【バイク乗りが解説】Aioon電動バイクの特徴と注意点｜置き場所・防犯・原付登録手続きまで完全ガイド

電動バイクが注目を集めていますが「置き場所がない」「航続距離が不安」「価格が高い」といった悩みから、一歩踏み出せない方も少なくありません。

そこでおすすめしたいのが、軽さ・折りたたみ性能・コスパに優れた電動原付バイク「Aioon（アイオーン）」です。重量16.5kgと驚くほど軽量で折りたためるため、自宅やオフィスにそのまま持ち込めます。

私は、普段からツーリングを楽しむバイク乗りですが、このAioonを知ったときに、セカンドバイクとしての可能性を感じました。

実際に、短距離の通勤や買い物に取り入れているユーザーからは「エレベーターで邪魔にならない」「近所の移動が快適になった」「車に積みっぱなしにしやすい」など、実用的な声が寄せられています。

Aioonを生活に取り入れることで、日常の移動がぐっと手軽で楽しくなるでしょう。

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Aioon(アイオーン)電動バイクの特徴

AioonはRIDE ONが販売する、日本人のライフスタイルに合わせて設計された、新時代のコンパクト電動バイクです。大手電動モビリティメーカーTAIZHOUとの共同開発によって生まれたこのモデルは、持ち上げるだけで折りたためるシンプルさと軽快さが魅力。

重量わずか16.5kgと電動原付としては破格に軽く、電車やバスにもそのまま持ち込める気軽さがあります。走行性能も必要十分で、原付一種として道交法上もクリアされており、都市部での短距離移動にぴったりです。

軽量設計にくわえ、バッテリーは36V・7.6Ahと程よい容量で、一回の充電コストも抑えめ。耐久性も信頼でき、折りたたみ試験やバッテリー寿命500サイクル以上がクリアされています。

スペック・サイズ

Aioonの基本情報と走行性能、購入関連の情報は、以下のとおりです。

基本情報
車名・型式	Aioon（アイオーン）
サイズ	展開サイズ：全長 1,100 × 全幅 530 × 全高 1,070 mm 折畳みサイズ：全長 400 × 全幅 260 × 全高 1,060 mm
軸間距離	約850mm（参考値）
総重量	16.5kg
シート高	-約720mm（参考値）
タイヤサイズ	8インチ
カラー	ブラック、ホワイト、レッド

走行性能
モーター出力	0.36kW（360W）
バッテリー仕様	リチウムイオンバッテリー 7.6Ah / 36V
最高速度	25km/h
登坂性能	8～20度
航続可能距離	30km
充電時間	4.5時間
耐荷重	110kg

購入関連・安全
安全規格	PSEマーク取得済
耐久試験	耐荷重100kgを50,000回の耐久検査をクリア
付属品	ACアダプター / キー×2 / 工具セット / 取扱説明書・保証書
保証内容	6か月保証：モーター / ハンドル / サイドミラー / ナンバー灯 1年間保証：本体 / バッテリー / ACアダプター / キー
車両価格	158,000円～（税込）

折りたたみ機構とサイズ感

Aioonの特徴は3秒で折りたためる機構にあります。軽量でコンパクトになるため、玄関や室内に収納しやすく、車のトランクルームに積み込むことも可能です。

折りたたむとスリムなスーツケースほどのサイズになり、エレベーターや屋内に持ち込む際も、場所を取りません。持ち上げられる重量なので、自宅で駐輪場を確保できない人にも選択肢が広がります。

日常的に折りたたむ場面が多い場合でも、Aioonは操作が簡単で、ストレスなく扱えます。保管場所を柔軟に選べることは、Aioonの大きな強みの一つです。

カラーバリエーションとデザインの特徴

Aioonはレッド、ブラック、ホワイトの3色展開で、シンプルかつモダンなデザインが印象的。外観は無駄のないミニマルなスタイルで、街中でも違和感なく使えるのが魅力です。

従来の電動モビリティに比べ、スタイリッシュさが際立っていて、所有感を満たしてくれます。計量設計と折りたたみ機構を持ちながら、全体的な強度が高く、日本車両検査協会による疲労試験にも合格済みです。

Aioonは、安全性とデザイン性を兼ね備えた電動バイクとして安心して選べます。

Aioonの法的区分と必要な手続き

Aioonは原付1種に区分されるため、公道を走行するには法律上の手続きが必須です。購入後にそのまま使用できるわけではなく、ナンバーの取得と自賠責保険への加入が必要になり、軽自動車税の納付も発生します。

