやすい設計。

トップスに防水機能のあるジャケットを選んでいる場合、RIDEZのバイク用レインパンツは相性バツグンです。

バイクの冬装備【防寒小物編】首・手・足を温めるおすすめアイテム

体が冷えると集中力や操作性が落ちるため、隙のない防寒強化が走行の快適さに直結します。ここでは、基本装備ともいえる防寒小物を厳選してご紹介します。

首とあごの冷えをガード|ネックウォーマー

首には太い血管が通っているため、冷気が当たると体全体が冷えてしまいます。ネックウォーマーで首をしっかり覆うことで、体温の低下を抑えられます。あごも冷えやすいので、ずれにくくて覆えるものがおすすめです。

おたふく手袋 冬用ネックウォーマー [発熱 防風 保温 メンズ] JW-124
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フルフェイスヘルメットを使う場合、ネックウォーマーの上端をヘルメットの内側へ、下端はジャケットの内側に入れ込むようにすると、あご下や首まわりのすき間風をかなり減らせて効果的です。

マフラーやスヌードは見た目はおしゃれですが、バイクでは注意が必要です。垂れた端による巻き込み事故のリスクや保温性能を考えると、ネックウォーマーが安全で扱いやすい首元の防寒対策といえます。

指先の冷えを軽減|インナーグローブ

インナーグローブは、今使っているグローブの内側に重ねるだけで防寒性を高められ、気温に合わせた調整も可能です。冬用グローブは高性能モデルほど価格が上がりやすく、安価なものは保温性が物足りない場合がありますが、インナーグローブなら手軽に導入できます。

ただ、操作性にかかわるアイテムなので、ストレッチ性と吸湿性、重ねても操作の邪魔をしない薄さが求められます。

そこでおすすめしたいのが「【ユニセックス】ウール インナーグローブ II」です。素材にメリノウール100%を採用した、柔らかな肌触りと薄さが特徴です。

MILLET(ミレー) 【ユニセックス】ウール インナーグローブ II
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高い保温性はもちろん、吸湿性と速乾性にも優れているため、手のひらがムレにくく、長時間の走行でも快適さを保ってくれます。手のひらには滑り止め加工、指先はタッチパネルに対応しているため、単独でも使いやすいアイテムです。

カラーはグレー・ネイビー・ブルーの3色、サイズはS/M/Lから選べます。ユニセックス仕様のため、男女問わず使えます。

カゲ太
カゲ太

EUサイズなので、Sが日本のM相当になっています。

サイズ手のひらの外周
(こぶし周り)
XS18cm
S20cm
M23cm
L25cm
出典:サイズ表 | Millet(ミレー)公式通販

足元を冷気をブロック|冬用ソックス

走行中、ズボンの裾やブーツのすき間から冷気が入り込んでくるので、靴下は分厚いだけでは不十分です。また、ブーツ内はムレやすいので汗対策も欠かせません

「デイトナ 防水ツーリングソックス」なら、冬ツーリングに求められる条件を満たしてくれます。素材にアウター・中間層・インナーの三層構造を採用した高機能なモデルです。

デイトナ(Daytona) 防水ツーリングソックス
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アウターは防水・防風が高く、耐水圧8,000mmのスペックを備えているため、雨が降っても安心です。さらに、中間層の透湿防水膜は透湿度10,000g/m²と、高性能な雨具並みの快適性があります。

インナーにはメリノウールを使用しており、高い保温性と除湿性に加えて、防臭・抗菌性を兼ね備えています。丈もふくらはぎの中ほどまで覆えるため、パンツとブーツのすき間から侵入する冷気も抑えやすいデザインです。

カラーはブラックのみで、オレンジのロゴがワンポイントで入っており、走行中は目立ちにくいもののデザイン上の主張はやや強めです。また、洗濯は手洗いが推奨され、優しく絞って裏返して自然乾燥するように案内されています。

【冬ツーリング前に確認】バイクの冬装備チェックリスト

冬のツーリングでは、荷物や装備が増えるため「これも持ってくればよかった」と後悔することもあります。出発前に次のチェックリストを見返して、うっかり忘れを防ぎましょう。

チェック項目確認ポイント
ベースレイヤー吸湿性のある汗冷えしにくいインナーを選ぶ
ミドルレイヤー気温に合わせて脱ぎ着しやすい防寒着を用意する
アウターレイヤー防風性のあるジャケットで走行風を防ぐ
ボトムスインナーパンツやオーバーパンツを重ねる
首まわりネックウォーマーやフェイスマスクで冷えを防ぐ
手元冬用グローブやインナーグローブを用意する
足元くるぶしまで覆う厚手ソックスを選ぶ
予備装備カイロや追加の防寒着などを準備する

基本の服装がそろったら、さらに快適に走るための+α防寒アイテムも検討してみてください。

冬ツーリングを快適にする+α防寒アイテム

正しい重ね着ができているからといっても油断は禁物です。ここでは、プラスするだけで快適さがグッと向上する+αの防寒アイテムをご紹介します。

首や手首、足首など、ウェアでカバーできない部分もしっかり守りましょう。

急な冷え込みで頼りになる|TAION インナーダウンジャケット

急な冷え込みに備えるインナーダウンとしておすすめなのが「TAION クルーネックボタン インナーダウンジャケット」です。インナーダウン専用ブランドによるモデルで、薄手ながらしっかり暖かく、ジャケットの下に仕込みやすい作りになっています。

TAION(タイオン) クルーネックボタン インナーダウンジャケット
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表地には撥水加工が施されていて、水をはじき汚れも付きにくい仕様です。収納袋が付属しているので、日中はバッグに入れておき、朝夕の冷え込みが気になるタイミングでジャケットの下に一枚足すといった使い方ができます。

