- 淡路島ツーリングに興味がある
- アワイチはちょっと飽きた
- 淡路島のツーリングスポットをもっと知りたい
瀬戸内海に浮かぶ離島『淡路島』は、関西で人気のツーリングスポットです。四国へ渡るためにショートカットすることも多いですが、淡路島ならではのツーリングスポットや絶品グルメがたくさんあります。
そこでこの記事では、淡路島ツーリングの魅力とオススメツーリングスポットをご紹介します。アワイチに興味があるライダーさんも、淡路島の穴場スポットや格安キャンプ場を知りたいライダーさんも必見です。
淡路島でツーリングがしたくなる魅力5選
淡路島がツーリングスポットとして人気な理由は、コンパクトな島に魅力がギュッと詰まっていることです。日帰りツーリングはもちろん、じっくり各地を巡るツーリングも楽しめます。そんな淡路島がライダーをひきつける5つの魅力はこちら!
それぞれの魅力について、詳しく解説します。
離島なのに気軽に渡れる
125ccを超えるバイクなら橋を使って気軽に渡れます。近畿地方からは明石海峡大橋、四国地方からは大鳴門橋(おおなるときょう)を使うことで簡単に上陸が可能です。ただし、どちらも高速道路なので125cc以下のバイクは利用できません。
125cc以下のバイクや自転車なら、兵庫県の明石港と淡路島の岩屋港を結ぶ淡路ジェノバラインを使えば13分ほどで渡島できます。
ちなみに淡路島へはETCを使うと約800円で渡れるぞ!
フェリーも片道1050円とリーズナブルなのじゃ。
1周150kmのアワイチが楽しめる
ライダーに人気のツーリング、淡路島を1周するアワイチが楽しめます。アワイチは達成感を感じられ、きれいな景色を眺めながらゆるーく走れる、初心者にも挑戦しやすいツーリングです。全長150kmほどのちょうどいい距離で、ライダーはもちろん、サイクリストも魅了しています。
全国各地の◯◯イチを探し、難易度を設定してみました。
絶品グルメがたくさん
淡路島は地元ならではの特産品が豊富にあります。鯛やタマネギ、淡路牛など海や山の幸が選びたい放題です!特産品を使ったご当地グルメも多くあるので、ツーリングの目的になるお店選びに事欠きません。
島内の道の駅でも、さまざまなご当地グルメが食べられるので、胃袋がいくつあっても足らない!
離島らしい非日常が味わえる
淡路島では離島らしい雰囲気が味わえます。レトロな漁師町やオシャレなリゾートなど、日常では見かけない離島ならではの景色が広がっています。中でも、淡路島の西海岸はオシャレなカフェやレストランが立ち並び、まるで海外のようだと話題です。
淡路島は豊かな自然と穏やかな気候も魅力的です。自然が多く残っているので、夏は都会よりも涼しく過ごせます。年間を通じて温暖で雨が少なく、太陽に恵まれています。淡路島なら季節を問わず、非日常的な体験ができるのです。
国生み神話がおもしろい
淡路島には、日本の始まりの地とされる「国生み神話」が残っています。神話ではその昔、イザナギとイザナミの二神が最初に生んだ島が淡路島で、続いて四国や本州、九州などの島々が誕生したといわれています。
ちなみに最初に生んだ島には諸説あって、淡路島にある絵島や沼島、おのころ島神社だという話もある。
ほかにも兵庫県の家島や和歌山県の友ヶ島、福岡県の沖ノ島も候補にあがっておるのじゃ。
淡路島は、国生み神話にまつわる場所が多くあるので、神話を巡るツーリングもロマンがあってオススメです。
淡路島一周『アワイチ』で注意すること
初心者ライダーにもオススメしたいアワイチですが、いくつか気をつけて欲しいポイントがあります。アワイチは海を近くに感じながら走るのが醍醐味なので、ルートは時計回りが基本です。以下のポイントも注意すれば、淡路島ツーリングは大成功間違いなしです。
島の内陸部はとんでもない道が多い
アワイチの一般的なルートは走りやすいですが、島の内陸部の道は険しいことが多いです。思いつきで道を選ぶと、バイクでも走行が困難な場合があります。市街地の渋滞回避や経由地へ向かうなど、アワイチのルートから外れるときは注意してください。
アワイチに慣れてくると、知らない道を求めて冒険したくなるのがライダーの習性です。内陸部の道を使う際は、ネット情報やGoogleストリートビューを活用しましょう。
気付かずにショートカットしてしまう場所がある
道なりに進むと、気持ちのいい道をショートカットしてしまうかもしれません。事前にナビを設定するか、地図で予習しておくと良いでしょう。特に淡路島の南部にある洲本市では、気持ちいい道を気づかずショートカットしがちです。
交差点の「炬口北(たけのくちきた)」は要注意。右側の国道28号線を直進せず左折して県道78号線に入るのが正解です。「洲本温泉」の看板を目印にするか、ナビの目的地を「生石公園」や「淡路モンキーセンター」に設定すると良いでしょう。
ガソリンスタンドや飲食店が無い区間がある
アワイチでは、ガソリンスタンドや飲食店が無い区間があります。給油ランプを点灯させながらの走行は避けた方が無難です。淡路島全体で見てもセルフスタンドは少ないので、有人スタンドも積極的に利用しましょう。
淡路島北部からアワイチをスタートさせると、順調に走れば昼頃に南西部へ到達します。ただ、南西部は飲食店が選べるほど多くありません。絶景ロードの南淡路水仙ラインに入るまでに食事を済ませるか、軽く食べて空腹を紛らわすのがオススメです。
ヘアピンが続く道がある
アワイチで通過する南淡路水仙ラインは、一部1~1.5車線でヘアピンが多い山道になっています。山道の終盤は急勾配でヘアピンが連続する、初心者にはつらい区間です。慣れないうちは、ゆっくりのんびり走りましょう。ヘアピンが不安な場合は、国道28号線を直進してしまうのもアリです。
福良方面から南淡路水仙ラインに向かうことで、走りづらい山道をショートカットできます。気持ちのいい道を駆け抜け、最終ヘアピンの広いスペースで折り返すことで、絶景を2度も楽しめます。
1周するだけじゃもったいない!オススメグルメ&スポット
淡路島の定番スポットや穴場スポット、おいしいグルメを一挙にご紹介します。すべてのスポットをマップにまとめたので、良ければ活用してください。次のツーリングの目的地は淡路島で決まり!