ここでは、Aioonの乗り出しで必要になる手続きについて解説します。

なお、Aioonに乗る際には道路交通法上のルールも理解しておくことが重要です。歩道の走行可否や免許の要否、ヘルメットの着用義務については、こちらの＜歩道走行・免許・ヘルメット完全ガイド＞で詳しく解説しています。

ナンバーの取得と手順

原付バイクのナンバーはお住いの役所で簡単に取得できます。ナンバーの取得に必要になるものは、以下のとおりです。

• 販売証明書：販売店が発行
• 本人確認書類：免許証またはマイナンバーカード
• ハンコ：シャチハタ以外の認印

大阪市は市税事務所、それ以外の地域は基本的に区役所や町村役場の税務関連課が窓口になっています。手続き自体は1時間以内で完了することがほとんどです。原付のナンバーは、以下の流れで取得できます。

手続きが完了すると即日で交付され、無料でナンバープレートが取得できます。代理人が行う場合は、委任状や代理人の本人確認書類が必要です。

自賠責保険の加入

Aioonを公道で利用するには、自賠責保険へ加入しなければなりません。これは法律で義務付けられており、未加入のまま走行すると罰則の対象となります。

自賠責保険に加入し、自賠責ステッカーをナンバープレートの左上に貼り付けましょう。自賠責保険の加入手続きで必要になるものは、以下のとおりです。

• 標識交付証明書：役所から交付される書類
• ナンバープレートの番号
• 車体番号：椅子の下のフレームの裏に記載
• 本人確認書類：免許証またはマイナンバーカード

自賠責保険への加入は保険会社の支店や代理店のほか、コンビニや郵便局、オンラインでも申し込めます。ナンバーの取得と同じく、即日で加入が可能ですが、一部の代理店では自賠責ステッカーが後日発送になるため、注意が必要です。

ただし、自賠責保険で補償されるのは相手への対人賠償のみで、物損や自分の治療費は対象外です。そのため、多くの利用者は任意保険(バイク保険)に加入して、補償範囲を広げています。

任意保険は、同じ補償内容でも会社によって保険料や条件が異なります。そのため、複数社の見積もりを比べて検討することが大切です。一括で見積もりを確認できるサービスを活用すれば、効率的に自分に合った保険を選べます。

軽自動車税の支払い

Aioonは原付バイクと同じ扱いになるため、毎年2,000円の軽自動車税を支払う必要があります。軽自動車税は、4月1日時点での所有者に課税され、5月上旬から中旬にかけて市区町村から納税通知書が郵送されます。

維持費は安価ですが、毎年の固定費として発生するため、購入前に把握しておくと安心です。

Aioonの置き場所と駐輪の現実

Aioonはコンパクトで扱いやすい一方、実際に使う際には駐輪場所の確保が大きな課題です。購入後に置き場所で困らないよう、利用環境をあらかじめ確認しておきましょう。

駐輪場は駐車禁止

Aioonは原付扱いのため、自転車専用の駐輪場には停められません。駅前やスーパーの駐輪場は利用できないことが多く、歩道や私有地の一角に無断で置いてしまうと、撤去対象になる場合があります。

利用できるのは原付やバイク対応の駐輪スペースですが、都市部では数が限られているため、事前に確認が必要です。マンションやアパートでは駐輪スペースの規約を確認し、原付バイクの駐車が許可されているかを確かめましょう。

とはいえ、Aioonは簡単に折りたためるため、室内やガレージでも保管しやすい設計になっています。一般的な原付バイクのように、常に屋外駐輪場を探す必要がなく、自宅内で管理できる点は大きな安心材料です。

出先での駐車の工夫と注意点

出先でAioonを停める際は、必ず原付対応の駐輪場やコインパーキングを探す必要があります。ただし、台数が少ない地域も多いため、事前に停める場所を把握しておくことが大切です。

短時間の利用であれば、店舗に許可を得て敷地内に置くなどの対応も考えられます。軽量な車体を活かして、店内に持ち込める場合もありますが、常に可能とは限りません。

駐車時には盗難リスクもあるため、防犯対策を組み合わせることが不可欠です。軽さゆえに盗難リスクが高いため、ワイヤーロックや地球ロックといった防犯対策を組み合わせて、しっかり守りましょう。

