- 今のミラーに不満がある
- ハーレーのミラーを交換したい
- 見やすくて振動に強いミラーを教えて!
バイクのミラーは簡単にドレスアップができるパーツです。でも、見た目や価格だけで選んでしまうと、振動でブルブルと震えたり、設計の悪さから後方の視認性が低下したりします。中には、保安基準に適応していないミラーもあり、整備不良になってしまうことも。。。
そこでこの記事では、耐震性と視認性に定評のあるデイトナ ハイビジミラーをレビューします。少しクセのあるハーレーのミラー交換についても解説します。
デイトナ ハイビジミラーなら、豊富なデザインの中から愛車にピッタリなミラーを選ぶことができます。ミラー選びで失敗したくない人にオススメ!
もちろん、ハーレー用もラインナップ!
簡単にドレスアップできるバイクミラーの落とし穴
バイクミラーはちょっとした知識と工具があれば交換ができる、初心者にもオススメのカスタムです。ミラーを交換するだけで、愛車の印象をガラッと変えることができます!価格もピンからキリまであるので、予算に合わせて選ぶことが可能です。でも、あまりにも安いミラーは避けた方がよさそう。
Amazonの格安ミラーは腕が邪魔で見えないしブレる
我が家のXL883RにAmazonの格安ミラーを取り付けて失敗したことがあります。格安ミラーは左右セットで3,000円を切り、形状も気に入ったので購入しました。しかし、取り付けてみるとロッドが短くて、ミラーに映る景色の半分は自分の腕!しかも、エンジンの振動でブルブル震えて視認性が悪すぎる!!
挙句の果てに、塗装がはがれて白地が出てきたので、しぶしぶ純正ミラーに戻す羽目になりました。安物買いの銭失いとはまさにこのこと。バイクミラーは実際に取り付けてみないとわからないことがあるので、レビューや取付例の確認が大事だと痛感しました。
そして、格安ミラーは新保安基準に適合していませんでした。。。
バイクミラーは新保安基準に適合していなければならない
社外品ミラーに交換する際は、新保安基準に適合していないと整備不良になってしまいます。250ccを超えるバイクは車検にも通らないので注意が必要です。新保安基準に適合するミラーのサイズは以下のとおりです。
いろいろややこしい基準を並べましたが、商品に「車検対応」や「新基準適合」などの記載があれば、バイクミラーの新保安基準に適合しています。もちろん、デイトナ ハイビジミラーも新保安基準を満たしています。
ちなみにバイクミラーが整備不良に該当すると、違反点数1点と反則金5~6,000円が科せられてしまうぞ!
デイトナ ハイビジミラー ROUND ハーレーダビッドソン専用を購入
もうバイクミラーで失敗したくないので、耐震性と視認性に定評のあるデイトナ ハイビジミラーを購入しました!我が家のXL883Rはクラシック風にカスタムしているので円形ミラーをチョイス。ミラーは純正と同じ位置に取り付けるため、ハーレー専用品を選んでいます。
ミラーによっては左右で形状が異なる場合がありますが、ハイビジミラー ROUNDは左右共通です。2つ購入しても4,000円ほどとリーズナブルな点もうれしい!見るからに太いロッドに期待が膨らみます。
ハイビジの意味は「視認性が高い」
ハイビジミラーのハイビジとは「High-Visibility(ハイ ビジビリティ)」の略で、純正ミラーよりも視認性が高いことを意味します。純正ミラーと比べて視認性が高い理由は、以下の3つです。
2021年の春にデイトナから発売されたハイビジミラーは、続々とラインナップを増やしています。低い取り付けが可能なバーエンドミラーや耐震性をさらに向上させた旧車向けミラー、純正の雰囲気を崩さない貼り付けタイプミラーが登場しています。
豊富なミラー形状の中から選べるので、愛車にピッタリなミラーが見つかること間違いなし!
スポーツスターのハイビジミラー交換手順と注意点
デイトナ ハイビジミラー ROUNDをXL883Rスポーツスターに取り付けていきましょう。ハーレーは、多くのバイクに採用されている、ねじ込み式のミラーと構造が異なっています。交換作業では取り扱うパーツ数は増えますが、交換手順と注意点さえ守れば作業自体は簡単です。
ハイビジミラーを取り出す時は、ロッドに刺さっているドーナツ状の丸いカラーをなくさないように注意してください。
ミラー交換に必要な工具
今回、デイトナ ハイビジミラー交換に準備した工具はこちら。
メーカーはよくわからないメーカーでなければ、どこでも大丈夫。私はKTCとSIGNETが多めです。ハーレーやBuellなど、アメリカのバイクはインチ工具が必要なところが厄介ですね。
コンビネーションレンチの代わりに、ラチェットとソケット(1/2インチ)でもミラーの交換ができます。ただ、ディープソケットでないとボルトに当たってナットに届きません。ソケットやメガネレンチの形状は6角がオススメです。私は手元にあった12角で作業を行いましたが、舐めかけて焦りました!
