- オシャレなバイクシューズを探している
- ガエルネが気になる
- ボヤージャーとGロームの違いは?
バイク用のフットウェア(靴)選びには「デザイン」「愛車と似あう」「使用用途」「機能」「コスパ」のバランスを考えることがポイントです。私の場合、カジュアルでバイク乗りっぽくない服装が好きなので、気づけばバイクシューズばかり選んで履いてきました。そんな私が「ガエルネ ボヤージャーCDG」のレビューをします!
先に結論をお伝えすると、この商品は買いです。
ガエルネ ボヤージャーCDGが廃版になり、後継モデル「Gローム ゴアテックス」が発売されました!デザインや性能はほぼ同じですが、気になるところがブラッシュアップされています!詳細は後ほどご紹介します。
私のバイクシューズ遍歴
バイクシューズはブーツと比べて脱ぎ履きがしやすく、街中を歩いていてもバイク乗りっぽくなく悪目立ちしないところが好き。バイクシューズと出会ってから、10年以上途絶えることなく所有してきました。本題の前に、今まで使用してきたシューズを簡単にレビューします。
●VANS|クラシック スリッポン 6,600円
教習所に通うためにとりあえず普段履きの靴を使用。そのままツーリングでも使用していましたが、つま先や靴底が薄くて足が痛い。靴もすぐにボロボロになってしまいました。やっぱりバイク用が良いですね。
●DAINEZE|STREET BIKER D-WP SHOES 27,500円
当時、バイクシューズの選択肢がこれしかなかったので購入。とはいえ、デザインは文句なしでカッコよかったです。防水でくるぶしにはプロテクター、かかとに反射板がさりげなく入っていて安全性も高い。高額だと感じましたが4年ほど履けたのでコスパはよかったです。
●FALCO ?|10,000円弱
某海外ネットショップで見つけましたが、調べても情報がなかったものの勢いで購入。現物を確認するとイメージと違っていた。情報が少ない商品は怖いなーと実感。
●SCOYCO|ライディングシューズ 14,850円
価格が安く、見た目もよかったので購入。靴ひもの蛍光色が気になったので即交換。脱ぎ履きに便利なファスナーは内側にあってゴロゴロするし、バイクに当たるのでちょっと気になる。素材のせいかグレーは黒ずみ汚れが目立つのでブラックのほうが良いかも。
バイクシューズ遍歴は以上です。ここまでで一番良かったのはDAINEZE。デザインも質感もよく、丈夫で長く使用できて大満足。ただ、再購入しようと調べてみたところ、ストリート系からスポーツ寄りにモデルチェンジしていますした。好みとは違ったので、前から気になっている「GAERNE(ガエルネ)ボヤージャーCDG」を購入することになったのです。
GAERNE(ガエルネ) ボヤージャーCDGを買ったよ!
記事内は「GAERNE(ガエルネ) ボヤージャー」をレビューしていますが、現行モデル「GAERNE(ガエルネ) Gローム ゴアテックス」との共通点は多いです。忖度なくレビューしているので、Gローム購入の参考にしてください。
お得に購入できるショップを探しましたが、どのサイトを見ても29,700円(2023.7.6現在)でした。ちょうどキャンペーンを開催していた楽天で購入しています。
3日ほどで到着!さっそく、中から出してみましょう。
カラーはブラックです。中にはバイクシューズ本体と説明書、EUの品質証明書とガエルネのステッカーなどがシューズに樹脂製バンドで留められています。あとは日本代理店の正規品証明書。高額商品を買ったって感じでテンションが上がります!
ガエルネとは
ガエルネは創業1962年のイタリアにあるフットウェアメーカーです。創業当初は登山靴を製造していましたが、バイクにドはまりした息子のためにモトクロスブーツを作ったのが始まりです。オフロード業界では特に有名なブランドで、ほとんどのモデルが自社で職人が手作りしています。
高額な商品が多いですが、製品からは品質へのこだわりの強さを感じます。
ボヤージャーのラインナップ
ボヤージャーには色違いのグレーとGORE-TEX非搭載のオイルドブラウンがあります。グレーは黒に比べカジュアルさが強く、ヌバックとスウェードで色が違うのがオシャレ。
オイルドブラウンはオイル加工された本革を使用していて風合いが良い感じです。GORE-TEX搭載ならよかったんですけどね。
レビュー始めます。
高級感があっていい感じ。でもつま先大丈夫?