Aioonの防犯＆いたずら対策

Aioonは軽くて扱いやすい分、持ち運びが簡単にできてしまうため、他のバイクよりも盗難やいたずらの影響を受けやすい面があります。ただし、基本的な防犯対策をきちんと行えば、安心して日常的に利用できます。

基本的な盗難防止の考え方については＜バイク盗難防止の徹底ガイド＞でも詳しく解説していますので、あわせて確認すると安心です。

ここでは、Aioonを安全に守るためのポイントをわかりやすく解説します。

盗難のリスクと防止の基本

Aioonは軽量設計で取り回しがしやすいのが魅力ですが、その分、持ち去られてしまうリスクもゼロではありません。特に、夜間や人通りが少ない場所に停めると、いたずらや盗難の対象になりやすくなります。

防犯の第一歩は、無施錠で置かないことです。鍵をかけるのはもちろん、できるだけ目の届く場所や施錠可能な室内に保管する工夫を取り入れましょう。

おすすめのロック3選（チェーン・ブレード・ワイヤー）

Aioonは軽量なため、そのままでは持ち去られるリスクが高い乗り物です。そこで、実際に効果の高い防犯グッズを組み合わせて使うことで、リスクを避けて安全に利用しましょう。

頑丈さを重視するならチェーンロックが有効です。地面に固定されたポールや柵と一緒にロックする地球ロックを行なえるため、持ち去りを防ぐ抑止力の高さが特徴です。ただし重量があるので、持ち歩きはやや負担になります。

ブレードロックは、　複数のプレートを折りたたんで持ち運べるタイプで、チェーンより軽くコンパクトに収納可能です。強度も十分あり、バックやリュックに入れて持ち歩きやすい点がメリットです。ただし、形状の自由度が低いため、駐輪場所によっては施錠しにくいこともあります。

軽さと取り回しやすさを重視するならワイヤーロックがおすすめです。サブのロックとして使いやすく、コンビニや飲食店など、ちょっとした駐輪時に便利です。ただし切断耐性は低めなので、単独使用ではなく短時間利用や補助的な使い方に向いています。

出先での防犯対策

防犯グッズに加え、ちょっとした工夫も盗難リスクを下げます。まず、人通りの多い明るい場所に駐輪することが基本です。暗い路地や人気のない駐輪場は狙われやすいため避けましょう。

さらに、駐輪中は必ず複数のロックを併用する「ダブルロック」を意識してください。ロックを併用することで、短時間での犯行を防ぎやすくなります。

また、長時間駐輪する場合は、防犯カメラが設置されている場所を選ぶと効果的です。可能であれば、コンビニの近くや商業施設など、人目が多い場所に駐車すると安心感が増します。

出先での防犯対策では、ちょっとした工夫を組み合わせることで、Aioonをより安全に守れます。

Aioonと他モデルの比較

電動モビリティを選ぶ際には、基本性能をしっかり比較することが重要です。ここでは、Aioonをベースにして、人気モデルの「glafit GFR-02」「BLAZE SMART EV」「COSWHEEL MIRAI S」と並べてスペックの比較表を作成しました。

Aioonの強みや、他モデルとの違いを一目で確認できるので、購入検討の参考にしてください。

	RIDE ON Aioon	glafit GFR-02	BLAZE SMART EV	COSWHEEL MIRAI S
車両区分	原付一種	原付一種 自転車(モビチェン)	原付一種	原付一種
全長	1,100mm	1,280mm	1,230mm	1,630mm
全幅	530mm	535mm	600mm	600mm
全高	1,070ｍｍ	1,040mm	1,000mm	1,050mm
重量	16.5kg	19.4kg	20kg	約41kg
折りたたみ	可能  400×260×1,060ｍｍ	可能  750×500×600ｍｍ	可能 660×270×1230ｍｍ	不可
最高速度	25km/h	30km/h	30km/h	約45km/h
巡航距離	30km	34km	30㎞	約30km/h
充電時間	4.5時間	約3.5時間	約3.5時間	約3時間
価格	158,000円（税込）	275,000円～（税込）	239,580円（税込）	198,000円（税込）
詳細情報	サイトを見る	サイトを見る	サイトを見る	サイトを見る