淡路島の玄関口『淡路ハイウェイオアシス』
近畿地方から淡路島に渡島するなら、淡路サービスエリア(下り)は寄るべき場所です。写真映えする大観覧車や、明石海峡大橋と対岸の神戸の景観を眺められる展望スペースがあります。淡路島では唯一のスターバックスコーヒーとミスタードーナツもある人気のサービスエリアです。
早朝なら駐車場も埋まっていないので、大観覧車と愛車の写真は撮り放題!
アワイチの安全祈願は『淡路島オートバイ神社』
淡路島をツーリングするなら立ち寄りたいのが、淡路島オートバイ神社。神社と名前についていますが、宗教的な目的ではなく、ツーリング拠点として地域活性化を目指して設置されています。堅いしきたりは気にせず、とりあえず安全祈願で立ち寄るといいフランクな場所です。
境内には、少し悲しい龍の伝説が残る「安乎岩戸信龍(あいがいわどしんりゅう)神社」があります。道路を挟んだ向かいにはフォトスポットが豊富なお芋屋さん「しみず」もあります。淡路島オートバイ神社は、神社や仏閣に抵抗があるライダーさんも立ち寄りやすい敷居の低さが魅力です。
淡路モンキーパーク周辺は要注意!
南淡路水仙ラインにある淡路モンキーパーク周辺は要注意!アワイチでは唯一のワインディングロードで、景色もすばらしい区間ですが、もっとも気が抜けない区間です。
南淡路水仙ラインの前半は急勾配とヘアピンが連続する山道で、初心者ライダーにはつらい区間が続きます。山道を抜けると、景色が開けて海が望める絶景が楽しめます。緊張感が解かれ、ついスピードを上げがちですが、おサルさんが平気で道路を横断するので油断は大敵です。
また、休憩もそこそこで順調に走っていると、ちょうどお腹が空くポイントでもあります。お腹が空いて力がでない!そんなときは、淡路モンキーパーク横の「ちゃりこ」がオススメです。淡路島カレーや釜揚げしらす丼、地ダコの天ぷら定食など、ご当地グルメが食べられます。
淡路島北部のオススメスポット
淡路島の北部では、大海を望む絶景と歴史や日本神話に触れられます。ワインディングロードは少なめですが、バイクを降りて散策したいスポットがたくさんあるのが魅力です。
淡路島南東部のオススメスポット
淡路島の南西部は、アメリカの西海岸のような雰囲気がありつつ、日本らしい景色もしっかり残っています。気持ちのいい快走路が多く、立ち寄りスポットも豊富です。
淡路島南西部のオススメスポット
淡路島の南東部は、島随一のワインディングロードと、バイクが映えるフォトスポットがたくさんあります。オシャレさは控えめですが、自然を感じるツーリングに向いています。
淡路島の格安穴場キャンプ場
淡路島は高規格で高額なキャンプ場が多いです。しかし『吹上浜キャンプ場』は、淡路島の中でも利用料が安く、2泊以降は半額になります。開催期間は4月末~9月末のみで短いですが、立地が良くゴミ捨て可能で無料温水シャワーもあるオススメのキャンプ場です。
淡路島は何度も訪れたくなる魅力がぎっしり詰まっている
淡路島は海岸線をなぞるアワイチのほか、内陸部にも魅力的なスポットがたくさんあります。アワイチルートを外れ、少し冒険するようなツーリングもオススメです。絶景や史跡巡りをすることで、淡路島の懐の深さを感じられます。
ご当地グルメも、定番ルートから外れたお店を選んでみると、おもしろい発見があるかもしれません。まずは、アワイチで淡路島に慣れ、次はディープな淡路島を堪能してみてください。ただ、バイクでも走行が困難な道もあるので、無理をしないことが肝心です。
この記事が淡路島ツーリングの新しい扉を開くきっかけになれば嬉しいです。
ではまた!
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