カラーバリエーションとサイズ展開が豊富で、ベストタイプも用意されています。防寒重視ならクルーネックジャケットタイプ、動きやすさや着ぶくれを抑えたいならベストタイプなど、使っているジャケットや走る季節に合わせて選べます。

真冬の底冷え対策に|桐灰カイロ マグマ

冬ツーリングでは、どれだけ重ね着してもじわじわ冷えてきます。そこで頼りになるのが「桐灰カイロ マグマ」シリーズです。

桐灰カイロ 貼るマグマ 10個入
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貼るタイプの桐灰カイロ マグマは、開封してから高温域まで立ち上がるのが早く、寒い場所でも冷めにくいのが特徴です。平均約55℃の発熱が約6時間続き、25℃の低温環境下でも約8時間持続するとされています。

お腹や腰、ひざの上などに衣服越しで貼っておくと、体をしっかり温めてくれます。使用時は必ず肌に直接貼らず、同じ場所に長時間当て続けないよう、低温やけどに注意しましょう。

チナミニ仙人
チナミニ仙人

ちなみに、心臓付近にカイロを貼ってはならんぞ!負担がかかって、めまいや吐き気などの症状が出ることがある。カイロを貼るなら、次の場所がおすすめじゃ!

  • おへそから指2本下がったところにあるツボ「気海(きかい)」
  • おへそのちょうど反対側の腰にあるツボ「命門(めいもん)」

走行中は手やひざ、足先など体の先端から冷えてきます。足先には「桐灰カイロ めっちゃ温かい!マグマ くつ下に貼る」を仕込んでおくと、長時間の走行でも冷え方がだいぶ変わります。

桐灰カイロ めっちゃ温かい!マグマ くつ下に貼る
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夏グローブでも快適|ハンドルカバー

冬なのに夏グローブでも快適なハンドルカバー

冬用グローブを使っていても、長時間の走行では指先から冷えが広がります。グリップヒーターを付けても、風を受け続ける甲側は冷えやすく、気温が1桁台になると限界を感じる場面が出てきます。

ハンドルカバーを装着すると、走行風を大きく遮れるため、夏用グローブでも快適に走れるほど手元の環境が変わります。見た目が良いとはいいにくい装備ですが、効果は絶大です。

グリップヒーターとの併用も相性が良く、こたつのような暖かさになります。手のかじかみはライディングにも影響するため、快適さと安全性を優先したいライダーには、ハンドルカバーが心強い防寒対策です。

ハンドルカバーが快適過ぎて、気温が下がる季節には、ハンドルカバーは標準装備になっています。スポーツスターには、見た目が良く、カラーともマッチしたデニムタイプのハンドルカバーを使用。

INFIMO ( 大阪繊維資材 )  デニムタイプ ネオプレーン バイク用ハンドルカバー 防水・防寒仕様
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NUDA900Rにはハンドガード、ナックルガード装備車に対応した「ZETA CW ハンドウォーマー」を選びました。ハンドル回りのスイッチを丸ごと覆うタイプで、開口部が広く操作性も良好です。そして、上部にはカイロ用のポケット付きになっています。

ZETA CW ハンドウォーマー
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どこでもホッと一息|保温水筒

冬ツーリングでは、温かい飲み物で体の中から温める工夫も効果的です。コンビニや自動販売機でホットドリンクを買う方法もありますが、休憩のたびに購入すると出費がかさみ、飲み切れずに冷めてしまうこともあります。

保温性の高い水筒を用意しておけば、自宅で淹れたお気に入りのコーヒーやお茶、スープなどをいつでも温かい状態で少しずつ飲めます

ツーリング中に水筒が空になった場合も、購入したホットドリンクを移し替えれば、保温しながら持ち運べます。缶やペットボトルはその場で処分できるため、荷物やゴミが増えにくい点もメリットです。

STANLEY(スタンレー)  トランジットフリップマグ0.47L
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予算大だけど効果は絶大|電熱ウェア

電熱ウェアは、冬ツーリング向け防寒装備の中でも、体をしっかり温められる頼もしいアイテムです。一方で、バッテリー残量の管理や電源の確保が必要になるため、導入前に運用方法を考えておくと安心です。

電熱グローブや電熱インナーを使う予定があるなら、ハンドルまわりへのUSB電源取り付けも同時に行うと使い勝手が良くなります。USB電源の選び方については<ロングツーリングも安心!スマホホルダーとUSB電源のススメ。>で詳しくご紹介しています。

おすすめの電熱ウェアが、ヒートマスターLTシリーズです。価格帯は高めですが、発熱性能と作りの良さに加え、アフターサービスの安心感が大きな強みになっています。

Heat Master(ヒートマスター) ヒートマスターLTシリーズ
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保証期間は3年に設定されており、期間内であれば無償交換に対応しています。前モデルの保証期間は1年だったため、サポート面は大幅に強化された印象です。

保証期間を過ぎた場合でも、定価の50%で有償交換を受け付けているため、長く使う前提の電熱ウェアとして選びやすい条件といえます。

電熱ウェアは初期費用こそ大きくなりますが、適切な電源確保とサポート体制が整ったモデルを選べば、真冬のツーリングでも安心して使える防寒装備として活躍します。

正しい重ね着と防寒アイテムで冬ツーリングを満喫しよう!

冬のツーリングを安全で快適に楽しむために、防寒対策が大切です走り方やルート設定など気を配るポイントは多いですが、まずは体を冷やさない装備づくりから整えていきましょう

冬の澄んだ空気と、なぜかちょっと切ない景色は、今しか楽しむことができません。レイヤリングや防寒アイテムを活用して自分に合った装備を整え、冬のツーリングシーズンを思い切り楽しんでください。

ではまた!


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