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glafit GFR-02との比較

Aioonは、glafit GFR-02と比較して取り回しやすさに優れています。

Aioonの重量は約16.5kgと軽量で、女性でも簡単に持ち運べるのが特徴。一方、glafit GFR-02は約19.4kgとやや重く、折りたたみサイズも大きめです。価格面でもAioonはリーズナブルで、GFR-02より117,000円も導入コストを抑えられます。

最高速度はAioonが25km/h、GFR-02は30km/hとやや差がありますが、原付バイクの制限速度は20km/ｈのため、日常利用や通勤、買い物には十分な性能を備えています。

総合的に見れば、軽さとコストパフォーマンスを重視する方にはAioonが適した選択肢です。

BLAZE SMART EVとの比較

BLAZE SMART EVと比べた場合、Aioonの強みは軽さと取り回しやすさです。

構造的にかなり近いコンセプトで設計されている両者ですが、BLAZE SMART EVは重量20kgで、Aioonより約3.5kg重いため、持ち運びや折りたたみ後の収納で差が出ます。また、折りたたみサイズもAioonはコンパクトで、BLAZEより省スペースです。

価格面でも、80,000円以上も差があるため、収納性とコストを両立させたい方にはAioonが向いています。

COSWHEEL MIRAI Sとの比較

COSWHEEL MIRAI Sはパワーや最高速度で優れるモデルですが、その分、重量が重く、折りたたみ機能もありません。

一方、Aioonは軽量で、折りたたみも可能なため、収納や持ち運びの利便性で大きな差があります。航続距離は両車とも30km前後で大きな差はないため、都市部の移動や短距離利用が中心であれば、軽量でコンパクトに扱えるAioonの方が実用的といえます。

速度性能よりも利便性とコストを重視する方には、Aioonが適した選択肢です。

Aioonの口コミとオーナーレビュー

実際にAioonを購入・利用したオーナーの口コミやレビューを調べてみました。購入前にチェックして、自分の用途に合うか確認しておきましょう。

軽さ・扱いやすさは正義！

実際の利用者レビューでは「とにかく軽くて取り回しやすい」という声が多く見られます。16.5kgという重量は電動バイクとして破格の軽さであり、女性や年配者でも扱いやすいと高く評価されています。

折りたたみ機構の操作が簡単で、出し入れにストレスが少ない点も好評です。普段の移動が快適になり、車体の存在感が生活に溶け込んでいるというレビューも見受けられます。

駐車場所や航続距離が気になる・・・

一方で不満点として挙げられるのは「停める場所が限られる」「30kmの航続では足りない場合がある」という声です。

駅前や商業施設の駐輪場に停められない不便さは、想定以上にストレスになる人もいます。航続距離についても、往復で20km以上の利用を考えると不安が残るという意見が目立ちます。

駐車場所や巡航距離はAioonだけの課題ではなく、電動バイク全般に共通する弱点です。利用環境が合うかどうかを事前に確認することが、失敗を防ぐポイントです。

Aioonが向いている人

Aioonが向いている人は、以下のとおりです。

• 日常移動が片道数km〜10km台の人
• 車道走行に抵抗がない人
• 自宅や職場に置けるスペースがある人

Aioonは、短距離中心の移動に適したセカンドモビリティを求める人に向いています。日常的に数kmから10km程度の距離を移動する人にとって、最適な選択肢です。

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Aioonで新しい移動スタイルを始めよう

Aioonは 「軽さ」「折りたたみ性能」「コストパフォーマンス」 に優れた、新しいタイプの電動原付です。
重量16.5kgと圧倒的に軽量で、自宅やオフィスに気軽に持ち込めるため、従来の電動バイクが抱えていた「駐輪場所の不便さ」を大きく解消しています。

一方で、駐輪環境や航続距離（30km前後）といった課題は、電動モビリティ全般に共通する部分でもあります。そのため、自分の生活動線や利用シーンに合うかどうかを事前にチェックすることが大切です。

比較表でもわかるように、同じカテゴリの「glafit GFR-02」「BLAZE SMART EV」「COSWHEEL MIRAI S」と比べても、Aioonは軽さと価格の両立で優位に立っています。特に短距離の通勤・買い物・セカンドモビリティ用途にはぴったりです。

これから電動バイクを生活に取り入れたい方は、Aioonで新しい移動スタイルを始めてみましょう。

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ではまた！