ぱっと見でもわかる高級感。外装は全て本革で、ベースは高級素材のヌバック。つま先やかかと、ベロの一部はスウェード。切り替えがオシャレすぎる!使用されている革はどちらも起毛革で、ヌバックはしっとりしていて手触りの良さが特徴です。
スウェードは毛足が長く独特なツヤがありつつ、悪目立ちせずいいアクセントになっています。
各所に内蔵されたプロテクターとさりげない”G”のロゴ
バイクシューズ向けのEC規格を取得していて、くるぶし・かかと部分にプロテクター、つま先にはカップ型のガードが入っています。プロテクターはカッチカチではないですが十分な強度。つま先やソールもしっかりしていて安心感があります。
ベロ部分の輪っかとファスナーの下部にさりげなくGAERNEのロゴマークがついています。パッと見は金属のようですが、どちらも樹脂をエンボス加工したものです。
快適素材のGORE-TEXとYKK製防水ファスナー
防水·防風·透湿性の高いGORE-TEXの内装、世界に誇る日本メーカーのYKK防水ファスナーで突然の雨でも大丈夫!
ファスナーの内側には大きなマチがあるので、もしファスナーから水が入っても中が浸水することはありません。実際に雨の中を走行しましたが、靴下が濡れることはありませんでした。
ソールは黒くてカッコいい
ソールは全体が黒い2層構造で、トレッドパターンは浅め。雨の日がちょっと心配かも。
GAERNE(ガエルネ) ボヤージャーCDGを実際に履いてみた
購入から1年経過し、日帰りツーリングや長期ツーリング、観光などで30回と、ちょっとしたお出かけでも履いています。特にへたりはなく、これからも愛用できそうです。
購入直後は革製のためか硬く窮屈に感じ、サイズ間違えたかな?と思いましたが、次第に柔らかくなって、吸い付くようにジャストフィット!プロテクターなどが入っているので重量は片足で600gあります。ちょっと重いですが慣れると気にならないです。
私の足は幅広・甲高でCONVERSを履くのがしんどいタイプの人間ですが、このボヤージャーは問題なく履けました。むしろぴったりと足に吸い付き心地いいです!
つま先とソールが適度に硬いので、シフト操作がしやすく足は痛くなりません。ただ、つま先部分のスウェードは毛が寝て白っぽくなりました。ブラシでケアすれば気にならない程度にきれいになります。少し、気を使うポイントです。
ソールはガシッと地をつかむ感じはなくヌルッとグリップする感じで、始めは不安を覚えました。しかいし、皮むき?が終わればしっかりグリップしてくれます。ただ、黒い表面の層は薄かったようで、使い込むうちに素地の白色がのぞきだします。履いていると見えませんが、かなり残念ポイントです。。。
街歩きで使用しましたが、雨の日でもまったく滑りませんでした。トレッドパターンの浅くてもグリップするのはゴムが良いからしょうか。脱ぎ履きで気になるのは、防水ファスナーの開閉が固いことです。防水性能のためには仕方ないのかもしれませんが、ファスナーの取っ手が引きちぎれそうで気を使います。
私が購入を決めた一番のポイントはファスナーの位置。外側にあるのでバイクに傷がつかないのはもちろんですが、くるぶしグリップがしやすい。さすがガエルネ!
後継モデル「Gローム ゴアテックス」が新発売!
2024年8月、ボヤージャーが惜しまれつつ廃版となり、後継モデルの「Gローム ゴアテックス」が発売されました。見た目のデザインはほぼ同じですが、ボヤージャーで気になったポイントは改良され、さらに洗練されたバイクシューズに生まれ変わりました!