ハーレー等、振動が激しいバイクには、ねじロックは必需品。この機会に購入しておきましょう。
ミラーの取り外し
ハーレーのミラーは、レバーホルダー(レバーの付け根のブロック)に刺さっています。裏をのぞき込むと、ボルトに黒いキャップがかぶさっているので外し、コンビネーションレンチでナットを緩めます。
ナットには緩み止めが付いているので緩めにくく、最後まで工具が必要です。ミラーが共回りするので、空いている手でミラーを抑えるとスムーズに取り外せます。
ナットが外れたら、ミラーを引き抜くだけ。レバーホルダーを挟むようにワッシャが使用されています。ナットと緩み止めワッシャ(ジグザグしたワッシャ)は再使用するので無くさないようにしましょう。
ハイビジミラーとハーレー純正ミラーの比較
ハイビジミラーとハーレー純正ミラーのロッドを比較してみましょう。ハーレー純正ミラーのロッドの太さは10mmでハイビジミラーは12mmと、明らかに太さが違っています。ハイビジミラーは見るからに耐震性が高そう。
ロッドの角度はハーレー純正ミラーよりややローで全長も長め。視認性も向上しそうです。
デイトナ ハイビジミラーの取り付け
ハイビジミラーのロッドを取り外した逆の手順で取り付けます。ロッドに付属していたカラーを通し、ネジ山にねじロックを塗布。ねじロックの量はお好みで良いですが、もったいないのでほどほどに。ロッドをレバーホルダーに通し、ワッシャを通してナットを閉めます。ナットは仮固定にとどめ、締めすぎないようにしておくと後の作業が楽です。
締め具合は、手で簡単に動くけど勝手に動かないくらいがベストです。
ハイビジミラーのロッドにミラー本体を仮固定します。ミラー本体をロッドの適当な位置まで差し込んで、六角レンチを使ってイモねじ(虫ねじ)を締めます。この時、ミラー本体が滑り落ちない程度の締め具合にしておくのがミソです。
ミラー本体はイモねじを締め込んで固定するので、ロッドに傷がつくのは避けられません。むやみに傷を増やさないためにも慎重に行いましょう。
もう一方のミラーも同じ手順で交換すると・・・
とりあえず形になりました。丸型ミラーはレトロで良い感じですね!あと少しで完成です。
ミラー位置の調整
バイクにまたがり、ミラーを手で動かして調整します。ハイビジミラーは、ハーレー純正ミラーのようにグリグリ動かないので要注意です。ミラー本体は脱落防止のために、ロッドの先端部から10mm以上離して固定しましょう。
位置が決まったら、ミラー裏のイモねじとレバーホルダー裏のナットを締め込みます。
参考までに、締め付けトルクはミラー裏のイモねじが6~8N·m、レバーホルダー裏のナットが13.5~18.9N·mです。
取り付け後、100km走行したら各部のゆるみをチェックしましょう。念のため、初ツーリングでは工具を持ち出しておくと安心です。
最後にボルトの黒いキャップをはめれば作業は完了です。お疲れさまでした。
デイトナ ハイビジミラーの注意点まとめ
デイトナ ハイビジミラーの取り付けについて、注意点をまとめました。事前に目を通しておくと交換作業をスムーズに進められます。
【レビュー】デイトナ ハイビジミラー ROUNDの視認性チェック
大阪南部の泉大津フェニックスで開催される「WORLD MOTO×カスタムパーツライド2024」に遊びに行ってきました。道中、高速道路も利用しましたが、エンジンのどの回転域でもミラーがブレることはありませんでした!ミラー本体が純正よりも外側に移動したので、後方視界も良好です。
ミラーが純正よりもさらに広角になり、視認性は大きく向上していました。ただ、距離感を掴みにくいので、慣れるまでは注意が必要です。広角ミラーならではの鏡像の歪みは控えめ。歪みのせいで気分が悪くなることはありませんでした。全体的なスタイルもまとまって大満足です!
デイトナ ハイビジミラーのメリットとデメリット
デイトナ ハイビジミラーを、他社のミラーやハーレー純正ミラーと比較し、メリットとデメリットをまとめました。
極太ロッドと広角ミラーでバツグンの視認性を誇りますが、堅牢な作りは好みが分かれそうです。堅牢なおかげでミラーがブレず、快適にツーリングを楽しめます。
また、ハーレー純正ミラーのようにフレキシブルに動きません。私たちはバイクを交換して乗ることがあるので、微調整がほぼできない点は残念ポイント。自分だけが乗るバイクなら、知らない間にミラーが動いているなどの、煩わしさが解消されます。
「保安部品にお金をかけたくないけど良いものを取り付けたい!」と思っているライダーにはオススメできるアイテムです。
デイトナ ハイビジミラーで車検もクリア!カスタムとツーリングを安心して楽しもう
デイトナ ハイビジミラーのレビューとハーレーのミラー交換手順をお届けしました。ハーレー純正ミラーと比較して、ハイビジミラーの視認性はとても良いです。新保安基準に適合しているので、車検前に慌てる必要もありません。
この価格で高品質なミラーが手に入るなんて思いもしなかったので、個人的には大満足です。後方が見づらい、振動が激しすぎるなど、今のミラーに不満があるライダーさんにオススメのアイテムです。ハイビジミラーで、カスタムとツーリングを安心して楽しみましょう!
ではまた!
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