価格は29,000円(税抜き)でカラーはブラックとグレーの2色。それでは、ボヤージャーからの変更点を見ていきましょう。
スウェード生地だったつま先部分がヌバックレザーに変更になったので、シフト操作で表面が白くなりにくくなりました。ジッパーの上部に、革製のカバーが追加されました。ジッパーの保護を目的としていますが、カバーがデザインとしてアクセントになっています。
一番の変更点はソール部分で、カッコいいものの使用感が出るブラックカラーからホワイトに変更されています。また、グリップ力も向上したので、前モデルのヌルッとグリップ感がなくなっています。今、ボヤージャーとGロームが選べるなら、間違いなくGロームを購入します!
ガエルネ ボヤージャー・Gロームの購入と使用時の注意点
ガエルネ Gロームの購入を検討している人に向けて注意点をまとめました。購入する前に一読しておくことをオススメします!
ガエルネ ボヤージャー・Gロームの購入時の注意点
あくまでツーリング用
ボヤージャーとGロームはバイクの操作性と街歩きの両立を狙った商品です。全体にがっちりしたプロテクションが欲しい場合や、サーキットや林道などの激しい運動には不向きなので専用のブーツを準備しましょう。
サイズ設定が特殊
ボヤージャーとGロームのサイズ設定は特殊で一般的なシューズのサイズと異なります。適合表を作成したので間違いのないように購入しましょう。
普段のシューズサイズ | ボヤージャーのサイズ |
23.0cm | 24.0cm |
23.5cm | 24.5cm |
24.0cm | 24.5cm |
24.5cm | 25.0cm |
25.0cm | 25.5cm |
25.5cm | 26.0cm |
26.0cm | 26.0cm |
26.5cm | 26.5cm |
27.0cm | 27.0cm |
27.5cm | 27.5cm |
28.0cm | 28.0cm |
28.5cm | 28.0cm |
29.0cm | 28.5cm |
29.5cm | 29.0cm |
ちなみに私は普段のサイズは26.5cmでボヤージャーも26.5cmを履いていますがジャストサイズです。
ガエルネ ボヤージャー・Gロームの使用時の注意点
ファスナーの操作はしっかりと足をつけて操作する
防水ファスナーを採用しているので開閉が固く、足を上げたまま開閉すると負荷がかかり故障の原因になります。実際に操作するときは、ファスナーの取っ手だけちぎれそうで不安になります。足をしっかりと地面につけ、力任せにせずゆっくり開閉したほうが良いです。
1年以上履いていますが、今のところファスナーの取っ手は無事です。
革靴はシミや傷ができる
革靴なので経年変化がすすみ味が出てきますが、傷やシミは気になる人は気になるもの。特に大きなシミは嫌ですよね。ずっときれいに使いたい場合は使用前に防水スプレーをかけてあげてください。
自然な変化を楽しむ場合はメンテナンス用に馬毛ブラシを準備しておくとよいです。ゴミやホコリを取り除いたり、寝た毛並みを起こすので傷が目立たなくなり、手触りもよくなります。ペットへのブラッシングみたいな感じ。
薄いシミもブラッシングで目立たなくなります。濃いシミは紙ヤスリで擦るそうですが、私は経験がないので靴屋さんに持って行くと思います。
ちなみにヌバックやスウェードのお手入れにクリームは厳禁!起毛が固まってしまうからオイルスプレーを使うのじゃ。つまり、普段使っているブラシがあっても使いまわしは控えた方がいいということじゃな。ブラシは別で準備するのじゃぞー。
気になるところはGロームが解決してくれた!買って損しないバイクシューズ
デザインを優先したためか、つま先のスウェード生地とソールの黒い層は味というより、使用感が悪く出てしまいました。どちらもGロームで改善されたので、とても羨ましいです。
シューズの重さが600gと重めですが、以前に履いていたダイネーゼも700gと重かったので、安全性を考えると仕方がないようです。私はツーリング先でよく街歩きをしますが、慣れたためか重さは気になりません。ただ、値が張るのがちょっと、ね。
ということで、おすすめできるか客観的に総評すると・・・
価格は高いが「吸い付くような履き心地」「他に見ないデザイン」「操作のしやすさ」で間違いなくオススメのアイテムです!良いアイテムはテンションも上がるのでぜひ、購入を検討してみてください。
ではまた!
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